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Cisco AI Defense:Explorer Edition がエージェント型 AI レッドチーミングを開発者の手に届ける

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この記事は、AI Software & Platform Product Marketing Manager である Emile Antone と AI Software & Platform Principal Product Manager である Gurpreet Kaur Khalsa によるブログ「 Cisco AI Defense: Explorer Edition Brings Agentic AI Red Teaming to Builders 」( 2026年 3月 23日 )の抄訳です。

 

昨年初頭に Cisco AI Defense を公開したことは、安全な AI 導入を促進するという私たちの広範な使命における重要なマイルストーンとなりました。Cisco AI Defense は業界初となる包括的な AI セキュリティソリューションであり、AI 資産の一元的な可視化、モデルに対する堅牢なアルゴリズム型レッドチーミング、そして AI アプリケーションのランタイム保護を実現しました。

最近では、エージェントの急速な普及により、その展開に伴う数多くのリスクについて活発な議論が巻き起こっています。先月、MCP スキャン、エージェント型レッドチーミング、専用に設計されたガードレールといった機能によりエージェント型リスクに対処する AI Defense のアップデートを発表しました。

それでもなお、より広範な AI 開発者コミュニティは、エージェント型リスクを先回りして管理するという大きな課題に取り組まざるを得ない状況にあります。エージェントがどのように振る舞うかを予測することは難しく、特に敵対者がマルチプロンプトや多言語による攻撃を仕掛けたり、ツールやその他の接続リソースを悪用しようとする場合には一層困難になります。

この課題に正面から対応するために、Cisco AI Defense: Explorer Edition をリリースします。これは Cisco AI Defense Enterprise Edition と同等のアルゴリズム型レッドチーミング機能を提供するセルフサービス型ソリューションであり、ユーザーは初期費用なしでご利用いただけます。

それでは、AI Defense: Explorer Edition の具体的な機能を詳しく見ていきましょう。

 

あらゆるモデルのセキュリティ整合性をテスト

自社でモデルを構築している場合でも、( 一般的には )オンライン上の数百万に及ぶオープンソースから選定している場合でも、レッドチーミングは安全性とセキュリティ整合性の基準を測るうえで不可欠です。

Cisco AI Defense:Explorer Edition は、この作業を最短 20 分で実現するためにアルゴリズム型レッドチーミングを活用し、知的財産の盗難、有害性、機密データ抽出など 200 を超えるリスクサブカテゴリにわたってモデルの性能を評価します。

 

エージェントとの現実世界のやり取りをシミュレーション

エージェントを構築するフレームワークや基礎となるモデルから、接続されたツールおよび権限スコープに至るまで、2 つとして同じエージェントは存在しないように思われます。これらの複雑性によってエージェントの挙動を予測することが難しくなり、攻撃者に広い攻撃対象を与えることになります。

幸い、AI Defense:Explorer Edition は主要なすべてのエージェント型フレームワーク、モデルプロバイダー、MCP 接続システムに完全対応しています。当社の単一テストおよび適応型マルチターンテストは多くのリスク領域をカバーしており、その結果エージェントの挙動を非常に詳細に理解できます。

エージェントやアプリケーション固有の特定の脅威に懸念を持つユーザーに対して、AI Defense はカスタム目標をサポートします。実施したいテストの簡潔な自然言語による説明を入力するだけで、残りはレッドチームエージェントが対応します。

 

AI リスク評価の把握とパーソナライズ

オープンソースモデルの簡易的な安全性とセキュリティ評価でも、エージェント型ワークフローを支えるモデルやアプリケーションの深い分析でも、AI Defense: Explorer Edition はテスト結果をわかりやすく共有可能にします。

最も高いレベルでは、包括的なリスクスコアにより、モデルやエージェントが異なるコンテンツカテゴリや攻撃手法に対してどのように機能したかの概略を把握できます。結果はシスコの Integrated AI Security and Safety Framework に紐付けられます。このフレームワークは業界屈指の包括的な AI 脅威タクソノミーです。これらのレポートにより、リスクの測定、AI 関係者間でのコミュニケーション、そしてエージェント型 AI アプリケーションを保護するために必要なガードレールの正確な理解が容易になります。

 

Cisco AI Defense:Explorer Edition の利用を開始する

Cisco AI Defense:Explorer Edition の公開により、エージェント型 AI レッドチーミングを開発者の手に届けます。本日より、誰でも当社の企業向けソリューションを支える同一のアルゴリズム型レッドチーミング機能を活用して、整合性のテスト、攻撃に対する脆弱性の特定、および自身のモデルやエージェントのレポート作成の簡素化を実現できます。

攻撃者に先んじて AI エージェントを破る準備はできていますか?こちらから Cisco AI Defense: Explorer Edition の利用を開始しましょう。

Authors

中村 光宏

セキュリティ事業

SE本部長

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