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アジア太平洋地域の通信事業者が集う SP Summit

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この記事は、アジア太平洋地域サービス プロバイダー担当エンジニアリング ディレクターである Chia Tan によるブログ「Three reasons why we’ve just had our best SP Summit yet, and there’s more in storepopup_icon(2019/3/29)の抄訳をもとに作成しました。

2019 年 3 月 5 日~8 日にかけて、オーストラリアメルボルンにて「Cisco Live Melbourne 2019popup_icon」を開催しました。その主要プログラムの 1 つである、主にアジア太平洋地域にて事業展開されている通信事業者を対象とした完全招待制イベント「Service Provider Summit(SP Summit)」(3 月 6 日~ 8 日)についてご紹介します。

毎年開催される SP Summit は、アジア太平洋地域、日本および中華圏のお客様やパートナー様がセッションを通して、シスコ幹部やお客様同士で交流を深められる同地域における貴重な機会となっています。今日の技術的進歩を踏まえても、アジア太平洋地域、日本、中華圏のサービス プロバイダー業界は世界で最も目覚ましい成長を遂げています。今回日本からは約 30 名ものお客様ならびにパートナー様に参加いただきました。Summit では、豊富なデモ、エグゼクティブ ミーティング、ツアー、パネル ディスカッション、ラウンドテーブル セッションなどが開催され、5G への移行が迫るお客様やパートナー様にとっても重要なイベントになったのではないかと思います。

今年の SP サミットで気付いた重要な点は、以下の 3 つです。

記録的な参加者数

数字がすべてではありませんが、今年の参加者数はイベントの重要さを物語っています。今年は、オーストラリア・ニュージーランド、ASEAN、インド、韓国、そして日本から、主要企業とパートナーの約 300 名にご登録いただきました。SP サミットが招待制であることを踏まえると、同地域でサービス プロバイダー業界の将来を担う主要企業からこれほどの参加数を得られたことは注目に値します。

満席となった「Automation Day」会場

「Automation Day」や「Digital Day」のような特別イベントでも、過去最高となる 120 名以上にご参加いただきました。

有意義な経験

今年の SP Summit では、お客様とパートナー様に未来技術をご体験いただくため、2 つの IoT ツアーを開催しました。

まず、南半球で「最もコネクテッド」なスタジアムpopup_iconであるメルボルン クリケット グラウンドに一部のお客様を招待しました。ここは、シスコのコネクテッド スタジアム ソリューションを全面体験するのに最適な場所です。多様な新技術によりスタジアム全体がまるで「生きている」様子をご体験いただきました。

次に、シスコが自動車技術の未来popup_iconに果たす役割をご紹介すべく、サミットの一部の参加者にはシスコの自動運転車(Cisco Live の「World of Solutions」にて紹介)に試乗していただきました。2019 年モデルの Hyundai 車popup_iconには、シスコの超高速通信技術が搭載されています。これにより、使用するセンサーの数を増やし、より多くのデータを処理できます。こうした技術は全自動運転を実現するのにも不可欠です。ほかにも、シスコの通信技術は Hyundai 車でワイヤレス経由のソフトウェア アップグレードを実現したほか、将来的にはスマート パーキング メーターや ETC、信号機との通信も可能にするでしょう。

メルボルン クリケット グラウンドを見学する SP Summit の参加者(左)、Hyundai 車に搭載された自動運転技術の体験会場(右)

トピックの数だけでなく内容も充実

SP Summit の 1 週間は、インタラクティブで魅力的なセッションが数多く開催され、シスコと提携するビジネス メリットがサービス プロバイダーのお客様に説明されました。

プレゼンテーション、パネル ディスカッションやラウンドテーブル ディスカッション、デモではシスコの幹部も登壇し、現在の業界のベスト プラクティスや将来の可能性などについて幅広いトピックが扱われました。その中でも中心的な話題は 5G でした。5G や関連技術により通信容量をどう拡大させるか、なども話し合われたトピックです。

今年の SP Summit では、統合されたアシュアランスネットワーク スライスと分析popup_iconクローズド ループのワークフロー自動化popup_iconインテントベースのネットワークなどの分野で技術デモや製品デモが紹介されましたが、皆様から高い評価をいただいています。

通信事業者向けのデモを体験している参加者

 

今年の SP Summit では、5G および Wi-Fi ネットワークへの投資を最大限に活用する方法が中心テーマでした。このテーマに沿うべく、今すぐに活用できる製品やソリューションを身近でご体験いただきました。

シスコの Virsual Networking Index モバイル予測によると、これまでに作成された全映画に相当するデータ量が、2022 年には 8 分ごとにモバイル ネットワークを通過する計算になります。しかもこれはアジア太平洋地域だけの数字です。

モバイル ネットワークへの需要は確実に上昇しますが、それに向けて準備しビジネス チャンスを捉えられるかは私たち次第です。

最後になりますが、今回 SP Summit にご参加いただいた皆様には、改めてお礼を申し上げます。来年もアジア太平洋地域のサービス プロバイダー ビジネスに特化した内容を盛り込んだ SP Summit の開催を予定しておりますので、今年参加いただけなかった日本の通信事業者様にも次回お目にかかるのを楽しみにしています。

 

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