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Cisco AI Defense と AppOmni を使用した SaaS AI エージェントの保護

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この記事は、AI Software + Platform Team,  Leader, Product Management である Spencer Colemere によるブログ「 Protecting SaaS AI Agents with Cisco AI Defense and AppOmni 」( 2026年 6月 3日 )の抄訳です。

 

エンタープライズ AI は、もはや実験的なものではありません。組織は、IT サポートチケットから財務ワークフローに至るあらゆるものを処理するように、ServiceNow や Microsoft 365 などの SaaS プラットフォーム内にエージェントを展開しています。これらのエージェントは、毎日のように機密データにアクセスし、実際に行動して、従業員やお客様とやり取りしています。

このような状況で、セキュリティチームは難題に直面しています。自社が制御していないアプリケーション内で実行されている、自社で構築したものではない AI エージェントを保護するにはどうすればよいのでしょうか。

これまで、組織は自社が構築した AI アプリケーションにのみガードレールを適用できました。しかし、SaaS AI エージェントは環境全体に広がり、そのセキュリティ境界を越えて運用されていました。そのギャップが、今埋められようとしています。

シスコはこのたび、Cisco AI Defense と AppOmni の統合を発表いたします。この統合により、SaaS AI エージェントに完全なランタイムガードレールが提供されます。共通のお客様は、Microsoft 365 Copilot や ServiceNow の Now Assist などのプラットフォームで実行されているエージェントを、環境内の他の AI エージェント向けに使用しているものと同じガードレールで保護できるようになりました。

 

AI Defense と AppOmni の統合の仕組み

AppOmni AgentGuard は、SaaS 環境内でリアルタイムのインターセプトレイヤとして機能します。チャット、Model Context Protocol(MCP)、エージェント間コミュニケーションチャネルにわたり、AI エージェントのやり取りを監視します。やり取りが発生すると、AgentGuard はペイロードを AppOmni のクラウド分析エンジンにルーティングし、これにより、ガードレール評価のために Cisco AI Defense が呼び出されます。AI Defense は、構成済みのポリシーを適用し、許可、ブロック、または終了という適用の判断を返します。

その結果、安全性、セキュリティ、プライバシー攻撃(プロンプトインジェクション、ツールのエクスプロイト、機密データの持ち出し、有害なコンテンツなど)に対するリアルタイム保護が提供され、すべて、SaaS エージェントが行動する前に適用されます。これらは、シスコの AI セキュリティリサーチチームの脅威インテリジェンスを継続的に取り入れているため、新たな技法の登場に伴って保護が進化します。

シスコが新たに発表した Policy Studio によって、AI Defense のガードレールはこれまでになく強力かつパーソナライズされたものになります。セキュリティチームは、エージェント、業界、ユースケース固有の脅威から保護する、カスタムのガードレールを定義できます。金融サービス企業は、ポートフォリオ配分戦略がエージェントによって開示されるのを防ぐガードレールを作成できます。医療機関は、エージェントによる患者データの取り扱い方法に固有の保護を構築できます。これらは、普遍的なルールではありません。自社ビジネスのコンテキストによって形作られるガードレールです。

そして、この統合によって Cisco AI Defense ポリシーエンジンが AppOmni に導入されるため、お客様は環境内のすべてのエージェントに一元的なポリシーを適用できるようになります。社内で構築したエージェントと、SaaS エージェントを、同じガードレールで保護できるのです。1 つのポリシーを一度構成すれば、あらゆる場所に適用できます。

 

セキュリティリーダーのために設計されたエージェントセキュリティ

今回の統合は、シンプルでありながら重要な問題を解決します。その問題とは、SaaS エージェントはセキュリティ例外であってはならないということです。

これ以前は、セキュリティチームにある選択肢は次の 2 つでした。一つは、すぐに利用できる汎用的な保護を SaaS エージェントに適用し、固有のリスクがカバーされることを願うこと。もう一つは、自社エージェントはカスタマイズしたポリシーで保護し、SaaS エージェントには、利用できる限定的な制御を適用することです。

今回の統合により、固有の脅威向けに作成したカスタムガードレールを、SaaS エージェントにも適用できるようになります。ServiceNow の Now Assist エージェントは、社内構築したエージェントと同じ保護を受けます。Microsoft 365 Copilot の各やり取りは同じポリシーに従います。別々のツールや別々の構成は不要です。エージェントの実行場所に関係なく、1 つのポリシーを画一的に適用できるのです。

 

開始する前に

Cisco AI Defense と AppOmni の統合は、共通のお客様が本日よりご利用いただけます。組織が AI Defense ガードレールを SaaS AI エージェントに拡張する方法については、シスコのセールスチームにお問い合わせいただくか、Cisco AI Defense 製品ページをご覧ください。

Authors

中村 光宏

セキュリティ事業

SE本部長

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