この記事は「16 Billion Minutes of Noisy Distractions Disappeared!
」（2021/6/9）の抄訳です。
周りがうるさくても、もう気が散ることはありません
昨年は新型コロナウイルス感染症の拡大を抑えるために、世界中の人々が対面での交流を控えなければなりませんでした。
多くの人が在宅勤務に移行し、教育機関、医療機関、テクノロジー企業、政府機関（州政府、地方自治体、連邦政府）、世界保健機関(WHO)などのあらゆるコミュニケーション、コラボレーション、教育がリモートへと移行する必要に迫られました。そうして急に始まった在宅勤務および在宅学習の環境は完璧ではありませんし、周りの雑音に悩まされることも少なくありません。芝刈り機や車の騒音、犬の鳴き声、子供の声など、さまざまなノイズが私たちのエクスペリエンスの質や集中力に影響を及ぼしました。ヘッドセットなしで通話ができる環境にあった幸運な人たちでさえ、部屋の反響音には悩まされました。
音声テクノロジーで最も注目されている分野の 1 つがノイズの除去であるのも当然です。昨年、主要な通信アプリと会議アプリはこぞって、ノイズ除去機能をオプションとして提供し始めました。これにより、自宅など雑音の多い環境で仕事をするユーザが、よりプロフェッショナルな音声品質の恩恵を受けられます。
約2億7000万時間分の音声からノイズを除去
Cisco Webex は、BabbleLabs 社買収後の 2020 年 9 月、世界トップクラスの明瞭な音声を実現する、ディープラーニングを活用したバックグラウンドノイズ除去機能をリリースしました。当初、この Webex 音声インテリジェンス機能はオプションでしたが、非常にご好評いただいたため、現在はノートパソコン用、スマートフォン用の Webex App のすべてのバージョンでどなたでも利用できるようになっています（3 月のリリース 41.3 以降）。
この機能にメリットがあることは明白です。リリース以降、Webex は 約2億7000万時間分を超えるユーザの音声からノイズを除去しました。つまり、これまでに時間合計で約 29,000 年分の音声からノイズが除去されたのです。現在はWebex の音声インテリジェンスチームとなった BabbleLabs チームにとって、これは本当に素晴らしいマイルストーンです。スタートアップとして歩み始めたときに BabbleLabs が目指したのは、何百万人ものユーザに自分たちのテクノロジーを使ってもらうことでした。シスコに買収されたことで、これほど早く実現するとは思いませんでした。Webex 全体のチームワークの素晴らしさに感動しています。
音声インテリジェンスが組み込まれた Webex は、世界中の何百万もの人々の会議と在宅勤務を改善しました。3 月にこの機能は、Webex コミュニティのなかで「今月のお気に入り機能」に選ばれました。バックグランドノイズ除去の効果について、面白くて素晴らしいコメントをこちらからお読みいただけます。個人的に Sahana さん（@proactive.co.in）の投稿は、自宅でオンライン授業を受ける子どもを持つテック業界ママとして、共感できる内容でした。
| 在宅勤務が必須となっているなかで、この機能（バックグラウンドノイズ除去機能）は私の在宅勤務を一変させました。 私が座っているこの場所のドアの向こうには、怒り狂う 5 歳の娘と泣いている 6 歳の息子がいます。それでも私は会議を続けています。ヘッドセットを使用せず、ミュートもせずに…。 時にはノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットを使って、家の騒音のなかでも他の参加者の声がよく聞こえるようにしています。（バックグラウンドノイズ除去機能によって）家の騒音がそのまま参加者に聞こえることもなくなります。 |
次のステップ
これはまだほんの始まりに過ぎません。Webex の音声インテリジェンス（ノイズ除去）機能の人気と有効性は、精度、効率性、機能のさらなる向上を目指した投資を後押ししてくれます。この投資により、あらゆるノイズ体験、音声体験、コラボレーション体験を改善し音声会話エクスペリエンスの向上ができるようになります。私たちは、ノイズのない音声会話が当たり前になる最初のミレニア（ 1,000 年）を積み重ね始めたことを、そして、積み重なったことを皆さんにご報告できる日を楽しみにしています！
発言中の話者と周囲の話者を区別する最新の Webex 音声インテリジェンス機能「My Voice Only」モード（8月のリリース41.8予定）など、新しい機能
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