セキュリティの管理においてサプライチェーンの視点で考えることの重要性は日増しに高まっています。特に安全保障や重要インフラの分野で高いセキュリティ要件をもつネットワークでは、導入されている機器およびソフトウェアが常に正しいものであること＝「機器の真正性」が保たれていここを保証する必要があります。
NECおよびシスコはこの部分の課題に着目し共に活動を行っていくために、プレスリリースとして「 NECとシスコ、安全保障領域や重要産業インフラ向けにサプライチェーン管理を強化したネットワーク機器を提供」を本日発表しました。
シスコとしては、機器の真正性を担保する技術として既に多くネットワーク機器に実装されているTrustworthy Technologyがあります。この技術のなかのTAM（Trust Anker Module)やソフトウエアのイメージ署名等の技術を活用しながら、NECの持つ軽量改ざん検知技術やブロックチェーン技術を組み合わせて製品出荷前・構築時、運用中おける真正性の確認・監視・管理の強化に取り組みます。
セキュリティの脅威は日々変化していきますが、ネットワーク基盤の安定性とセキュリティ担保は変わらない重要なテーマです。シスコとしても、セキュリティはネットワークが安全な状態を保つことから始まると考えています。そのため、エコシステムのパートナーと共同して、個々の技術の提供のみならずライフサイクル全般でご協力していきたいと考えています。
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