皆様、こんにちは。Cisco コラボレーション事業部 Webex Cloud カスタマーサクセスマネージャー(以下Webex CSM)の小林早苗です。
今回は、5月に開催された Educational IT Solutions Expo(以下、EDIX)参加のご報告と、その後に改めて教育の環境について検討したことをお伝えいたします。記載している製品やソリューションのリンクも合わせてご覧ください。
EDIXとは?
毎年、年に2回、東京・関西で開催される学校・教育機関、企業の人事・研修部門などの方に向けたイベントで、教育の課題に合わせた8つのエリアで構成された日本最大の教育分野の展示会です(企画運営:RX Japan株式会社)。
今回、私は、2023年5月10日(水)~12日(金)に行われた東京ビッグサイトの東京会場の Cisco ブースの展示に参加してきました。弊社として4年ぶりの出展となりました。シスコでは、「教室の壁を越えて、無限に広がる学びを」をテーマに、児童生徒の教育や校務の DX を支えるための各種ソリューションを提供しています。今回のイベント展示ブースでは、初等中等教育から高等教育機関向けにネットワーク製品、セキュリティ製品などをご紹介、私はコラボレーション事業担当として、Cisco Board シリーズ 、Webex Callings の魅力をお伝えしました。
長年の念願である EDIX への参加、Cisco メンバーとして初の外部イベント現地参加、そして担当顧客様との 3年越しの面会を果たすなど非常に貴重な機会となりました。
会場で体験できること
EDIXでは、展示会として、各ブースに用意された展示を見る他にも、イベント3日間を通して決められたタイムスケジュールで出展社ブース内 セミナーと模擬授業が提供されます。各ブースにて、参加者の方々が最新の IT ソリューションや製品を、見て、聞いて、体験をしている様子が見られました。
私が訪問した初日、Cisco ブースでは、ビジネスディベロップメントマネージャー林山耕寿(こうじゅ)さんより「教育委員会のセキュリティ対策のポイント 」というタイトルでプレゼンターションを提供、多くの方が足を止めて、セミナーの内容に耳を傾けてくださいました。
とてもありがたいことに、中には、事前にEDIXの情報サイトから出展社ブース内セミナー・模擬授業 時間割を確認し、このセッションが見たい!と来訪してくださる方もいらっしゃいました。
その他、イベント開催期間中には、「Merakiで実現するシンプルな学校ネットワーク 」と題して、Meraki テクニカルソリューションアーキテクトの片山智さんと、プロダクトセールススペシャリストの大川 博史さんから、「お客様と描くデジタルフロント構想のご紹介」として、ビジネスディベロップメントマネージャーの楠(くすのき)仁志さんからもセミナーを提供しました。
セミナーにご参加・アンケートにご協力いただいた方へは、Cisco グッツをプレゼント!教育現場に携わる方々から多くの回答をいただくことができました。
3日間の成果
今回のイベントでは、当初の見込みを大きく上回る人数の方々にご来場くださり、この 3日間を通して1,000名近くの方とお会いすることができ、参加したCiscoメンバーの記憶に残る時間となりました。
- 個人英会話教室を営み、ホワイトボードなど活用して生徒へより魅力的な授業の展開をしたい
- 学校と研究機関など他の離れた拠点同士をよりセキュアで安定した状況で繋げたい
- 既存の環境から未来型学習環境の構築を早急に実現させたい
未来の教育現場を、より安全で快適にしたいという沢山のお声を頂戴し、Cisco 製品でまだまだ日本の教育現場を支援できることがあると感じつつ、大盛況のうちにイベントは終了しました。
ご来場いただきました皆様、心からお礼申し上げます。
ご紹介したソリューション
- Cisco Meraki
- Webex Calling
- Cisco Board シリーズ
- セキュリティ(Cisco Umbrella, Duo, Cisco Secure Endpoint,Cisco Secure Email Threat Defense)
- ThousandEyes
これらのCisco製品リーフレットは、文末のリンクよりダウンロードいただけます。
パンデミック下の学習体験
2020年よりパンデミックの影響を受けて圧倒的、劇的変化を経験した教育市場。
