ThreatWise TV の新しいドキュメンタリー『人こそが重要:Cisco Talos が行ってきたウクライナへの支援を振り返る』でお話したように、戦争は組織の事業継続計画やディザスタリカバリ計画によく登場するようなものではありません。
ロシアがウクライナに侵攻するまでの数か月間、シスコと Talos は、テクニカル トレーニング マニュアルや SOP、SLA などでは取り上げられない現実に直面していた友人、パートナー、同僚を支援するためにできる限りのことをしました。
侵攻が始まると、シスコと Talos のあらゆるところで支援の声が上がりました。それを受けて立ち上げられたのが Talos ウクライナタスクユニットです。これは、サイバー空間に重大かつ持続的な影響をもたらしそうな将来の世界的な出来事に、どう対応できるかを示すモデルになっています。
Talos はまた、ウクライナのさまざまな組織に Cisco Secure 製品を導入して管理し、一部の従業員が、重要インフラに対する脅威の監視と検出に改めて注力する体制を取りました。この業務の多くは、継続的で包括的な戦時の取り組みの一環として現在も続けられており、ウクライナの人々を守り、ウクライナの組織のレジリエンスを高めています。
Talos のタスクユニットについて、また、ウクライナの組織が重要インフラに対する攻撃を検知し対応できるよう Talos が日々どのような支援を行っているかについて、多くの方からご質問をいただいています。
ご想像のとおり、典型的な 1 日というものはありません。
このタスクユニットの重要な成果の 1 つであり、目の当たりにできて良かったのは、脅威ハンティングに関する技術的バックグラウンドがない人でも、Talos の取り組みに多大な貢献ができるということです。Talos のウクライナ支援活動には、多様な考え方や経験の力がはっきりと表れています。
そこで、この難しくも重要な取り組みを、漫画という形で要約することにしました。ドキュメンタリーの中で触れているいくつかのテーマについて知ることができます。ここに掲載しているものをご覧いただくか、こちらをクリックしてご覧ください。
- Cisco Talos がウクライナの重要インフラの監視によって把握した傾向と脅威をご確認ください。
- ウクライナにおけるサイバーセキュリティ状況の最新情報については、こちらの Talos ハブページをご覧ください。
本稿は 2023 年 03 月 23 日に Talos Group のブログに投稿された「Fighting the Good Fight: Life inside the Talos Ukraine Task Unit」の抄訳です。