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【前編】初心者でも合格!CCSTサイバーセキュリティ受験体験記

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2026年1月15日(木) CCST無料ウェビナーを開催

2026年1月15日(木)に、シスコの初心者向け最新資格「CCSTサイバーセキュリティ」の魅力や取得方法を紹介する無料ウェビナーを開催します。 

 当日は、CCST 対策本を監修したシスコ暮石や、CCIE 6冠のシスコ箕浦による講演に加え
クイズに正解すると抽選で「CCST 受験バウチャー」や「CCST 対策本」が当たるプレゼント企画も実施します。
楽しみながら学べる機会ですので、ぜひご参加ください!

【開催日時】2026年1月15日(木) 12:00〜13:00
【対象】サイバーセキュリティやネットワークに興味のある学生・社会人(どなたでも参加OK)
【参加費】無料(事前登録制)
【申込方法】下記ページよりお申し込みください 

https://cvent.me/POQGOZ 

 



はじめまして!シスコのマーケティング部所属の山下と申します。
この記事では、私の CCSTサイバーセキュリティの受験体験についてご紹介します。非技術職の私ですが、結果として1ヶ月ほどの勉強期間で合格することができました。  

まずは少し、自己紹介をさせてください。私は10年ほど IT業界のマーケティング部に所属しており、業務上必要なレベルのネットワークの仕組みや、IT用語の意味は理解しています。また「ITパスポート」や「情報セキュリティマネジメント」といった基礎的な資格は持っているものの、技術的な実務経験はなく、コマンド操作や機器設定作業はできない、というレベルです。  

CCSTを受験した経緯 

当初は一念発起し、CCNA ( Cisco Certified Network Associate )というもうひとつ上の資格に挑戦しようと考えていました。ですが教材をみると、2020年の改定で複数分野が1つに統合されたため、範囲が広く、かつ内容はかなり技術的。ネットワーク機器実機へのコマンド操作など、非技術職の私にはハードルが高く感じ、躊躇していました。そんなとき、社内連絡でシスコ監修で初めての CCST対策本 がリリースされたことを知り、まずはここからと、受験することにしました。  

この記事がオススメな方 

CCSTは比較的新しい資格のため、私のように、ITの基礎知識はあるけど「 CCSTって実際どんな試験?」「どんな勉強をすればいい?」「申し込み方法は?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。私自身、調べてみても、過去問や受験体験談が少なく、勉強方法に迷うことがありました。 

そこで、私が実際に受けてみて感じたことや、役立ちそうなポイントを、これから受験される方に向けてまとめます。 この記事が、CCST受験を考えている方のお役に立てば嬉しいです!  

   

シスコの CCST資格とは?

 シスコの CCST(正式名称は Cisco Certified Support Technician)資格は、エントリーレベルの技術者向け認定資格です。 以前は英語でしか受験できませんでしたが、日本語で受験できるようになりました。シスコが提供する資格の中で、最も難易度が低いため、 ITやネットワークの初心者やキャリアチェンジを目指す方におすすめです。 

 

CCST資格の3つの科目 

CCST資格は3つの科目に分かれており、それぞれ異なる知識の証明となります。ネットではどの科目についての記述か曖昧なブログなどもあるため、CCSTの勉強を始める場合は、その記事がどの科目を対象としているのか、改めて確認する事をおすすめします。 

  1. CCSTネットワーキング

    CCSTサイバーセキュリティのデジタルバッジ

    エントリレベルのネットワーキングの概念やトピックに関するスキルと知識を証明します。ネットワーク通信を可能にするデバイス、メディア、プロトコルなど、ネットワークの動作や仕組みについて基本的な知識とスキルを持っていることを証明します。

  2. CCSTサイバーセキュリティ
    セキュリティの原則、ネットワークセキュリティとエンドポイントセキュリティの概念、脆弱性評価とリスク管理、インシデント処理など、エントリレベルのサイバーセキュリティの概念やトピックに関する知識とスキルを証明します。
  3. CCST IT サポート
    エントリレベルのITサポート業務に関する基本的な知識とスキルを証明します。キューおよび時間管理、ドキュメント作成、トラブルシューティング、エンドユーザーの支援、コンピューターの構成要素の管理、セキュリティの脅威について基本的な知識とスキルを持っていることを証明します。

