この記事は、セキュリティ ビジネス グループの製品担当バイス プレジデントである Scott Harrell によるブログ「Cisco recognized for security leadership at the 2016 RSA Conference」(2016/3/7)の抄訳です。
Best Security Company と Best Security Organization アワードをシスコが受賞
私はお客様やパートナーと頻繁に話をする機会があるのですが、常に話題になるのは、効果的なセキュリティの実現を妨げる課題についてです。お客様やパートナーが保護する対象は、ますます多様化しているだけでなく、急速に変化し、さらに複雑になっています。一方、攻撃側は世界的な規模で技術革新を続けており、複雑化する環境を巧みに利用しています。こうした状況下で、リソースが限られたセキュリティ チームは、多くの異種のセキュリティ テクノロジーの運用に苦労しています。これらのテクノロジーは、相互運用が考慮されずに設計されているからです。こうしたテクノロジーは、検出や保護など、それぞれの領域では有効なことも多いのですが、さまざまなベクトルから来る最新の脅威を防御するには不十分であることが次第に明らかになっています。
あらゆる組織がこうした問題に日々直面しています。シスコは、ベスト オブ ブリードの製品と、アーキテクチャ主導のアプローチを組み合わせることにより、技術の複雑さと断片化を解消し、卓越した可視性、継続的な制御、そして高度な脅威からの保護を実現しています。
今年の RSA カンファレンスにおける業界の反応を見れば、シスコがさらに成長を続けていること、そして、お客様、パートナー、アナリスト、報道陣のすべてが、セキュリティ分野に必要な変革を大きく推進しているのはシスコだと認識していることがよくわかります。
2016 SC Magazine アワード
SC Magazine は、IT セキュリティ分野をリードする出版物です。RSA カンファレンス期間中に開催される SC Magazine の年間アワード授賞式では、情報セキュリティ業界に対して最も顕著な貢献をした企業が表彰されます。
今年の授賞式でシスコは最高賞を受賞し、Best Security Company に選ばれました。Best Security Company 受賞の条件には、強力な製品ライン、カスタマー ベース、カスタマー サービス/サポート、研究開発、イノベーションなどがあります。今回大きな評価を得られたのは、シスコの脅威に焦点を置いたアプローチと、広範囲に及ぶ充実したセキュリティ ポートフォリオが高く評価されたためだと考えています。
さらに、Cisco Identity Services Engine (ISE)が、Best Network Access Control(NAC))Solution アワードを受賞しました。シスコの ISE を利用することで、ネットワーク全体のすべてのアクセスを一元的に制御し、有線、無線、および VPN によるすべてのアクセスをシンプルにすることができます。ISE は、ネットワーク上のデバイスやユーザを把握し、その情報をさまざまなネットワーク ソリューション間で共有して、適切なユーザに適切なアクセス権を付与することで、脅威の侵入や拡散を防ぐことができます。
第 12 回 Info Security Product Guide 年間 Global Excellence アワード
カンファレンスでは、第 12 回 Info Security Product Guide 年間 Global Excellence アワードの受賞者も発表されました。シスコとシスコの最高セキュリティ & トラスト責任者であるジョン・スチュワートが、Security Organization of the Year に選出されました。プロセス、ポリシー、スタッフ、テクノロジーのすべてに及ぶ、シスコの広範なセキュリティ戦略が評価されたのです。シスコの CISO であるスティーブ・マルティーノは、シスコの卓越した情報セキュリティ プログラムが評価され、People Influencing Information Security のゴールド アワードを獲得しました。このプログラムは、シスコのセキュリティ ベスト プラクティスおよび Cisco Unified Security Metrics を共有するためものです。さらに、シスコ CSO であり、グローバル バリュー チェーン担当のエドナ・コンウェーは、シスコのバリュー チェーン エコシステムを完全な状態で維持し続けたことが評価され、CSO of the Year を受賞しました。エドナの仕事は、バリュー チェーンのライフサイクル全体におけるポリシーに影響を与え、顧客の信頼を確立しました。
今後の方向性
シスコは今年、RSA カンファレンスの 14 のセッションでスピーチしました。セッションのトピックは、クラウド セキュリティから、自動化、暗号化に至るまで多岐にわたりました。シスコの最後を飾ったのは、私の同僚である、VP 兼チーフ アーキテクトのマーティン・ロッシュによる基調講演でした。マーティンは、異種のセキュリティ ソリューションを寄せ集めると複雑になる場合が多いことや、実際のセキュリティに与える影響について注意を促しました。また、セキュリティ運用を自動化し、高度な脅威へ素早く対応できるよう、シスコが力を尽くしていることも述べました。この基調講演では、私たちが置かれている現状、そして業界として目指すべき方向が明確に示されました。ぜひ、この基調講演をこちらからご覧ください。
シスコは、一連の攻撃サイクル全体に対応する製品およびサービスを備えた、業界で最も強力なセキュリティ ポートフォリオを提供しています。これらのソリューションをご利用いただくことにより、お客様は複雑さを軽減して、コア ビジネスに集中できるようになります。この 1 週間で得た評価をはげみに、シスコはこれからもセキュリティ ビジネス グループでのイノベーションに注力していきます。