この記事は、データセンターおよび仮想化担当プロダクト マーケティング マネージャーである Tim Stack によるブログ「Cisco UCS is #1 in x86 Blade Servers」(2017/12/6)の抄訳です。
IDC の調査によると、世界の x86 ブレード サーバ市場でシスコが首位を獲得しました。今回の嬉しいニュースは、Cisco UCS にとって大きなマイルストーンです。インテルの新型 Xeon スケーラブル・プロセッサー ファミリの登場により、新しい UCS M5 ポートフォリオへの更新ケースも増えていますが、そのパフォーマンス向上効果や TCO 削減効果が認められたことになります。
システム主導のアプローチ
シスコが Unified Computing System (UCS)を発表したのは、わずか 8 年前のことです。発表当時、サーバ設計に対する従来のアプローチでは、もはや将来的な IT 課題を解決できないことに気付いていました。そこで Cisco UCS は、IT インフラの導入と管理を容易にするために設計されました。Cisco UCS により完全にプログラム可能なファブリックを形成し、コンピュータ、ネットワーク、そしてストレージ インフラを単一のプラットフォームに統合できます。これにより、新しいアプリケーション サービスの提供速度を向上させつつ、管理コストを削減することに成功してきました。Cisco UCS は 2009 年以来、150 件を超えるパフォーマンス ベンチマークで世界記録を樹立してきました。これを実現したのは、数千台のサーバにスケールできる、シンプルで一元化された管理モデルです。Cisco UCS が成長する上で、最大の影響力を持つのはお客様です。お客様によって Cisco UCS の評判が広がり、お客様から新機能に関する貴重なフィードバックが寄せられています。お客様とのコラボレーションとビジネスに感謝いたします。
クラウドベースの管理分野で技術革新を継続
シスコでは、お客様の問題を解決するため技術革新を起こすことで、明るい未来と大きなチャンスが広がると考えています。今日の IT 技術は、規模と複雑さが増加の一途をたどっています。それらすべてを従来の方法で管理するのは、事実上、不可能になりつつあります。こうした課題に対処するため、シスコではクラウドベースの最新管理プラットフォーム「Cisco Intersight」を発表しました。インフラ管理を簡素化し、機械学習と分析を活用することで、常に学習し、適応し、保護する IT インフラを実現します。企業は複数のクラウド サービスからアプリケーションを使用したいと考えています。そのため、マルチクラウド環境向けの Cisco UCS といった適応性の高いインフラへの需要が成功の鍵を握るでしょう。