ブログシリーズ「やわらかいインフラSP運用高度化編」の第2回では、サービスプロバイダー向けの「やわらかいインフラ」の「労働人口の確保」に焦点を当て、やわらかいインフラがどのように人材不足の課題を解決に導くのかを紹介しました。読者の皆様から多くの共感をいただき、多くの方が技術変革や働く環境に興味を持たれていることを実感しました。
今回は、レガシー装置の問題に焦点を当て、ネットワーク運用にどのような影響を与えているのか、やわらかいインフラがなぜ必要なのかを見ていきましょう。
技術の急激な変化によりネットワークを活用したサービスも多様化しています。しかし、経済産業省が提供するDXレポートによると、現状レガシー装置が残ったまま運用されているというケースは少なくありません。(図1)
![レガシー装置を抱えている企業の割合[1]](https://storage.googleapis.com/gblogs-bucket/sites/2/yawarakai-infra-for-sp-op-2-issue-of-legacy-devices-fig01-800x497.png)
図:レガシー装置を抱えている企業の割合[1]
- 新技術との互換性不足:システム全体の統合性を損なう可能性があります。
- 拡張性の制限:ネットワークのスケールアップが困難になります。
- パフォーマンスの低下:ユーザー体験に悪影響を及ぼします。
- コンプライアンスリスク:罰金や信頼性の損失といったリスクが発生します。
- 装置のサポート:新たな脆弱性が発見されても対応できなくなります。
- 技術者不足:運用効率や信頼性に影響を与えます。
- 運用コストの増加:メンテナンスコストやエネルギー消費が高くなります。
これらの問題によって、「運用効率の低下」、「セキュリティリスクの増大」、「ビジネス成長の阻害」といった影響が発生します。
シスコの「やわらかいインフラ」は、これらレガシー装置の問題を解決し、運用の効率化と柔軟性を実現します。
次回のブログでは、具体的な運用効率化の事例についてお話しします。お楽しみに!
[1] (2018) DX レポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~. 参照先: https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf
やわらかいインフラ ホワイトペーパー SP 版
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