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よりスマートなワークプレイスを実現する、ストレスゼロのワイヤレスソリューション

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この記事は、Cisco Networking – Meraki & Wireless の Senior Vice President and General Manager Lawrence Huang によるブログ「 Introducing Zero-Friction Wireless for Smarter Workplaces」(2024/11/12)の抄訳です。

 

職場の未来には、接続の安定性以上のものが求められます。AI によりテクノロジーが再形成され、実現できることが再定義されていく中、組織には、単に現在のニーズを満たすのではなく、先を見据えたネットワークが必要とされています。時代遅れの貧弱なシステムに足を引っ張られているわけにはいきません。成長し、ニーズに適応し、将来何が起ころうと対応できるネットワークとプラットフォームが求められています。

本日、シスコの Wi-Fi 7 をご紹介できることを嬉しく思います。シスコは、標準をはるかに超えて、真に未来を見据えたあらゆるワークプレイスに対応するワイヤレスソリューションを実現しました。他のどのソリューションよりもインテリジェントであるこのソリューションには、AI ネイティブの機能と、箱から出してすぐに使える自動設定機能が備わっています。また、高度なデバイスプロファイリング機能と侵入防御機能は拡張を見据えて構築されたものであり、すべての接続を保護します。さらに、Cisco ThousandEyes を活用したエンドツーエンドのネットワークアシュアランスによって、Cisco Wi-Fi 7 は非の打ちどころのないセキュアな体験を実現します。
 
 

シスコ初の Wi-Fi 7 アクセスポイント

新しい Cisco Wi-Fi 7 アクセスポイントは、単なるアップグレードの域にとどまりません。ハイエンドモデルの 9176 と 9178 は、ワイヤレスネットワークの可能性を根本から刷新する製品です。

真にグローバルな統合型アクセスポイントをシスコが発表するのは初めてのことです。接続するとすぐに位置情報を検出できるスマートさを備えています。また、地域別の SKU を廃止して、世界中どこでも機能する単一の製品モデルを構築しており、必要に応じてクラウドとオンプレミス間で自動的かつシームレスに管理を切り替えることができます。

AI とセキュリティは単なる後付けの機能ではなく、あらゆるレイヤに組み込まれています。ワイヤレスネットワークの RF 調整の自動化とユーザー体験向上のために Cisco AI-Enhanced Radio Resource Management(AI-RRM)を利用している場合でも、Cisco Identity Services Engine(ISE)でネットワーク上のすべての接続デバイスを特定してポリシーを自動的に適用している場合でも、シスコのアクセスポイントは、あらゆる組織で適応し、拡張できるように構築されています。さらに、Bluetooth Low Energy、UWB(超広帯域)、GPS 機能を内蔵しており、病院内での高精度なアセットトラッキングから、小売店舗での没入型の AR 体験に至るまで、考えられるありとあらゆる IoT のユースケースに対応します。これはすべて、単一のインテリジェントなプラットフォームを通じて実現されます。

また、これらのアクセスポイントが、持続可能性を実現するための大きな一歩である点も、特に声を大にしてお伝えしたいことです。循環型設計の原則が取り入れられ、エネルギー効率は最適化され、プラスチック不使用の梱包が徹底されています。さらには、省電力モードやスマートなポートスケジューリング機能のほか、エネルギー使用量、コスト、CO2 排出量への影響についての詳細な可視化機能があり、これまでで最も先進的な省エネ製品となっています。
 
 

重要なのは、デジタルファーストの空間構築にとどまらず、
安定した接続、没入感、革新性を実感できる体験をもたらすことです。

 
 

Cisco Spaces による空間と体験の一新

Wi-Fi 7 は、単に安定した接続を実現するためのネットワークではなく、真にスマートな空間の構築に必要な基盤です。Cisco Spaces がすべてのワイヤレス向けサブスクリプション ライセンスに含まれている理由はそこにあります。情報量が豊富な AI 3D マッピング、ダイナミックな IoT サービス、高精度のアセットトラッキングなどをすぐに活用できます。

重要なのは、デジタルファーストの空間構築にとどまらず、安定した接続、没入感、革新性を実感できる体験をもたらすことです。想像してみてください。リアルタイムで重要な機器を追跡する病院、OpenRoaming で Wi-Fi に接続した際に状況に合わせた通知を自動送信する小売店舗、空いている会議室やデスクに従業員をシームレスに案内するオフィスビル。これらすべてのユースケースで、追加のアプリケーションをダウンロードする必要はありません。

Wi-Fi 7 と Cisco Spaces の機能を活用すれば、高性能なネットワークとあらゆるポイントに関するインサイトによって、真に革新的な体験をもたらす、利便性に優れた他にはないコラボレーション空間を構築できる機会が得られます。
 
 

シンプルさが求められる新しい時代におけるライセンス

Cisco Networking Subscription では、Wi-Fi 7 アクセスポイントをはじめとして、ワイヤレスネットワークの展開方法と管理の仕方を一新しています。

クラウドとオンプレミスの展開において、異なるライセンスとサポートパッケージを提供する時代は終わりました。ネットワーク管理をクラウドとオンプレスのどちらで行うのか、あるいはハイブリッド管理なのかに関係なく、何も変わらないシームレスな体験を単一のライセンスで得られるようになっています。運用が大幅にシンプルになるだけでなく、ニーズの変化に応じて、ネットワーク管理のアプローチを進化させられる柔軟性もあります。真にスマートでシンプルな統合ライセンスモデルです。
 
 

今、未来を形創る

デバイス密度が高まり、多くの帯域幅を必要とするアプリケーションが普及するなど、今日のワイヤレス環境は、ますます複雑化が進んでおり、これまでの世代の Wi-Fi では限界が来ています。組織にとって必要なのは高速通信だけではありません。真に革新的でクリティカルな体験を実現するための、優れたレジリエンス、信頼性、セキュリティも求められています。

小売店舗における体験を刷新しようとしている場合でも、キャンパス内の 40,000 人の学生を接続しようとしている場合でも、あるいは工場の生産現場を変革しようとしている場合でも、Cisco Wi-Fi 7 は、進化を続け、一歩先を行くためのインテリジェントな空間を構築する基盤となります。

 


 

詳細については、新しい Wi-Fi 7 ソリューションの概要をご覧ください。ワークプレイスをどのように変革できるのか、ご確認いただけます。

 


 

Authors

Masaaki Ogawa

SE

Enterprise Networking

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