コラボレーション

デバイスの進化が止まらない

粕谷一範
2021年7月15日

この記事は Snorre Kjesbu によるブログ「Devices that continue to inspire」（2021/6/10）の抄訳です。

私がプライベートで買い物をするとき、多くの機能を選択して利用でき、できないことが少ないものを選びます。幸いなことにビジネスにおいても、Webex は同じ哲学を持っています。Webex には、会社のオフィスでも自宅オフィスでも、従業員が場所を問わず柔軟に働けるような機能が組み込まれています。その機能を活用するためには、適切なツールを従業員に提供する必要があります。これらのツールは、すべての人にインクルーシブなエクスペリエンスを提供するものでなければなりません。つまり、その日どこで働くかに関係なく、誰もが平等でいられるようなツールが必要です。

Webex Desk でデスクトップを変革

あなたのデスクに専用のスクリーンがあり、ケーブルが少なくすっきりとしていて、高品質なビデオと音声が組み込まれた、タブレットのように操作できる 1 台のデバイスが用意されているとしたらどうでしょう？これを実現したのが Webex Desk Pro です。間もなく、より多くの選択肢を提供する姉妹製品も登場します。12 月に開催された WebexONE で発表された Webex Desk は、自宅や個人のオフィスで働く際に生産性を維持し、チームとのコラボレーションやアイデアの創出を支援するオールインワンワークステーションです。

Webex Desk は今月中に受注を開始します。Webex Suite をお使いいただいているお客様の場合、Webex Device Cloud プロモーションを活用すれば、ご契約期間中いつでも Webex Desk などのデバイスを特別価格でご購入いただけます。

IP フォンの改善

マルチプラットフォームファームウェアを搭載した Cisco IP Phone にも大きな更新が行われています。新しい 11.3 リリースには、68xx、78xx、88xx のすべてのデスクフォン向けの主要な機能拡張が含まれています。具体的には、オンプレミスのダウンロードをより高速に行うためのクラウドへの容易な移行、意図しないアップグレードの防止、アラビア語とヘブライ語のサポート、Webex Calling での Interactive Connectivity Establishment（ICE）によるメディアパス最適化、迷惑電話を視覚的に表示する機能などです。

ハイブリッドな働き方に合わせてカスタマイズされた Webex Devices 向けの新しいユーザエクスペリエンス

今年後半に登場する新しいユーザインターフェイスによって、Webex Devices のエクスペリエンスが一新されます。Webex Devices にも Webex App と同様のエクスペリエンスを実現して、個人用デバイスとオフィス用デバイスの境界線をなくしていきます。Webex Devices 上のあらゆるものが Webex App のように操作できるようになるということです。このモジュール性によってナビゲーションとタスクの切り替えが簡単になり、コール制御、デバイス制御、サードパーティ製アプリケーションをより分かりやすく表示します。

これに加え、Webex Devices のエクスペリエンスを Webex App に近づけています。使い勝手や画面表示が似ているので、どこで働いていても違和感なくベストな仕事ができます。新しいデバイスユーザインターフェイスによって Webex App と Webex Devices 間で一貫したシームレスなモード切り替えが可能になり、端末の操作性を簡単にカスタマイズできます。間もなくリリースされますので、どうぞご期待ください。

人にフォーカスする People Focus 機能で会議室からの会議参加でも全員に最適なビューを確保

リモートワークが普及し、会議で全員が分割画面に表示されることが当たり前になりました。全員が同じサイズで表示されるので、誰もが同じ存在感を持つようになりました。オフィス勤務が再開し、社内と自宅の両方から同じ会議に参加するようになれば、いくつかの課題が生じます。参加している場所ごとに同じサイズで表示されると、会議室から参加するグループは、リモートの参加者に比べ目立たなくなります。また、自宅のオフィスから参加する側はどうでしょうか。会議室の参加者一人ひとりがはっきりと見えないため、会議室でのやりとりのニュアンスを見逃す恐れがあります。People Focus 機能により、このようなことが発生しなくなります。

この機能を使用すれば、どこから参加しても全員に最適なビューが提供されるため、会議の公平性を確保できます。Webex Devices のカメラに組み込まれたインテリジェンスを使用して、会議の参加者の分布、デバイスの画面と設定に基づいて、最適なレイアウトとトリミングを自動的に選択します。では、なぜこの機能が必要なのでしょうか。それは、どこから会議に参加していても対面と同様のエクスペリエンスを得るためには、平等な表示が必要だと考えているからです。