試験範囲をより詳しく知りたい場合は、CCST試験を実施・運営されているオデッセイコミュニケーションズの公式サイトの「出題範囲」をご確認ください。

私は今回は、シスコ公式監修のCCSTサイバーセキュリティ対策本で学ぶため、「CCST サイバーセキュリティ」受験を選択しました。

 

CCSTサイバーセキュリティについて 

昨今話題のランサムウェアやサイバー攻撃、情報セキュリティの基本原則、リスク管理、法律など、幅広いセキュリティ分野を学べる内容となっています。

オデッセイ出題範囲より抜粋

ネットワークの基礎知識がある方でも、セキュリティに特化して学ぶ機会はなかなか多くないと思います。そのため、教養としても非常に価値のある分野だと思います。もちろん、ネットワークとセキュリティは密接に関連しているため、セキュリティだけでなくネットワークの仕組みや暗号化技術についても幅広くカバーしています。

私は、この資格を通じて、サイバー攻撃の脅威や防御策、アクセス管理、暗号化技術、リスク評価、法律など網羅的なセキュリティスキルを身につけることができました。セキュリティ分野に興味がある方や、ネットワークの知識を活かしてさらに専門性を高めたい方におすすめの資格です。 

CCST資格の受験概要

こちらは、2025年12月時点で私が調べた受験概要です。より詳しく知りたい場合は、CCST試験を実施・運営されているオデッセイコミュニケーションズの公式サイトをご確認ください。

  • 合格基準
    50分間で 46問出題され、1000点満点中、700点以上で合格です。合格率は公開されていません。
  • 受験料
    それぞれ 17,600円(税込)です。
  • 実施方法
    CBT形式というもので、まずは試験日程と最寄りのテストセンターを選び申し込みます。当日はテストセンターに行き、パソコン画面に表示された問題にマウスで解答します。試験終了後、すぐにパソコン画面に得点が表示されるため、その場で合否を確認できます。
  • 出題形式
    日本語で出題されます。選択形式は「択一選択、複数選択、ドラッグ&ドロップ形式」の 3つです。CCSTの試験は、シスコの試験の中では珍しく、回答後も前の設問に戻ることができるので、時間配分も安心して取り組めます。
  • 変更やキャンセル
    申込み後の受験者本人の都合による「科目の変更、試験日の変更、キャンセル(返金)」は、一切できないとのこと。ただし、インフルエンザなどの感染症や地震、台風、大雪等のみ、診断書などの証明書をもって振替の相談ができるそうです。
  • 合格認定書
    紙の合格認定証は発行されず、デジタル認定証のみ印刷・ダウンロードできます。また、合格後は Credly(クレドリー)というサイトでデジタルバッジを入手して、オンライン上でスキルをアピールすることができます。
  • 合格科目の有効期限
    2025 年 7 月 15 日より、米国州議会の法律により、CCST 認定の有効期間が 5 年間となったそうです。※2025 年 7 月 15 日より前に CCST 認定を取得されていた場合、認定は生涯有効(シスコ再認定ポリシーより)

私が取り組んだ勉強方法

ここからは、CCSTサイバーセキュリティ試験に向けた私の勉強方法を紹介します 

 

使用した教材シスコ監修のCCST対策本

まず、シスコ監修の CCST対策本「はじめてでも合格!シスコ技術者認定CCSTサイバーセキュリティテキスト&模擬問題」を使って学習を始めました。分厚い教本だと「うっ」となりがちなのですが、ボリュームが控えめな薄めの一冊で、気負わず手に取れる点がありがたかったです。

最初のステップは試験範囲の全体像を把握すること。テキストの目次を見てから1周+付属の模擬試験を解き、どこに何が書かれているかと出題傾向をざっと確認しました。

2周目は、 ITパスポートなど他の資格と重複している既知の分野は軽めに目を通し、インシデント対応や海外におけるセキュリティ法規など、初めて触れる分野を重点的に学びました。CCSTは海外で企画制作されているため、国際的な法規なども出題されます。 

3周目は太字で強調されている重要用語の理解をさらに深めること、フレームワークをしっかり頭に入れることに集中しました。 CCST対策本 2色刷りかつ、イラストや図がふんだんに入っているため、直感的に理解しやすく、初学者には助かります。また、各章ごとに確認問題があり、巻末には模擬試験1回分が掲載されているため、理解の定着に役立ちました。  

