この記事は、Cisco Consulting Services の Dave Evans によるブログ「How to Wear the Internet of Everything」(2013/6/7)を意訳したものです。
「ファッションとは洋服だけではない。空にも街にも、どこにでもファッションは存在する。アイデアや暮らし、今どこかで起こっている出来事もファッションに関わっているの」― ココ・シャネル
シャネルを創設したこのフランスのファッション デザイナーの名言を私はとても気に入っています。これを聞くと、「服は着る人を表す」という古い言葉を思い出すのです。
しかし、GigaOm と InfoWorld の記事を読むと、この言葉の意味は新たな段階へと進化しているようです。これらの記事では、データのルーティングとリレーを行うセンサーとトランスミッタを人が身につける可能性について検討されています。
たとえば、服やアクセサリを使って、情報を伝えたり、受け取ったりする方法を指示できるようになります。病院では、洋服が病院内のネットワークにつながり、受付の手続きを完了したり、健康に関する情報を医師や看護師に伝えることができます。この機能によって、病院は大勢の外来患者を追跡・管理し、緊急処置が必要な患者を選り分けることができるようになります。
このアイデアがさらに進化すれば、「身につける物」がデータを収集するだけでなく、一時的な統合ネットワークを構築するようになります。おそらく、デバイスをネットワークに接続して通信するだけの時代は終わり、身につけるモノや生活の行動が広大なネットワークを形成する日がやってくるでしょう。
このようなヒューマン ネットワークを構築するには、Internet Protocol Version 6(IPv6) アドレスを発行して、世界中の個人に対してデータ収集と共有のシステムを構築する必要があります。私はずっと、すべての人に IPv6 アドレスを発行して、グローバル ID を作成することを提言してきました。これは、米国の社会保障番号システムを刷新する方法にもなるでしょう。
Cisco Live! で私が行う基調講演では、このトピックについてさらに詳しくお話しする予定です。ネットワーク接続のパワーによって、最適化されたワイヤレス ネットワーク システムが構築されたとき、私たちの生活はどのように変わるのか、私の考えをお聴きいただければ幸いです。
@DaveTheFuturist でフォローしてください。ディスカッションに参加するには #IoE #InternetofEverything #IPv6 を使用してください。