男子シングルスと男子ダブルス4のクラスにエントリーしました。
結果はシングルスで銅メダルを獲得できました。
ダブルスは初めてのパートナーと初めてのクラスに出場。
5チームによるリーグ戦で、メダルをかけた大接戦を2つ逃し、残念ながら全敗の5位で終わりました。
今回の大会、シングルスのメダル決定戦ではなんと7月のタイ大会のメダル決定戦で負けた格上選手との再戦となりました。
でもそこはしっかりと反省と修正を行っていたので、前回とは全く異なった内容で勝ち切ることが出来ました。
今回は久々の格上への勝利とメダル獲得となり、様々な点で良い感覚を持ち帰ることが出来ました。このイメージを今後にしっかり繋げていきたいと思っています。
今回の会場はラフティという街にあるフィンランドのナショナルトレーニングセンターのような施設でした。森と湖に囲まれた美しい施設でした。
我々車椅子選手の宿泊棟と試合会場は建物内の移動が可能で、朝は氷点下の冷え込みだったりもしたのですが、そうした外気に触れることなく過ごせたのはコンディション維持の点でもすごく助かりました。
逆に、朝の外の空気に触れるとそれが実に清々しく、まさに「澄んでいる!」と思えるもので、それが周囲の木々や隣接する湖の水面の色合いや静寂さと相まって、まるで心が洗われるような感覚を覚えるのでした。
大会期間中はどの大会でも必ずミネラルウォーターが配られるのですが、今回のフィンランドではそうではなく空のボトル(水筒)が配られ、「水道の水を飲んでください」というものでした。
最初は違和感を覚えましたが、でもこの水が実においしい!
移動中の車窓から見た景色に思ったのが「自然とイーブンの立場で共存している」という印象だったのですが、それが水の味に表れていたようにも思います。
パラ卓球の大会運営でも情報伝達はこれまでの紙媒体からアプリになっていくなど、インターネットの活用が進んでいます。
今回使用したアプリケーションも僕は初めて見るもので、それ自体はまだ統一されたものではなく、大会運営によって様々なものですので、試験的な形での運用なのだろうという印象を受けますが、確実な変化を実感しますし、これからその動きはさらに加速していくのだろうと思います。
僕の年内の国際大会はこれで終える予定です。
次は11月に開催される全日本がターゲット。
そこに向けての調整をしっかり行っていき、来年と、さらにその先へと繋げていきたいと思います。