シスコ新卒ブログリレーへようこそ!
2021年新卒入社の華原依馨(かはらよりか)です。
この記事では
「私の配属部署(SP)ってなに?」
「外国人支援ボランティアに私が力をいれるわけとは?」
の二本立てでお送りします!
シスコに興味がある学生の皆さんや、既にシスコを目指されている就活中の皆さん、または通信事業に興味がある皆さん、国際ボランティアや外国人支援に興味がある皆さん、目が合いましたね。少し立ち止まって、目を通してくださるととても嬉しいです。
自己紹介
名前 | 華原 依馨(かはら よりか) |
職種 | Associate Sales Representative |
部署 | SP Operations(情報通信産業事業統括部門) |
入社理由 | シスコの技術力、カルチャーに惹かれたから |
興味がある分野 | 5Gなどの次世代通信技術、国際協力 |
趣味 | 旅行、映画鑑賞、アウトドア、美味しいお店開拓、言語学習 |
新卒ブロガーに なった理由 |
シスコのカルチャーについて、新卒の生活について、そして外国人事情について発信したい |
そもそも SP ってなに?入社3カ月の新人営業が分かりやすく紹介します!
私が配属予定の SP(= Service Provider/ サービスプロバイダー)部門について簡単にご紹介します。
シスコでは SP またはサービスプロバイダーと呼びますが、ズバリ通信事業者(通信キャリア)のことを指します。SP 部門を日本語で表現すると、情報通信産業事業統括部門です。いまいちイメージがつかないですよね。
通信事業者の例を挙げると、ソフトバンク や KDDI、NTT、楽天(4大キャリア)などがあります。会社名を聞くと、一気にイメージが湧いたのではないでしょうか。
「なるほど、携帯会社のことか!」と思った方、おしいです!通信事業者さんは実に様々なサービスを展開しています。私たちに最も馴染みのある移動通信(携帯電話)サービスだけでなく、国内外の固定電話サービスやインターネット接続サービスなども提供しています。
これらのサービスを提供する会社が、私たち SP 部門が担当しているお客様です。また、通信事業者のグループ会社や一部テレビ局もお客様として担当しています。
ざっくりまとめると、通信事業者のビジネスを支え、成長を促進するお手伝いをしているのが我々 SP 部門なのです。
もう少し詳しく覗いてみましょう。
ほかの部署とは一風異なる? SP 部門の特徴3つ
シスコジャパンの組織は大きく2つの柱に分類されます:SP と Non SP です。SP は上記で説明した通り、通信事業者を担当する部署です。それに対して Non SP は4つの部門を含みます:エンタープライズ事業、パブリック(公共事業)、コマーシャル(法人事業)、スモール事業です。
なぜ SP 部門が単独で一つの組織として分類されているのでしょうか?SP には他の部署とは異なる、以下の3つの特徴があるためだと私は考えています。
01 事業規模の大きさ
SP 部門全体における売り上げは、Non SP4部門の合計に迫る規模を誇ります。なぜなら、通信事業者のお客様には、全国各地で生活する私たちが含まれているからです。私たち一人ひとりが毎日朝から晩までスマホを使い、電話やインターネットを利用しています。昨今では一人で複数台のデバイスを使うことも普通です。さらに個人のデバイスだけではなく、オフィスや学校、家にもWi-Fiが設置されていて通信を担っています。挙げていくとキリがないですね。
このように、通信事業者が支える通信機器の数は億を悠に超えるのです。
02 取り扱う製品
SP 部門で取り扱う製品は、Non SP の部署とは異なることが多いです。全国で何千万もの通信回線を、各々の会社が提供しているわけですから、その負荷に耐えられるような、とても高性能な機器が必要です。一般的な企業や家庭、学校などに設置されている機器よりも、大型の製品をSP部門では取り扱います。さらに、進化し続ける通信サービスに伴い、どんどん新しい技術を取り入れていくのも通信事業者さんの特徴です。
私たちが普段、どこからでも快適にインターネットに繋ぐことができるのは、裏でこのような機械たちが365日24時間休まずに動き続けてくれているからなのですね。
03 まさに今が、変革黎明期!
