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現時点での自分のレベルを知るチャンス。APJC NetAcadRiders 受賞者インタビュー vol.2

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2022年4月から5月にかけて APJC NetAcadRiders が開催されました。

※NetAcadRiders とは、シスコネットワーキングアカデミーが主催するインタラクティブなネットワーク技術コンテストです。アジア太平洋地域(APJC)20カ国以上にあるネットワーキングアカデミーに所属する学生達が同時刻に同じ課題に取り組み、競い合います。

今回は、各アカデミー代表が競い合う Round2 において、日本で3位の成績を修められた京都情報大学院大学の羅 鑫堯さん、またインストラクターである望月バドル先生にお話を伺いました。

(本来であれば現地にお伺いしたかったのですが、社会情勢を踏まえてオンラインでのインタビューとなりました。)

 

香港でテクニカルサポートを経験後、日本に留学

はじめに、簡単な経歴と現在学校で学ばれていることを教えてください。

羅さん: 現在、学校ではネットワーク管理を専攻しています。

日本に留学する前は、香港で3年ほどテクニカルサポートとして働いていました。
趣味は国内旅行とアメリカ映画を見ること、またスポーツをすることも大好きです。

望月先生: 「情報ネットワーク概論』というネットワークの基礎の概念にあたる授業をはじめ、CCNA などの取得を目指すような専門的な授業、また、データサイエンス分野の授業も担当しています。どの授業も日本語と英語の二言語で開催しており、学生が自由にどちらの言語でも選択可能です。羅さんは日本語で受講してくれています。

 

現時点での自分のレベルを知るチャンス

今回 NetAcadRiders に参加したきっかけを教えてください。

羅さん:CCNA の授業を履修している学生に向けて、望月先生が NetAcad Riders の開催案内を連絡くださいました。私は CCNA 資格を将来的に取得したいと思っており、現時点での自分のネットワークの知識がどのぐらいのレベルであるかを知りたいと思いました。そこで、自分から望月先生にぜひ NetAcad Riders に参加したい旨を伝えました。

望月先生:シスコさんから送られてきた NetAcad Riders の開催案内メールを見て、CCNA の資格を取得したい学生、もしくは将来ネットワークエンジニアになりたい学生にとっては、とても面白いイベントだと思いました。そこで、自分が担当している学生に対し、参加してみたらどうかと声をかけました。

インタビュー中の望月先生(左)と羅さん(右)。

インタビュー中の望月先生(左)と羅さん(右)。終始明るく誠実に対応いただけました。

 

とにかく楽しかった!シミュレータ問題も解きたかった

実際に NetAcad Riders に参加してみた感想を教えてください。

羅さん:とにかく楽しかったです!同じ時間、同じ問題を様々な国の学生と競いながら解く。なかなかできない経験で、とても勉強になりました。

今回は学生同士でコミュニケーションをとる時間がありませんでしたが、そんな機会があれば、さらに楽しそうだと思います。コンペティションへの参加は楽しむことが一番だと思っているので、ぜひ実現してもらえると嬉しいです。

あと、ほぼ毎週授業でシミュレータを利用した授業をしていただいているので、パケットトレーサを使う問題が Round2 でもあればより上位を目指せたと思います。

望月先生:今回初めての参加だったこともあり、Round2 でどのような問題が出るか全くわからない状況でした。事前にどのような問題が出るか、また、過去の問題を開示していただけると、より学生にも積極的に参加してもらえたかなと思います。ぜひお願いします。

また当校の授業はアクティブラーニングを用いています。毎回シミュレータを利用しながら、課題解決方法を学生に考えてもらい、発表してもらっています。羅さんが言っているように Round2 でもパケットトレーサを利用した課題も出題されると良いですね。

Round2 の様子

Round2 の様子。世界各地の学生が、Webex でつながり、同じ問題を解いて競い合う

 

一人前のセキュリティエンジニアになる

将来目指すものを教えてください

羅さん:将来は一人前のセキュリティエンジニアになりたいと考えています。

セキュリティに興味をもったのは 去年の秋、情報セキュリティの授業を受講した際に、暗号化、マルウェアなど多くのことを学びました。いま、日本では多くのセキュリティ問題が発生していることも実感し、本当にタイムリーな仕事だと思っています。

CCNA の試験を取得後はセキュリティの資格にもチャレンジして、早くセキュリティエンジニアとして活躍したいと思っています。

羅さん、インストラクターの望月先生、トロフィーの授与とインタビューにご協力いただき本当にありがとうございました

※羅さん、インストラクターの望月先生、トロフィーの授与とインタビューにご協力いただき本当にありがとうございました。次回はぜひシスコオフィスに遊びに来てください!

 

シスコ ネットワーキング アカデミーとは

1997年スタート。現在では世界180ヵ国以上で展開されている、ITおよびネットワーク技術者の育成プログラムです。世界での参画校 は 1 万 2 千を超えており、これまで累計1500 万人以上のデジタル人材が受講しています。日本でも 150 校の教育機関、各種団体で提供され、毎年 8000 名がこのプログラムを通して、就職やその後のキャリアに繋がるスキルを学んでいます。

 

京都情報大学院大学様

日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学。1963年に創立した日本最初のコンピュータ教育機関である京都コンピュータ学院(KCG)のパイオニア精神を受け継ぎ,幅広い知識,高度な技術,国際性を有した IT プロフェッショナルズを養成されています。世界各国において実力を発揮できる,IT スキルとマネジメントスキルを併せ持った国際的リーダーの育成にも力を入れておられ、英語による授業を受講することも可能で,近年はアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国からの留学生が大勢学んでいます。

Authors

岡村 恵

Business Development Manager

Corporate Affairs APJ Cisco Networking Academy

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