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中小企業向け DX プラットフォーム、VUCA なデジタル時代に対応させてみませんか?

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今回は時代の潮流や今後の方向性から、VUCA なデジタル時代に相応しい DX プラットフォームと題して考えてみたいと思います。

 

<何が変わりましたか?>

 

人と人との接触が大きく制限される中、みなさまの会社、組織ではどういった取り組みを進めていますか?

・機械化、自動化、省人化

・オンライン署名、決済

・テレワーク推進、オンライン会議 など

 

きっとみなさまも仕事を通してだけではなく、消費者としても似たような経験をされたと思います。

・機械化、自動化、省人化 > あらゆる場所で自動検温してくれるセンサーや機器が設置された

・オンライン署名、決済 > さまざまな施設でも事前予約やオンライン決済が可能になった

・テレワーク推進、オンライン会議 > ネット配信、ネット参加で家にいながらの娯楽を楽しんだ(もしくは物足りなかった)

 

また、医療従事者を始め社会に不可欠な担い手として取り上げられたエッセンシャルワークですが、物流サービスにおいても、機械化、自動化、省人化、オンライン決済などを掛け合わせた高速道路の ETC 化が進んでいなければ、さらに大きな混乱を招いたのではないかとも考えられます。

セルフレジ、オンラインデリバリー、リモートメンテナンスなど、元々やってたところはやっていた、ここにきて進んだところは大きく進んだ、というところでしょうか。

 

2015 年ごろから使われ始めたデジタル変革、DX というワードですが、以前から抱えていた上記の様な課題が一気に噴出し、露呈し、対応を促した点が大きかったと考えられます。

・人に依存した業務、オペレーションへの対応 > 機械化、自動化、省人化

・紙に依存した契約、決済、文書管理への対応 > オンライン署名、決済

・場所に依存した労働、サービスへの対応 > テレワーク推進、オンライン会議

 

<で、うちも対応しないといけないの?>

 

対応するかどうかにおいて重要な観点があります。

それはマイナス面への対応に留まるのか、プラス面への推進まで行えるのかです。

デジタル変革が叫ばれる様になった現在、目の前で起こっている問題だけを取り上げ、マイナスを埋めるためだけの思考に陥っていないか、新たな可能性の追求や次の展開に向けた思考になっているか、という観点はとても重要です。

 

デジタル変革がトピックスとなる以前から、IT 部門はコストセンターなのか、プロフィットセンターなのか、という議論が繰り返し行われてきました。

 

3 年ほど前に発行された総務省の「DX 推進指標とガイダンス」の中でも、DX においても業務改善止まりなのか、新たなビジネス価値の創造に繋がるものなのか、といった記述がされていますが、同じ議論は今なお繰り広げられています。

https://www.meti.go.jp/press/2019/07/20190731003/20190731003-1.pdf

 

一方で先日発表された IDC のレポートによると調査対象の約7割の企業で DX への投資を平均 24.6% 増加させると回答しています。今起きている社会的な課題はさまざまなことを露呈させ、増幅させ、加速化させていますが、マイナス面への対応を考えても、今後のデジタル時代へのプラス面を考慮するならなおさら、対応は必須です。

https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ48133621

 

<プラスのための推進って?>

 

テレワークについても、オンライン化についても、浮き彫りになった課題に対して仕方がなく対応する、という観点ではなく、今後の時代に向けた取り組みとしての観点が必要になっています。

 

目下直面する課題への対応や継続的な業務改善も当然必要ですが、新たなビジネス価値の創造ということで、冒頭の 3 点をさらに活かし、例えば次の様なことを推進されるのはいかがでしょうか?

・提供している製品やサービスについて、顧客がアプリで状況確認できるようにしてみる > 利用効果の向上や、維持、リピートに繋がりそうですね。

・アプリを通して見える利用状況を分析してみる > 利用者の動向や特性を踏まえ、より効果的に顧客へのアプローチができそうですね。

・新たな課題や発見を通して次の製品やサービスを提供してみる > 既存顧客へのさらなる価値の提供や新たな市場への展開に繋がりそうですね。

 

これらの取り組みは、社内外のさまざまな人やモノをアプリケーションとネットワークで繋ぎ、クラウドで管理や分析を行い、ビジネスに反映させていくことによって展開が可能になります。デジタルテクノロジーは単なる業務改善ツールではなく、ビジネス基盤そのものです。上記は社内の利用ユーザからでも PoC という形で始めることもできますね。

 

いまの時代を反映したワードとして、VUCA というワードが取り上げれらることが増えています。

VUCA は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べた言葉ですが、つまり一言でいうと、「よくわからん・・・汗」という事になります。

現在まさしくこの状態を体現した形で、様々な課題に対して国家も社会も企業も個人も暗中模索の対応を迫られているとも言えます。

 

VUCA への対応は今直面している対応という観点でさまざまな示唆を含んでいますが、ここでは2つの対応策を考えます。それは、「よくわからんけど、わかるようにする」ということと「よくわからんけど、大丈夫にしておく」ということです。

 

お気付きの通り、この観点は冒頭の 3 点に加え、プラスのための推進として取り上げた 3 点とも大きく関わっています。「よくわからん・・・汗」な時代、分からないままに八方塞がりにならない様に、どういった IT を、システムを、サービスを、ハードウェアを、ソフトウェアを、選択しますか?

 

デジタル時代に相応しい中小規模ユーザ向けのクラウド管理基盤、Cisco Designed で構築できます。

https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/small-business.html

 

IoT の活用にも注力をされている梓設計様、テレワークやハイブリッドワークを可能にする次世代オフィスに Meraki と Webex、シスコエコパートナー様 Phone Appli の Place を採用されています。事例はこちらから。

https://www.cisco.com/c/ja_jp/about/case-studies-customer-success-stories/2258-azusasekkei.html

Authors

中元 聡

ビジネス開発担当

APJCアーキテクチャセールス

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