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ウェブ会議疲れを過去のものに – Webex デバイスで 10 倍優れたエクスペリエンスを実現


2021年3月8日


この記事は、Meeting Room Systems の Vice President & General Manager である Snorre Kjesbu によるブログ「Making Video Fatigue a Thing of the Past – Webex Devices Deliver 10x Better Experiencespopup_icon」(2021/1/14)の抄訳です。

ブログシリーズ「対面よりも 10 倍優れたエクスペリエンスの実現 [英語] popup_iconでは、シームレスなコラボレーションとスマートな「ハイブリッドの働き方」に焦点を当てます。あらゆる時点で安全かつ包摂的(インクルーシブ)なエクスペリエンスを実現して強化すること、それが本シリーズの目的です。

 

予告編よりも優れた映画本編

素晴らしい映画の予告編とはどのようなものでしょう。予告編が素晴らしければ映画本編も観たくなるものです。しかし残念なことに、本編よりも予告編の方が良かったという映画は少なくありません。映画の良し悪しを判断するには、ストーリーを丹念に追っていかなければならない場合もあります。「対面よりも 10 倍優れたエクスペリエンスの実現」というコンセプトにも同じことが言えるかもしれません。これが実現すれば実に素晴らしく、非常にエキサイティングな毎日が訪れそうですが、実際に可能でしょうか。私自身の経験から言えば実現することは可能です。

 

ウェブ会議疲れを解消

まず、誰もが気付いているにも関わらず、触れようとしない事実を認めることが重要です。ウェブ会議を中心としたリモートワークが 1 日の大半を占めるようになったことは、ほとんどの人々の働き方にとって劇的な変化だったと言えます。コロナ禍の発生前は、1 か月間に 8 日以上自宅で働く人はわずか 34% でした。つまり、オフィスで働く従業員の約 70% がパラダイムシフトを経験し、自宅で仕事をしたり、ノート PC で会議に参加したりすることが日常になったのです。この変化は今後も続きます。以前のブログ記事[英語] popup_iconでも述べたように、オフィスに戻った後も、98% のコラボレーションにリモート参加者が含まれることになるでしょう。ウェブ会議疲れ[英語] popup_iconを警告する人もいますが、新たな環境においてはリモート参加者を組織の中核的な労働力として扱う必要があります。シスコではこうした考え方がさまざまな形で浸透しています。もはや、ビデオを使用するかどうかは問題ではありません。ビデオの使い方をどのように最適化するかが問題なのです。仕事中の精神的疲労を軽減するためにベストプラクティスを活用するのと同様に、ビデオ会議疲れも解消する必要があります。

実際、ある医師[英語] popup_iconは、ウェブ会議疲れを精神的疲労になぞらえ、その原因を解説しています。一般論として、ある活動に対するメリットとコストのバランスがコストの方に傾くと、疲労が生じます。ビデオに遅延が生じ、音声とビデオが同期していないと、会話を続けるだけで精神的に疲れます。これは実に大きなストレスです。ほとんどの人は長時間のビデオ会議に慣れていないため、個人レベルで多くの問題が生じ、最終的には組織的な問題へと発展します。こうした状況ではコストがメリットを上回るため、疲労を感じやすくなります。

使用するデバイスや作業場所において、あらゆるデバイスでシンプルなユーザエクスペリエンスを同様に実現できたらどうでしょうか。そして対面よりも 10 倍優れたエクスペリエンスが実現したらどうでしょうか。活動に対するメリットがコストを上回れば、それに費やす労力やモチベーションが高まります。これは疲労とは正反対の効果です。

 

全員が自分の考えを表明できる会議

WebexOne 基調講演で説明[英語] popup_iconされたように、シスコのすべてのハードウェアとソフトウェアは、リモートで対話するときでもコミュニケーションをスムーズに進められるように設計されています。働く人々にエネルギーを与え、意欲を高める Webex デバイスの開発は、こうした考え方に基づいています。ビデオは対面でやり取りする上で最も表現力豊かなメディアであり、スムーズなコミュニケーションに欠かせない非言語的な仕草[英語] popup_iconも捉えることがきます。その結果、リモート参加者を 1 つの会議室に詰め込み、単なる聴衆として扱うのではなく、誰もが考えや意見を平等に表明可能な環境が実現します。また、創意を凝らしたビデオレイアウトにより、全員が会議室正面のプレゼンターだけを見るのでなく、他の参加者のボディランゲージや表情も見ることができます。こうした機能は対面での会議向けに設計されたデバイスを使用することで、最大限の効果を発揮します。

