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イーサネット 40 周年:今も技術の発展に影響を与え続けている

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Dave Evansこの記事は、シスコ インターネット ビジネス ソリューション グループ(IBSG)の Dave Evans によるブログ「Ethernet Turns 40 — and Continues To Influence the Technology Landscapepopup_icon(2013/5/22)を翻訳したものです。

「過去を遠くまで振り返ることができれば、未来も遠くまで見渡せる。」

– ウィンストン・チャーチル

過去を振り返ることなく未来を予測することは不可能であり、愚かなことです。過去を振り返ることで、イノベーションに対するインスピレーションが生まれるだけでなく、「すべきではないこと」を知ることもできます。偉大な技術革新の背後には、その開発に影響を与えたレガシー製品やソリューションが存在します。印刷機の背後には紙や木版印刷が、電話の背後には電報の存在があります。では、The Internet of Everything(IoE)が生まれた背景には何があるでしょうか。-それは、イーサネットです。

Internet Protocol 40 years2013年 5月 22日、イーサネットは 40歳の誕生日を迎えました。1973年、技術者であり 3Com 社の創立者でもあるロバート・メトカーフは、アンテナ ケーブル上で無線に似た信号をやり取りすることでコンピュータ デバイスの相互通信を可能にした、イーサネットを設計しました。信頼性と効率性の高い情報アクセス手段として長く利用されてきたイーサネットは、ネットワーキングの世界に大きな影響を与えました。それはローカル エリア ネットワーク(LAN)だけにとどまりません。

イーサネット誕生から 40年の年月が経っても、私たちはこれまでつながっていなかったモノをつなげる方法を探し続けています。メトカーフが複数台のゼロックス コンピュータを 1 台のプリンタに接続することに取り組んでいたころに比べると、現在のつながり方はずっと複雑になっています。だからこそ、私たちは接続するモノの数と価値の可能性を理解する必要があります。

以前のブログ『The Internet of Everything で世界はどう変わるのか』で、ネットワークの力はその構成要素の合計よりも大きくなる、というメトカーフの法則を紹介しました。この法則は確かに正しいです。しかし、ネットワークの力を最大限に引き出すためには、構成要素を認識して最適化する必要があります。The Internet of Everything は、メトカーフの法則を大きく言い表したものであるとと言えるかもしれません。人、プロセス、データ、モノをつなぎ合わせて生まれるものは、接続されるモノの単純なリストではありません。ネットワークの力により生み出される現実的な事象は指数関数的に増加し、これが The Internet of Everything を実現します。

The Internet of Everything はつながることから生まれる事象によって進歩します。イーサネットはその進展を支えています。イーサネットの登場だけでなく、イーサネットによってもたらされた多くのテクノロジーの誕生を祝いたいと思います。

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Authors

Cisco Japan

シスコシステムズ合同会社

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