この記事は、Customer Experience (CX) , Vice President, Partner Success, CX PartnerOrganizationt である Jennifer Craine によるブログ「 Cisco IQ: Intelligence that Elevates Partners 」( 2026年 6月 2日 )の抄訳です。
変化の激しい現在のテクノロジー業界では、ミッションクリティカルな運用に AI が統合されたことで、状況は大きく様変わりしました。私がお会いするお客様は例外なく大きなプレッシャーを抱えています。常時稼働の維持、性能の最適化、そしてレジリエンスの向上が不可欠となっているからです。サポートはもはや単なるセーフティネットではなく、戦略上不可欠な要素となっています。驚くべきことに、現在では 92% の組織が、サポートとサービスの重要性が過去最高レベルに達していると認識しています。[1]
変化が猛烈なスピードで進む一方で、多くのお客様の IT チームは手作業による受け身の障害対応に終始しており、老朽化したハードウェアやセキュリティ脆弱性などのリスクに、問題が深刻化するまで気付けないケースが少なくありません。
私たちが Cisco IQ を開発した理由は、まさにここにあります。
2026 年 4 月 24 日に SaaS 展開モード向け Cisco IQ の一般提供が開始され、パートナー様とお客様はこれらの機能を自社運営に利用できるようになりました。今四半期には、一部のリセールパートナー様とパートナー様 ブランド パートナー様を対象とした追加の初期フィールドトライアルを開始し、お客様への予測的な資産分析と適応型インフラ評価の提供を加速できるよう支援していきます。これらのトライアルは、FY27 第 1 四半期に計画されているパートナー様向け一般提供に向けた土台となります。
パートナー様の知見に取って代わるのではなく、その力を引き上げるインテリジェンス
Cisco IQ は、お客様、パートナー様、シスコを結び付ける Cisco Support の AI 搭載インテリジェンスレイヤであり、複雑な IT 環境から生じる膨大なノイズを整理する役割を果たします。このプラットフォームは、シスコが 40 年以上かけて体系化してきた知見とテレメトリ、購入履歴、契約データを統合し、シグナルを実践的なインサイトへと転換します。これにより、関係者は従来の事後対応型の障害修復モデルから、先回り型で予測的かつパーソナライズされた運用体験へ移行できます。
Cisco IQ のインテリジェンスがパートナー様の知見を強化すると、どのような価値が実現されるのでしょうか。
- 「ライセンス販売数を増やす」という発想ではなく、Cisco IQ により、すべての更新サイクル、脆弱性、更新時期が問題になる前に自動的に把握できるようになります。
- 「更新契約の獲得競争」に頼るのではなく、インテリジェンスに基づくインサイトで具体的な成果を実現します。自社の成果を継続して示すことで、更新は自動的に選ばれる決定事項となります。
- 「自動化によって人を置き換える」のではなく、人材が持つ本来の価値を引き出します。シニアエンジニアが障害対応に追われる状況をなくし、高利益率のサービス提供と顧客関係の強化に集中できる環境を実現します。
- 「手作業による調査のボトルネック」に悩まされるのではなく、何日も要していた評価作業を数分で実用的なインテリジェンスに変え、迅速かつスケーラブルな運用成果を提供します。
戦略の進化がもたらす長期的な成長
Cisco IQ によって実現可能な成長機会と利益を確実に獲得するには、パートナーの皆様による主体的な準備が欠かせません。そのためには、手作業による事後対応型の業務から脱却し、予測的なインサイトを活用して先回り型のレジリエンスを実現するライフサイクル中心の戦略へと運用を転換し、お客様のニーズを先取りできる体制を構築する必要があります。Cisco Support の Standard および Signature で提供されるインサイトに営業、サービス、顧客対応チームを連携させることで、インフラを事後対応的に支援する立場から、先回り型のレジリエンスと予測可能なパフォーマンスを設計する立場へと進化できます。これは現在お客様が求めている成果であり、同時にこれまで投資してきた強みを活かして競争優位性を構築することにもつながります。
たとえば、Cisco IQ を活用して Tier 1 の業務(定常的なアラート監視や基本的なチケットトリアージなど)を自動化することは、人の専門知識を置き換えるのではなく、その価値を高めることにつながります。これによって、シニアエンジニアは「現状維持のための運用」に費やす時間と労力を抑えながら、あらゆる顧客体験や対応の一貫性を高めることができます。時間に余裕が生まれることで、シニアエンジニアは、自社ブランドを特徴付ける高利益率かつ高度なライフサイクルサービスの提供に集中し、お客様が常に一歩先を行けるよう支援できます。
また Cisco IQ は、価値を高める補完サービスの提供機会を見つけ出せることから、有力なビジネス開発ツールにもなります。たとえば、アセスメント機能で提供されるセキュリティ強化や構成のベストプラクティスに関するインサイトを活用し、推奨される改善策を実装するための専門的な変更管理サービスを先回りして提案・提供できます。
この機会にぜひご参加ください
Cisco Live にご来場予定の方は、「The Partner Opportunity with Cisco IQ」のセッションへぜひお越しください。
シスコパートナーの皆様で Cisco Live に参加できない場合、または詳細情報をご希望の場合は、SalesConnect に掲載されている「Cisco Branded Services for Partners」と「CX On Message for Partners」をご参照ください。
私たちは共に、技術的な課題をビジネスの成功へと変え、お客様にとってよりレジリエントでインテリジェントな未来を築くと同時に、パートナーの皆様とシスコの双方に持続的な成長をもたらすことができます。
[1] シスコ、『The Race to an Agentic Future: How Agentic AI Will Transform Customer Experience』、2025 年
この記事は、Customer Experience (CX) , Vice President, Partner Success, CX PartnerOrganizationt である