この記事は、Cross Domain and Network Security for Enterprise Networking の Technical Solutions Architect である Keith Baldwin によるブログ「DNA Center Templates – Get Started」(2021/5/26)の抄訳です。
DNA Center テンプレート
概要
DNA Center はネットワーク管理者にとって非常に強力なツールに成長しています。10 年間にわたって Prime (日本語参考ページ:Cisco Prime Network、Cisco Prime Infrastructure)から得た教訓は、私たちをネットワークの未来を変えるツールに導きました。Prime は 10 年間にわたって多くの組織にサービスを提供してきました。卓越した機能と独自の UI により、DNA Center は堅牢な後継システムとなりました。さらに DNA Center は、通常は達成に何日もかかるさまざまなネットワークオートメーションタスクを容易に実行できます。DNA Center の機能を理解しやすくするために、有用な DNA Center テンプレートチュートリアルを提供します。
第 2 に、DNA Center が他より優れている分野は自動化です。DNA Center は、ネットワーク設定、クレデンシャル、画像、テンプレートをネットワークにデプロイすることを可能にするシンプルな階層ワークフローメカニズムを使用します。インテントに対する DNA Center の階層型アプローチは、ポリシーの継続性を自動化して提供します。
最後に、多くの人々はオートメーションテンプレートの変更や開発の全体的見通しが困難な作業であることに気付くでしょう。構成を構築するために方法を再検討するのは面倒かもしれません。その結果、構造を見直すこと、そしてデプロイのアプローチを変更することには少々気後れすることでしょう。
方法は?
お客様の自動化への移行に役立つよう、Github リポジトリに有用な小さなチュートリアルのセットを作りました。その結果、プラグアンドプレイを設定する複雑さがある程度分かりやすくなり、お客様が複雑さを克服しやすくなることを望んでいます。この方法によりチュートリアルは、Velocity テンプレート構築の基礎への手掛かりと、ダウンロードしてデプロイすることが可能な例を提供します。これらのサンプルテンプレートや JSON ファイルは、DNA Center のテンプレートエディタに簡単にインポートして迅速に適用できるように提供されます。
最初に、Onboarding および DayN テンプレートの両方を使用するためのテンプレート作成や方法論の概念を掘り下げ、詳細に検討します。2 番目に、オートメーションワークショップに寄せられた数多くの質問に対する回答が説明されます。望ましくは有用かつ参考になる情報を見つけられるようにすることです。そのために、自動化の方法や概念の多角的な説明となるような情報が含められています。
DNAC-テンプレートリポジトリは以下のスクリプトとサンプルを含みます。
- Velocity スクリプト
- 変数
- バインド変数
- 複合テンプレート
これらのサンプルは実務的なガイドとなるチュートリアルを構築します。エンジニアがすぐに DNA Center オートメーションを使い始めるための助けとなり、テンプレート戦略に向けた作業に役立ちます。これによりエンジニアは、ネットワークをインスタンス化するために必要な時間と労力を削減できます。
この結果、チュートリアルでプラグアンドプレイのオンボーディングやテンプレートの設定を短時間で詳細に把握できます。高度な Velocity テンプレート作成・トラブルシューティングツールのセクションは、デプロイメントの際に何が失敗であるかを判定する際に役立つでしょう。
リポジトリの関連性を維持するために、リポジトリ DNAC – テンプレートに新しいコンテンツが頻繁に追加されますのでご期待ください…
リポジトリは、DNAC – テンプレートの Github から直接入手することもできます。
インテントベースのネットワーキング
インテントをデプロイするには、1 つまたは複数のテンプレート、および UI 内のデザインセッティングとポリシーの組み合わせを使用します。最後に、Day N 法は、数多くの正規のテンプレートを 1 つの論理フローに結合した複合テンプレートを使用することにより、1 つまたは複数のテンプレートを可能にします。
追記
1.インテントは、構成テンプレート、構成、ポリシー、コード、およびセッティングの組み合わせです
2.論理構造は、判断命令 (IF 文) を介してさまざまな結果を修正または選択します
3.テンプレート内のループ構造は、構成の反復を可能にします
4.変数は、デバイスがオンボーディングまたはプロビジョニングされる際に使用できます
セクション
このメニューを使用して、この Github リポジトリのさまざまなセクションを利用してください。さまざまなフォルダ内には、参考として例や説明ファイルがあります。このセクションは、ディスティングイッシュド(抜群の、名高い) システムズ エンジニア、Adam Radford によって書かれた投稿で言及された概念の上に構築されています。Adam の投稿の抜粋は、cisco.com のブログから検索できます。
- PnP ワークフロー – 全体的なプラグアンドプレイの方法論を説明します
- 変数 – 変数の詳細、またどこでどのように使用するかを説明します
- Velocity スクリプト – Velocity スクリプトの構造とユースケースを詳しく説明します
- テンプレート構築 – DNAC 上にテンプレートを構築する方法を説明します
- オンボーディングテンプレート – DNAC におけるオンボーディングテンプレートと使用方法を説明します
- DayN テンプレート – ネットワークの継続的な変更にテンプレートを使用する方法を説明します
- 高度な Velocity – 高度な Velocity の例を詳しく説明します
- トラブルシューティング – Velocity のトラブルシューティングを詳しく説明します
例
その他の例および詳細な説明については、cisco.com で Adam Radford のブログをご覧ください。
以下のフォルダからテンプレートの具体的な例を入手できます。
- PnP オンボーディング– Onboarding テンプレートで説明された PnP/ZTP テンプレートの例
- DayN – DayN テンプレートで説明された DayN テンプレートの例
これらのサンプルをデプロイするには、最初に 2 つの条件を満たす必要があります。
- PnP Discovery 法と DHCP スコープをデプロイ – 「PnP ワークフロー」を参照してください
- 詳細な方法でテンプレートを構築 – 「テンプレートを作成」を参照してください
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