Cisco Talos では、Web レピュテーション判定で使用する「Talos 脅威レベル」を更新、拡張しました。
下の表に示すように、レピュテーション判定のレベル数を 3 から 5 に増やします。「不明(Unknown)」のカテゴリは今後も全面的に維持します。
シスコ セキュリティ製品では、近々予定されている Cisco NGFW のリリース 6.5 より、新しいレベル表示へ徐々に移行されます。これにより、Web レピュテーション判定の精度が向上し、お客様はより効果的にネットワークを防御できます。
現時点では、Talos 電子メール レピュテーションのスコアは調整しておらず、調整する予定もありません。
以下は、新しい脅威レベルで使用する用語の概要です。
この表は、Talos の Web サイトでもご覧いただけます。
今回の変更によって、Talos Web レピュテーションの有効性が影響を受けることはありません。TalosIntelligence.com では、新旧のレベル表示を一時的に併記する予定です。
ドメインまたは URL のレピュテーションに異議申し立てを行う機能に変更はありません。シスコのお客様でなくても、レピュテーション サポート ポータルにアクセスすることで、この機能をご利用いただけます。ポータルにログインして、URL、ドメインや IP アドレスの情報をフォームに入力し(一度に最大 50 件)、適切だと思うレピュテーション判定を提示できます。
チケットを送信した後は、審査状況を「My Tickets」ページからリアルタイムで確認可能です。
今回の変更が、皆様のお役に立つことを願っています。Talos の目標は、現在も将来も、ネットワークとシステムを安全に保つことです。
本稿は 2019年9月17日に Talos Group のブログに投稿された「New Cisco Talos web reputation verdicts」の抄訳です。