昨晩友人からのプライベートな相談があり、Webex での一対一のリモート会議をしました。
一対一なので、よりリアルになるように、彼女の顔だけが画面いっぱいに表示されるように設定して会話をしました。
時々、ほんの一瞬だけ彼女がしかめっ面になります。
「どうしたの?大丈夫?聞こえる?」と問いかけますが、
「綺麗に聞こえているよ!大丈夫よ!!」と元気な反応がありつつも、時々見せる一瞬の彼女の不安げな顔は変わりません。
その後もしばしば、ほんの一瞬だけ顔をしかめます。
結局リモート会議で彼女がしかめっ面になる原因は・・・?
5分くらいしてのことです。
失礼なことに、私がビデオオフ設定にしていることに、気が付きました。
私は画面いっぱいに写る彼女の表情を見ながら安心して話し、
彼女は私の顔が見えないまま一生懸命耳を傾けてくれていたのです。
そして、私が発する言葉の冒頭で一瞬だけしかめっ面になっていたのです。
彼女自身はしかめっ面をした自覚はなく、問題なく綺麗に聞こえていたとのことですが、
話相手の画像の有無に彼女の体は微かな表情でしっかりと反応していました。
その後、互いに表情が確認できる状態においては、しかめっ面になることはありませんでした。改めて、聴力のみの会話は不自然な形であることに気づくことができました。
ビデオ会議では顔を見て話した方が、話手も受手も一層共感を得やすいということを、再度実感しました。
参考:子育て卒業ワーママがちょっと俯瞰して見るシスコでの働き方 Vol.4 – ビデオをONにすると安心できる?
通話の相手にどんな第一印象を与えるのか?音声品質次第です!
それでは、そもそも音声だけで会話する電話の場合はどうでしょうか?
私たちは長年電話というツールになれ親しんできました。聴力だけで情報を得る電話は相手の表情や共有される画面資料といった視覚に頼ることができないため、一層高品質であることが必然的に求められます。日々何気に使っている視覚の補足が可能なビデオ会議と、視覚による補足のない電話、これらは見える見えないの違いだけでなく、音声品質に求める期待値が大きく異なるのです。
一方で、スマートフォンのチャットアプリについている付属の通話機能を「無料だから」と、質とコストを天秤にかけて寛容に受け入れる方も少なくないでしょう。私自身も実家の母からは、チャットの付属通話機能での着信を受けることがあります。何度切れても掛け直して、音質が悪くなっても、遅延しても、忍耐強く会話を続けます。時折、操作を間違えて通常の LTE 通話で繋げてしまい、いつもより音質も良く遅延も少ないため、一層話が盛り上がり、散々長電話をして切った後に有料通話であったと知り、反省するということもあります。その度に電話とチャット通話の質が大きく異なることを実感します。
プライベートであれば、忍耐強くチャットアプリ付属の通話機能でいいかもしれませんが、ビジネスにおいてはどうでしょうか?
電話のやりとりの相手が、社内に限定されるのであれば、
「無料になるので、品質は我慢してください!」と経営者が訴えれば社員は容認してくれるかもしれません。
しかし、当然そんな事前説明を受けることのない外線からのお客様は、その遅延がどういう理由なのかの検討がつかず、また相手の口元も見えないので、
曇った声の遅れて返ってくる返答に
– 反応の鈍い担当者だなぁ、相槌ぐらいタイミングよく打てないかなぁ!
– 空気が読めない担当者だなぁ、普通はすぐに返事するだろうに!
– トボけたふりして、都合の悪いことをはぐらかしているなぁ、騙されないぞ!
– 電話に出たらすぐに名乗るのが礼儀!客から名乗らせるなんて!会社の信用問題だ!
なんて、その音質の悪さや遅延を、会話相手のキャラクターに置き換えてイメージしてしまうかもしれません。
ましてや、その電話が第一印象を与える場合ではどうでしょうか?
自分の良さが最大限に発揮され、より良い第一印象を相手に与えるように。Webex Calling をご検討ください!
今更ですが、最近、第一印象は一度きりと学びました。
至極当たり前のことですが、第一印象は変えられない。そのため多くの方が第一印象を少しでもよくするために努力をします。自分の良さが最大限に発揮され、より良い第一印象を相手に与えるように。
初めて電話を掛けたお客様が、音質の悪さや遅延がツールの原因であると認識できず、対応者や企業の第一印象として受け止めてしまったら、とても勿体無いことです。
最近はオンプレミス PBX を刷新するタイミングに、多くのお客様がクラウド PBX をご検討くださっています。その際の条件項目に多いのが「音声品質」です。クラウドだからこその機能を一番に求める方が多いのかと思いきや、「音声品質」を上位に挙げられるお客様が多い。
きっとクラウド PBX はいろんなことができるのだろう・・・でも音質や遅延が悪ければ、お客様と電話でより良い関係づくりができない、悪い印象を与えてしまう。ということをご存知なのだと思います。
相手が見ることができない電話の場合は特に、ビジネスに通用する品質のものでなければ、無用な誤解を与えて、信頼を失う可能性があります。
シスコが提供する Webex Calling は 長年オンプレミス PBX や固定電話を提供をするシスコの実績による品質と、国内外を含めた電話に求められるビジネスニーズとクラウドならではの特徴を活かした機能を搭載しリリースされた商品です。
「クラウド PBX だから品質悪くてもしょうがないよね。」と諦める必要はありません。
新しい働き方を高品質のクラウド PBX ソリューションで実現することができます。
ぜひ信頼できるクラウド PBX ソリューションをお探しなら、Webex Calling をご検討ください。
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