2021 年 4 月 14 日(水)より、Now or Neve 〜DX: 今・やる!〜と第して「Interop Tokyo 2021」がリアル&オンライン開催されます。今年もシスコはトップクラスのコントリビューターとして最新製品・最新ソリューションを ShowNet に提供しています。昨今の事情もあり、現地で作業は最小限にし、リモートから各担当のシスコのエンジニアが参加し、ShowNet の成功に貢献しています。
事前レポートとしてみどころをご紹介したいと思います。
HotStage
ShowNet では、「HotStage」と呼ばれる環境構築期間があります。INTEROP イベントの約 2 週間前から始まる HotStage では、現地の幕張メッセにてゼロから ShowNet の構築作業を行います。この HotStage 期間中に、ShowNet そのものの構築をはじめ、マルチベンダー間での相互接続試験や様々な検証が行われます。シスコは機器の提供と共にエンジニアもこの HotStage からリモート経由で参加し、ShowNet の中心メンバーである NOC や一般公募のボランティアスタッフ(STM)の方々と協力しながら構築作業をサポートしています。
それでは、今年の ShowNet へ提供しているシスコ機器、ソリューションを各エリア毎にご紹介します。
コア ネットワーク
ShowNet のバックボーンを支える機器として以下の機器を提供しています。
·ASR9902:エクスターナル用のピアリングルータ (日本初公開)
·ASR9904: バックボーンルータ SR-MPLS、SRv6 Interwork 等を提供
·interop tokyo 2021 shownet Nexus93600CD-GX DC から SRv6 L3VPN 接続を提供
出展者収容
・Cisco8201-24H 出展社 400G 収容用ルータ
・Catalyst9500 出展者収容アグリゲーションスイッチ
・NCS55A1−24H 出展社収容 L3 ルータ
他にも出展者直収用の Catlyst9300 や、Catalyst9200 も各ホールにて稼働しています。
クラウド
Cisco SD-WAN と、Megaport 社のソリューションでマルチクラウド接続を提供しています。会場のラックには Catalyst8500 が使用され、クラウド側には、Catalyst 8000v が稼働し、SD-WAN ネットワークを構築しています。
・Catlyst8500 ルータ
・vMange の管理画面に Megaport 社のソリューションも統合
データセンター
データセンターでは、Nexus9300-FX シリーズ製品が、仮想基盤を収容するスイッチとして使用されています。Nexus93180YC-FX3 は、エッジ DC での使用を想定した、奥行き 49.6cm の製品です。Telco データセンター エッジ環境の SyncE および PTP 境界クロック機能を備えた標準 PTP テレコム プロファイルをサポートします。
仮想基盤には、ハイパーフレックス HX-C220 M5 が使用されています。
・Nexus93180YC-FX3(上)、Nexus93180YC-FX(下)
・Hyper Flex C220 M5 仮想基盤
セキュリティ
セキュリティでは、Secure Cloud AnalyticsとDuo Security という2つの SaaS 型のクラウド製品を提供しています。
・Secure Cloud Analytics
オンプレからパブリッククラウドまで すべてのトラフィックの可視化を行い、隠れた脅威を検知することが可能な NDR サービスを提供
・Duo Security
各ベンダー様の VPN 機器や SDP 機器と連携して、 多要素認証とデバイス検疫を行い、 セキュアなリモートアクセスの実現に貢献しています。
モニタリング
各ホール及び NOC ラックに、ThousandEyes のエージェントがインストールされた ISR スイッチ及び、Catlyst9400 を使用してモニタリングを実施しています。
・ISR4331 ThousandEyes のエージェントを動作させる機器として
・ThousandEyes のレポート画面
最後に
今年も多数のシスコ製品が稼働しています。現地だけでなく、リモートからも参加可能な開催となっておりますので、ぜひ御覧ください。