Cisco Japan Blog

AI エージェントに必要な新たなセキュリティ: シスコ、WideField Security を買収する意向を発表

1 min read



この記事は、Senior Vice President and GM, Splunk, a Cisco company である Kamal Hathi によるブログ「AI Agents Need New Security: Cisco Announces Intent to Acquire WideField Security」( 2026年 6月 18日 )の抄訳です。

 

*2026 7 31 日付の最新情報:シスコによる WideField Security の買収は完了しました。シスコへようこそ。

シスコは、WideField Security Inc. を買収する意向を発表いたします。WideField の技術は Splunk に統合され、Splunk のエージェント型 SOC 機能を強化するために、さまざまなソースから取得したアイデンティティ、セッション、アクティビティのテレメトリの正規化と関連付けに役立てられます。この統合によって Splunk では、Cisco Identity Intelligence からのシグナルなど、人間、人間以外、AI エージェントのアクティビティを横断してコンテキストを組み立てることが可能になります。

AI エージェント、自律的なワークロード、人間以外のアイデンティティは急速に発展しています。さらに、これらはすべてマシンのスピードで稼働しており、新たな種類のセキュリティリスクが生じています。私たちが直面している課題は、不正アクセスだけではありません。承認されたエンティティが間違ったコンテキストで危険なアクションを実行するという課題もあり、これは人間のチームが対応する機会を得る前に深刻な損害を引き起こす可能性があります。しかし企業は、エージェント型 AI の台頭によって生じたセキュリティ上の問題に対応する備えができていなかったのです。

これを解決するために必要なのは、認証済みユーザーや承認済み AI エージェントであってもその不審な振る舞いを検知できる新たなセキュリティアプローチです。このアプローチでは、次の 3 つの相互に関係する課題に対処する必要があります。

  • 明確な運用ガードレールによってエージェントを世界から保護し、攻撃者がエージェントを不正操作またはエクスプロイトできないようにする。
  • 各自の環境で稼働する AI エージェントが既知であり、説明責任を負い、本来のタスクの実行に必要なアクセスと行動のみに制限されるようにすることで、世界をエージェントから保護する。
  • マシンのスピードおよび規模で脅威を検知して対応し、不整合なエージェントや侵害されたエージェントによる運用上およびセキュリティ上の影響を軽減する。

今日のエージェント型 AI 時代におけるアイデンティティは、誰がログインしたのかという点だけでなく、誰または何が、どの権限の下で、どのセッションで、そしてどの程度の影響範囲でアクションを実行したのかという点に焦点を当てています。アイデンティティはもはや、組織が人間のアクティビティと人間以外(AI エージェント、サービスアカウント、ワークロード、自動化のアイデンティティなど)を統制して保護し、これらに対応する方法の基盤となっています。検知した内容は証拠に裏付けられた判断へとつなげられるべきであり、それによってセキュリティチームは必要に応じて人間による承認を交えながら、迅速なトリアージ、確実な調査、安全な対応を行えるようになります。

自律的な対応が可能なエージェント型セキュリティ運用を実現するには、決定論的なデータパイプラインを運用することが非常に重要です。こうしたパイプラインは、エンドポイント、アイデンティティシステム、ネットワーク、クラウドのテレメトリを、AI での利用に最適な形式で関連付けます。

WideField の技術を統合することで、このテレメトリを AI 主導セキュリティのワークフローと推論に大規模に活用できるようになります。Cisco Identity Intelligence など、幅広いソースから取得したアイデンティティのテレメトリとインテリジェンスを活用することで、Splunk のエージェント型 SOC では、セキュリティアナリストによる詳細な分析に必要なセッションレベルのシグナルを組み立てることが可能になります。これらのエージェントは、アクションが正当なアクティブセッションと悪意が疑われるセッションのどちらに属しているのかを推論できるようになります。さらに、WideField の技術によって Cisco Data Fabric も強化されます。なぜなら、アイデンティティとセッションに関するより詳細なインテリジェンスを組み込み、お客様が AI を安全かつ大規模に運用するために必要なコンテキストをセキュリティ運用の範囲を超えて提供できるようになるからです。

シスコは WideField の買収を通じて、 今日の組織が直面する実際の課題に対応可能な、差別化されたエンタープライズグレードのエージェントおよびエージェント型セキュリティソリューションの開発と提供に継続して投資してまいります。先日実施した Astrix SecurityGalileo の買収に引き続き、WideField によってエージェント型 AI 時代に対応できる統合された信頼レイヤを実現するというコミットメントをさらに強化していきます。アイデンティティ、ランタイム動作、可視性、エンフォースメントにまたがるこの仕組みにより、AI を確実に、かつ統制をもって運用したいと考える企業の信頼できるパートナーとしてシスコは差別化を図っていきます。


 

このブログ記事は、1995 年私募証券訴訟改革法のセーフハーバー条項の対象となる、将来の見通しに関する記述が含まれているとみなされる可能性があります。これには、「変革する」、「予定する」、「計画する」、「見積もる」、「意図する」、「可能性がある」、「継続する」などの用語、またはこれらの用語の否定形やその他の同等の用語および類似表現を含む記述、または買収の完了によってシスコおよびそのお客様にもたらされると予想される利益に関する記述、および WideField の人員計画に関する記述が含まれます。将来の見通しに関する記述は経営陣の信念や仮定であり、性質上、その多くは本質的に不確実であり、経営陣の管理の及ばない要因に左右されるため、過度に信頼することはお控えください。また、これらの表明は単なる予想であり、さまざまな要因(とりわけ、買収の不確実性によって WideField のビジネスに及ぶ可能性がある影響、WideField 従業員の定着状況、WideField の統合を成功させて期待される利益を実現するシスコの能力、ビジネスおよび経済の状況と成長トレンド、お客様の市場とさまざまな地理的地域、グローバルな経済状況と地政学的環境の不確実性、 Form 10-K および Form 10-Q のシスコの最新報告書に記載されているその他のリスク要因を含む )によって今後の実際の事象や業績とは大きく異なる場合があることに注意してください。このブログ記事に含まれる将来の見通しに関する記述は、シスコが現在利用可能な限られた情報に基づいており、変更される可能性があります。シスコはこれらの情報を必ずしも更新するとは限りません。

 

Authors

Wantao Zhao

Product Manager

Security Business Group

コメントを書く