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Cisco IQ の一般提供開始:Cisco IQ が業務にもたらす変化について

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この記事は、Executive Vice President , Chief Customer Experience Officer である Liz Centoni によるブログ「 Cisco IQ Is Generally Available. Here’s What That Actually Means.  」( 2026年 4月 29日 )の抄訳です。

 

40 年にわたり蓄積されたシスコの専門知識とエージェント インテリジェンスの融合により、IT リーダーが場当たり的な対応から脱却し、プロアクティブなレジリエンスを実現できるよう支援 

AI 時代は、何の前触れもなく到来しました。プロジェクトがすでに動いている最中、かつ予算も固定され、変革を推進している最中に突然到来し、AI 向けの設計でないインフラストラクチャを直撃したのです。

私は、この状況を当事者として経験しました。大規模なサービス組織を率いる中で、優秀なエンジニアが本来存在すべきではない業務に大半の時間を費やしているのを目の当たりにしました。お客様との商談前に、数十ものシステムからデータを抽出する業務や、本来なら把握しているはずの環境の状況に関する説明を改めてエンジニアに求める作業、目に見える兆候の見過ごしにより発生した障害への対応など、無駄な業務が発生していました。

Cisco IQ は、こうした状況を変えるために構築されました。

 

課題

障害の 40% 以上は、見過ごされた設定不備を起点とします。

高度な攻撃者は、新しいエクスプロイトを必要とせず、組織が認識しながらも優先的に対応していない老朽化したインフラストラクチャを攻撃対象とします。Cisco Talos チームの調査によると、昨年、攻撃者が最も標的とした脆弱性のうち 40% が、サポート終了(EOL)デバイスに存在していました。32% は 10 年以上前のものでした。

明らかな兆候があったにもかかわらず、しかるべき対象を適切なタイミングで監視していた者がいなかったのです。

優秀なエンジニアは、ビジネスを変革すべき存在です。今四半期だけで 4 度目となる環境の説明を繰り返したり、データに基づいたアクションではなくその解釈に時間を費やしたり、サポート対応をゼロから始めたりする業務に時間を割くべきではありません。

シスコが変えようとしているのは、まさにこのようなモデルです。

 

 

Cisco IQ とは

Cisco IQ は、Cisco Support およびプロフェッショナルサービスがお客様の環境について把握しているあらゆる情報を、お客様からの依頼に先んじて継続的に提供するためのプラットフォームです。40 年にわたる組織的なナレッジ、あらゆる設計パターン、サービス停止につながった設定上のリスクがすべてエンコードされ、導入初日からお客様の環境内にアクティブな状態で実装されます。

エージェントによるアクションはすべて、エージェントがお客様のインフラストラクチャに触れる前に、決定論的で検証済み、かつ統制された状態に維持されます。AI が情報を提示し、人間が判断を下します。責任はシスコが負います。

Cisco IQ は、以下 4 つの柱を通じて価値を創出します。

  1. 環境全体の状況を包括的に把握
    見えないものを守ることはできません。Cisco IQ を利用すれば、すべてのシスコ資産、設定、リスクをベンチマーク付きのリアルタイムビューで把握できます。7 月からは、業界、企業規模、部門ごとに、同業他社と比較した自社のセキュリティ態勢を確認できるようになります。「他社より進んでいるか、遅れているか」と問われた際、この情報を基に、具体的かつ説得力のある、現状を踏まえた回答を提示することができます。
  2. プロアクティブなレジリエンス
    Cisco IQ は、ビジネスに影響が生じる前に重大なリスクを特定し優先順位を付けることで、事後対応型ではなくプロアクティブなインフラストラクチャ レジリエンス モデルを実現します。400 件ものアラートに対応する必要はもうありません。エビデンスと根拠がすでに組み込まれた、チームが即座に実行可能な優先順位付きのアクションリストが提示されます。
  3. 迅速な解決
    トラブルシューティングは、時間とリソースのボトルネックとなります。Cisco IQ では、ケースがオープンされた瞬間に、環境全体のコンテキストが取り込まれます。エンジニアが TAC に状況を説明する必要はありません。TAC が自ら状況を把握します。
    Cisco IQ は、お客様固有の環境を理解することで、解決までの時間を数時間から数分に短縮します。
  4. コンテキストに応じたプロフェッショナルサービス
    Cisco IQ は、ライフサイクル全体にわたるワークフローに、当社のグローバルな専門家の知見を結集して直接組み込むことで、学習曲線を解消します。プロジェクトがより迅速に進み、手戻り作業が減少します。そして、確かな根拠に基づいてスケジュールを確約することができます。

 

成果の具体例

世界中で 90 社近いお客様が導入しています。これは見込みではなく、実績です。

あるグローバル金融サービス企業は、手作業によるデータ照合に費やしていた数百時間もの時間を削減しました。ある欧州のメーカーは、長年にわたって見えていなかったリスク要因を可視化できるようになりました。

Nestlé 社では、運用面ではなく組織面で最大の成果が得られました。IT リーダーが、老朽化したインフラストラクチャについてビジネス関係者と率直な対話を行うための説得力のあるデータを手に入れることができたのです。それまでは、根拠のない対話に終始していました。Cisco IQ により、根拠に基づいた対話を行えるようになりました。

 

 

私にとって最も重要な成果は、これです。解決時間の短縮でも、アラート件数の削減でもありません。IT 担当者が意思決定を変えるデータを持って会議に臨むことができる、それこそが重要です。

 

今後の展望

Cisco IQ は本日より、SaaS 導入モードで一般提供が開始されました。

すでに Cisco Support およびプロフェッショナルサービスをご利用のお客様については、すでに契約内容に含まれているため、Cisco IQ の予算を別途立てる必要はありません。この機能をぜひご活用ください。

導入を検討中のお客様にとって、重視すべきは Cisco IQ のコストではありません。現行のモデルにより、本来存在すべきでない作業に費やされるエンジニアリング時間、兆候の見落としによる障害、準備が不十分な商談といった形で、毎月どれだけのコストが発生しているかという点です。

AI 時代をリードするのは、資金力のある組織ではありません。インフラストラクチャに「働かされている」のではなく、インフラを効果的に活用できている組織です。

Cisco IQ は、まさにそのために構築されています。

 


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Authors

Daisuke Naya

Director, Services Sales

APJC Sales

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