みなさん、こんにちは!
シスコでは、 2023 年 12 月に Pavelka ウェルビーイングイベントの一環として、「マイクロアグレッション(自覚なき小さな攻撃)」をテーマに社内イベントを開催しました。
マイクロアグレッションとは?
マイクロアグレッションとは、自覚のない形で出る小さな攻撃や差別のことを指します。これはアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)の一種で、頭の中で考えていることが、言葉や態度で表れるものです。これらは意識されておらず、悪意がないため、行った方は気付きにくいのが特徴です。受けた側も相手に悪意がないことを認識しているため、笑って受け流すこともありますが、それでも少し心に引っかかることもあります。
どんなイベント?
このイベントでは、株式会社シルバーウッドの黒田様をお招きし、VR を用いて日常生活に溢れているマイクロアグレッションに気づき、普段何気なく口にしている言葉が、無意識に相手を傷つける可能性があることを「一人称視点」で体験するワークショップを開催しました。
「良かれと思って」した行為。でも相手にとっては・・・?VR ゴーグルを装着すると、参加者は病院の診察室にいるように見え、医師から末期がんの診断を受けるところから始まります。 |
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医師が診断を伝える時の視線や口調、そして親族や友人、職場の上司や同僚からの激励の声、お見舞いに来る人々の病室での態度や持ってきた手土産など、すべてを主人公の視点で体験しました。その後、「主人公の視点でどう感じたか?」についてのグループディスカッションを行いました。 | ||
コンテンツの原案となった、写真家の幡野広志さんのインタビュー映像も視聴し、「今までご自身がマイクロアグレッションを受けた経験はあるか?」という視点で、それぞれの経験を振り返りグループで共有しあいました。 |
まずは話を聴く、寄り添うということが大切
そこから見えてきたことは、自分は心から褒めたり、気遣っていたりしているつもりでも、相手の置かれている状況や心境によってはそう受け取られないこともあると気づきました。
私たちは身近な人が困難な状況に直面していることを知ったとき、その人のためを思って行動したくなるのは自然なことです。そんな時、何が最善なのかをインターネットで検索してみるかもしれません。しかし、何かをやろう、言おうとする前にその本人に聴く=その人を知ろうとする姿勢の大切さをお話いただきました。 | ||
また、もしマイクロアグレッションがあったとしても、受けた側が自身の考え方や状況について隠したりごまかしたりせずに話をしていいという安心感=「心理的安全性」があれば、マイクロアグレッションにはつながりにくいのではというお話から、自分が無意識に偏見を抱えていないか、傷ついたときにそれを受け止めすぎてないか意識を向けていきましょうと締めくくりました。 |
以下、体験者の声です。
VR を使うことで、よりリアルにその状況を感じることができた。人はその時の心の状況によりそれぞれ受け取り方が違う事を改めてよく理解できた。 また、大変な状況下にある人に対して、その人に寄り添い話を聞くことが、その人にとって心の支えとなる場合があるという事を知れてよかった。
闘病中の相手に安易に声をかけるべきではないこと。相手によって受け取り方が違うことを念頭に置いて接すること。 相手に不快な思いをさせないように配慮することで、信頼関係を深めることができると思います。=私のウェルビーイングも上がると思う。
まずは相手の気持ちになって話を聞くということが大切であることが分かりました。 知らず知らずのうちに自分も、相手をモヤッとさせてしまっているのではないかと思い反省です。 例えば社内で体調不良の方がいたときのコミュニケーション方法も変えなければと感じました。
VR で体験することにより、そのような場面に置かれたとき、どう感じ、どう考えるかをより深く理解する事が出来た。また、厳しい状況に置かれた人に対しては、何が必要か聞くといった寄り添う事が大切だと改めて理解できた。
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