通信事業者が数年以内に大きな変革期を迎えようとしています。例えば、私たちが使っている携帯料金の値下げが行われる一方で、通信の質や速度はどんどん改善されていきますよね。このように、低価格で 5G などの高速通信を提供するためには、これまでのように単純にネットワークを繋げるだけではいけません。通信事業者だけでできていたことが必ずしもそうではなくなります。通信事業者の構造(コスト面、技術面、セキュリティ面)を変えることや、他の企業との協業が必要になります。
SP 部門では、お客様が目指す変革を、お客様と一丸となって着々と進めています。しかし数カ月で出来ることではありません。何年もかけて計画・戦略を練り、中長期的にお客様と共にビジネスを進めていくのも SP 部門の特徴の一つだと考えています。
SP 部門のことを少しでも理解いただけたでしょうか。今回はあくまで、携帯電話サービスなど身近な例を挙げましたが、実際は非常に幅広い事業を提供しているのが通信事業者さんです。最近よく耳にする自動運転や遠隔医療などの IoT も、通信技術が基盤にあります。少しでも興味が湧いたら、ぜひシスコのSP 部門の取り組みをチェックしてみてくださいね。
私が外国人を支え続けたい理由
私は高校時代から、国際ボランティアに力を入れてきました。通訳・翻訳や、日本に移住して間もない学生のサポート、カナダにてアフリカ系移民の子供たちの学習・生活支援のボランティアなど、一貫して外国人を支える活動に携わってきました。入社後もシスコを通して、公益財団法人東京 YWCA が運営する「留学生談話室」で、留学生と日本語を使って会話をする活動に毎月参加しています。
※シスコには様々な I&C コミュニティがあり、LGBTQ+ や女性の活躍、障がい者サポート、ワークスタイルなど、自身が貢献したいコミュニティに自由に参加することができます。私は、特にボランティア活動に力を入れている Cisco Citizen Network にコアメンバーとして加入したので、今後活動の幅を広げていきたいと考えています。
なぜ、私が外国人を支える活動にこだわるのか。実は、私自身が「外国人」だからなのです。
自分は何者?
私のルーツは中国にあります。
私は日本で生まれましたが、両親が中国出身なので家では中国語を話し中国の料理を食べます。パンデミック以前は、毎年中国にいる家族を訪ねて里帰りをしていました。このように今、私は自身のルーツについて堂々と話していますが、昔はむしろ必死で隠そうとしていたのです。
「日本人の友人の前で、親に中国語で話しかけられるのが恥ずかしくて仕方なかった。自分の家族が、”普通”ではないことを知られたくなかった。でも中国には大好きな家族と友人がいて、彼らのことを否定しているような自分が嫌だった。」
物心がついた頃から、このような葛藤を抱えてきました。
中国の学校に通い始めた時には、当初同級生や先生から日本人として受け入れられました。日本にいても中国にいても外国人。私は一体どこの誰なんだろう。自分のアイデンティティの在り処に苦悩すると同時に、外国人として馴染むことの大変さを実感したのです。
今でも自身のアイデンティティについて考えることがありますが、幸運なことに私は日本と中国の両方で友人や家族に恵まれ支えられ、葛藤を乗り越えることができました。
こうした経験から、「かつての自分と似た立場にいる人々や外国人に寄り添いたい」と考えるようになり、国際ボランティア活動に携わるようになったのです。
オープンマインドであり続けよう
時には少数派として、特別な存在として線引きされてしまうこともある外国人の方々と、特にこのパンデミックにおいてこれからも接点を持ち続けたい。その上で、実はまだまだ知られていない外国人のことを発信していきたい。まずは日本でより多くの人が彼ら彼女らに興味と理解を示し、積極的に受け入れる。メディアの情報や固定観念を鵜呑みにするのではなく、自ら関わることで事実を学ぶ。これが今私たちに必要な、オープンマインドであり続けることだと私は考えます。
まさにシスコは私の思いを理解し尊重してくれる、オープンマインドな会社です。私が自身のバックグラウンドを安心して開示できるのも、ダイバーシティ(多様性)を重んじるシスコだからこそです。上述のように、シスコでは I&C(インクルージョン&コラボレーション)活動に全社的に取り組んでいます。異なる個性、性別、文化、地域、年齢、経験を持つ多様な人々を、誰一人取り残さない会社であることを、入社してたった3カ月で実感しています。
外国人が、分け隔てなく社会とシームレスに繋がる世界がいつか実現することを信じて、これからも自身にできることを続けていきたいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!少しでも、シスコの SP 部門のことや、シスコのカルチャーについて知ってもらえたでしょうか。私のブログでは今後も外国人を主なテーマに、「外国人の日本での就活」などの内容を発信していきたいと思います。
それでは Consulting Engineer の永田大也さんにバトンタッチ!次回もお楽しみに。