Amazonサンプルより抜粋

 

使用した教材2  ネットワーキングアカデミー

次に、シスコのネットワーキングアカデミーを活用しました。これはエンジニアを目指す方向けにシスコが無料で提供している高機能な学習サイトで、CCSTの学習にも役立つ教材が揃っています。

ネットワーキングアカデミーに登録したら、言語を日本語に変更。スマホからもアクセス可能なので、隙間時間に効率よく学べるのが大きなメリットです。

パソコン画面例 

スマホ画面例

ただし、ネットワークアカデミーの教材は非常に幅広く、これから学習を始める方にとっては「どこからどこまで学べばよいのか迷いやすい」という側面があります。

そこで私は、まず CCST対策本で資格試験の出題範囲を再確認し、何を学ぶべきかを整理しました。そして、最初は CCST対策本の復習もかねて「サイバーセキュリティ入門」教材を履修。次に理解を深めたい分野の教材を個別に活用することにしました。

具体的には、CCSTサイバーセキュリティ学習を網羅しているジュニアサイバーセキュリティアナリスト(Junior Cybersecurity Analyst)コースの下記教材のうち、④〜⑥の教材の必要な部分を、ピンポイントで学習することにしました。

Introduction to Cybersecurity (日本語あり)
Networking Basics
Networking Devices and Initial Configuration
Endpoint Security  (日本語あり)
Network Defense  (日本語あり)
Cyber Threat Management  (日本語あり)
Junior Cybersecurity Analyst Career Path Exam (CCSTの模擬試験的なもの)

この順番での学習が推奨されています

※②③はネットワークの基礎知識がある方は学習不要。②③⑦は2026年4月ごろに日本語版がリリース予定とのことです。

教材の学習を始めるには、検索窓から「Junior Cybersecurity Analyst 」と入力。Junior Cybersecurity Analyst の TOPページ下部に ①〜⑦の教材のリンクがあるので、該当の教材を選択。

緑の「自分のペースで始める」ボタンを押すと、学習がはじまり、自動的に教材がマイラーニングに追加されます。

ひとつの教材の項目としては「 1.自分の知識チェック → 2.コースの紹介 →  3.モジュール前半 → 4.チェックポイント試験 → 5.モジュール後半 → 6.チェックポイント試験 → 7.最終試験」という流れで進んでいきます。各モジュールの進行バーが全て 100%になり、最終試験に合格すると、教材が履修完了となります。

英語を日本語訳している教材のためか、少し不自然な日本語も出てきますが、実際の試験もその様な日本語で出題されますので、こちらで慣れておいて良かったです。

なお、「CCSTサイバーセキュリティ④⑤⑥」教材でお勧めされる Cisco Packet Tracer は、非常に高機能なネットワークシミュレートツールなのですが、CCSTサイバーセキュリティの勉強においてはダウンロードしなくても良かったかなと思いました。他に学ぶべきモジュールも多かったので、すべての学習が終わったあと、余裕がある時に触ってみるという形でしか使いませんでした。

実際の進め方まとめ 

以上が、私が取り組んだ勉強方法です。改めてまとめると、私は下記の流れで試験に臨みました。

  1. CCST対策本を3周読み込んで全体像をつかむ
  2. ネットワーキングアカデミーの下記①「サイバーセキュリティ入門」教材で基礎をしっかり固める
  3. ネットワーキングアカデミーの下記④〜⑥を活用し、弱点や気になる部分を重点的に学習
  4. 試験直前には、対策本の太字で示された重要ポイントを中心に用語を最終確認

また、それぞれの教材のおすすめポイントとしては下記かと思います。

  • CCST対策本
    内容的にはやや物足りないものの、必要な内容がぎゅっとコンパクトにまとまっていて、範囲がわかりやすい。
  • ネットワーキングアカデミー
    難解な部分もあるものの、本を持ち歩くことなくオンラインで、より高度な用語や知識が学べる。

CCSTサイバーセキュリティ受験体験記、前半は以上です!お申し込み方法や実際に受験してみての体験談については、後編の記事で詳しくご紹介しますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

※本記事は2025年12月時点の情報に基づいており、内容は筆者個人の見解です。

Authors

Makiko Yamashita

APJC Field Marketing JP

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