Cisco Talos 電子メールステータスポータル が更新されました。新しい機能が追加されていて、ポータルがさらに使いやすくなっています。
Talos 電子メールステータスポータルでは、送信されたメールのサンプルとそのステータスの表示、送信メトリックのグラフィック表示の分析、ドメインとユーザアクセスの管理、送信データに関するレポートの生成を行うことができます。
本日の更新時点で、ポータルの [送信(Submissions)] ページには、Talos に送信された電子メールの送信元とコンテキストについての理解が深まる一連の情報(送信元のドメインと IP アドレス、埋め込まれた URL、埋め込まれた添付ファイルなど)が表示されるようになっています。
セキュリティ担当者は、Talos が処理する電子メールに関する詳細な情報を確認し、自社のネットワークを標的にしている可能性がある大量のマルウェア攻撃について具体的な情報を取得できます。Talos に電子メールを送信することで、各埋め込み URL のレピュテーション、電子メールの添付ファイルの性質、または送信者の IP とドメインのレピュテーションスコアについて、Talos の処理結果を分析できるようになりました。処理結果については、サポートポータルでボタンを押すだけで異議を申し立てることができます。また、ポータル内の情報を取得して SecureX にアクセスし、ネットワークに残されたアーティファクトを調査することもできます。
この新しい情報を詳しく調べるには、新しく追加された上下矢印ボタンを使用して詳細情報を展開するか、「#」記号をクリックして特定の電子メールの詳細情報を表示します。
このように、送信された電子メールの詳細が表示されます。
ドメイン管理者は、ユーザと権限に関して一括操作を実行できるようになりました。一度に複数のユーザの権限のアップグレード、一時停止、承認、拒否などを行えます。
さらに、すべての送信情報(最上位の送信情報など)を [送信(Submissions)] ページから CSV ファイルにエクスポートできるようになっており、利便性が増しています。
電子メールステータスポータルは、送信データのステータスを表示するためのポータルです。悪意のある電子メール、または誤って迷惑メールとして処理された問題のない電子メールをレポートできます。Microsoft Outlook のプラグインを利用するか、こちらの手順に沿って、直接電子メールでご連絡ください。
新しいポータルを利用するには、Cisco ID を使用して Talosintelligence.com にログインし、https://talosintelligence.com/esp にアクセスしてください。
新しいポータルの詳細な使用方法については、ヘルプセクション をご覧ください。また、電子メールステータスポータルの詳細については、こちら の 1 ページガイドをご覧ください。
本稿は 2021 年 08 月 03 日に Talos Group のブログに投稿された「Updates to the Cisco Talos Email Status Portal」の抄訳です。