多くの教育現場でリモート・ハイブリット授業の採用が進みました。私も、Webex CSMとして、Webex Meeting などを利用したオンライン授業の方法をオンラインウェビナーで提供し、IT 管理者様の支援を通し、全国教育機関の学習環境の整備をサポートしました。個人としては、大学院2年次生の講義とゼミの大半は、オンライン形式で学び、研究のためにデータ収集も、関係者へのインタビューも全てオンラインで実施するという体験をしました。
一次的には、急な学習環境の変化、その情報更新が一気に進められることに驚きましたが、誰もが遠隔地にいる中で、可能な限りのオンラインコミュニケーション方法を使うことで、物理的距離という概念を気にしなくなりました。同時に移動時間と交通費への心配もなくなりました。さらに、履修科目の講義は、教室の収容人数を理由とした受講制限が撤廃になり、次の履修登録期間を待つという不毛な時間が0に!ゼミの研究では、広域にいる多くのインタビュアーへのアクセスを実現させるなど、オンラインのメリットを大きく感じました。
過去四半世紀の教育環境の変化
私の今までの学習体験では、遠隔でも教育を受けられるが、重要なポイントでした。全日制の教育機関に通ったのは、義務教育と大学院のみ。高校時代、社会人になって復学した短大、大学と直近で修了した博物館学芸員資格取得も通信制を選択しました。
ここで、自身が体験した四半世紀を隔てた学習体験と教育環境の進化を書き出してみました。
20世紀末とパンデミック下の学習では、どのような変化があったでしょうか?
- インターネット環境:自宅のダイアル回線 ⇨ いつでもモバイルで通信、街中でもWiFiアクセス。
- 学習コンテンツ視聴方法:自宅のテレビとラジオ ⇨ PCやiPhone®, iPad®など持ち運びできる個人のモバイルデバイス。
- 関連教材の購入:書店購入や出版社に問い合わせ ⇨ オンラインショップで検索、購入、当日・翌日配送など。
- 事務手続き:専用ハガキの郵送や現地窓口にて書類申請 ⇨ オンライン専用サイトから申し込み。
- 学校と学生同士のコミュニケーション:スクーリング時の対面または、電話など ⇨ 学校から提供されたアプリやプラットフォームなど。SNSやチャットツールも使えば、リアルタイムのやり取りが可能です。
入学前説明会も入学後の履修科目登録、講義はもちろん、試験申し込みから結果通知、シラバスや事前事後課題情報、ほぼ全てオンラインで完結できることに感動しました。
ハガキを送るポストを探したり、証明書付き書き留めを求めて郵便局に走ったり、担当職員の滞在時間を狙って電話する必要もなくなりました。生徒、学生、教授、職員の方へ、何かのコミュニケーションにも即座!オンラインで Bot タイムリーに行うことができます。
なんとスピーディーなんでしょうか!
2023年、まだ実現しないこと
2023年、21世紀も四半世紀が過ぎようとしても、日本では、自動化やデジタル化が進まない、オンラインで完結できず複雑な手続きに工数がかかる、対人でのやり取りが必要要件にあることも!まだ課題は多くあります。
しかしながら、きっとこの次の10年、20年で、もっと不都合・不自由と言った学びたい方への障害がなくなり、全ての人にとって安心で快適な教育・学習の機会が提供されていくと信じ、これからも Cisco はお客様を支援してまいります。
教育業界の方、教育に関わる方、ぜひご相談や気になることがございましたら、CiscoまたCisco担当者までご連絡ください。
これからも、リモート・ハイブリット・対面それぞれの学習スタイルのメリットを感じつつ、教育がより明るい未来と社会の豊かさに繋がっていくと期待しています。
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教育現場の生産性を劇的に向上させるクラウド電話「Webex Calling」
完全オンラインも対面との組み合わせも OK! これからの学びには
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EDIXについて
主催 EDIX実行委員会
企画運営:RX Japan株式会社
Blog https://www.edix-expo.jp/hub/ja-jp/blog.html
商標について:iPhone® iPad®は、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。iPhone® iPad®は、Apple Inc.の商標です。
この参考URLリンク・提供情報は2023年6月時点の内容としております。予めご了承ください。