2020年12 月には 3 つの新しいデバイスが発表され、デスク製品ラインアップがさらに充実しています。まずは、Webex Desk Camera について説明します。シスコのビデオ製品ポートフォリオであり、既にお馴染みの様々なインテリジェント機能が組み込まれた Webex Desk Camera は、コンパクトな設計を採用しているため、自宅用としてもオフィス用としても最適です。何よりも優れているのは、他の Webex Desk デバイス製品と同様に、Control Hub での一元管理が可能なことです。2 つ目のデバイスは  Webex Desk Hub です。Webex Desk Hub は、1 つのデスクやコンピュータを複数人でシェアする「ホットデスキング」を新たな次元に引き上げる、スマートかつ強力で、洗練されたデバイスです。3 つ目のデバイスは Webex Desk です。Webex Desk は、Webex Desk Pro の姉妹品にあたります。24 インチの Webex Desk を導入すれば、会議への参加や共同作業をスムーズに行えるため、自宅でもオフィスでも変わらないエクスペリエンスが実現し、どこでも生産性を維持することができます。Webex Desk は、リーズナブルな価格で、ノイズキャンセレーション、仮想背景、顔認識などのさまざまなインテリジェント機能を提供するオールインワンデバイスです。これら 3 つのデスクデバイスを導入すれば、IT チームによる管理が容易になり、エンドユーザの柔軟性が向上し、対面による会議よりも 10 倍優れたリモート会議が実現します。

シスコは、新しいデスクデバイス以外にも、Webex アプリをミラーリングし、誰もが平等に会話に参加できるビデオエクスペリエンスを実現するために、RoomOS を通じてソフトウェア エクスペリエンスの強化にも取り組んでいます。大規模な会議に参加した際、発言者の話を遮ることなく質問したいと思ったことはありませんか。また、プレゼンテーションを行う際、複数の参加者の同時発言による収集不可能な状態を避けて、その場でフィードバックを受けたいと思ったことはありませんか。新しく導入された「挙手」機能を活用すれば、こうした混乱は過去のものとなります。会議参加者がデバイス上の挙手アイコンをクリックすると、挙手をした順番に従ってサイドバーに参加者名が時系列で表示されます。これにより、フィードバックのやり取りが非常にスムーズになります。Webex 挙手機能

挙手機能は、質問、問題提起、コメントの追加など、定性的なフィードバックを返したいときに最適な機能です。ただし、いつでも口頭で詳しいフィードバックを返す必要はありません。時には、長々と話すより 1 つのジェスチャの方が多くのことを伝えられる場合もあります。2021年2 月にリリースされたこの新機能を利用すれば 、プレゼンターは参加者からその場でフィードバックを受けられるようになります。その結果、発言者の話を遮ることなく、従来よりもインタラクティブなプレゼンテーションが可能になります。

Webex リアクション機能

また、Control Hub の [ワークスペース(Workspaces)] [英語] popup_iconタブで履歴データを表示できるようになったことで、管理者のエクスペリエンスも向上しています。2019年の Cisco Live で発表されたワークスペース機能により、IT、施設、人事チーム間の連携に革命がもたらされました。Control Hub の履歴データには、ワークスペースの変化を時系列的に分析する機能があり、データをさまざまな切り口で分析することによって、独自のインサイトを得ることができます。ダッシュボードには、会議室に関連する主要なデータポイントのスナップショットがリアルタイムで表示されます。現在利用可能なワークスペース履歴分析機能は、Webex Control Hub で設定できます。この機能は、EU を拠点とするお客様が 2021 年第 1 四半期に追加され、世界中で利用可能になりました。この機能は、さまざまな会議室を可視化する必要がある場合に特に便利です。管理者のエクスペリエンスを向上させる方法については、Hybrid Workplace 向けにカスタマイズされたこちらのガイド[英語] popup_iconをご覧ください。

 

チャンスをつかむ

今訪れているチャンスをしっかり捉えて、対面よりも 10 倍優れたエクスペリエンスを実現出来た時を想像してみてください。成功すれば、ビデオを通じて誰もが会議に参加できるようになり、信頼と文化が築かれ、コラボレーションを通じて人々がつながるグローバルビレッジが誕生し、テクノロジーを利用して対面でのやり取りを継続できるようになります。重要なのは、タイミングを捉えてその価値を認識し、自分たちの働き方を再考することです。

リモート環境においても、こうしたテクノロジーを活用して、対面でのやり取りよりも様々なメリットがあることは明らかです。Webex と Webex デバイスは、場所を問わず、パーソナライズされたエクスペリエンスを一貫して提供します。私は毎日これを実践し、体験しています。そして、皆さんもそれを実際に体験することができるのです。

予告編はここまでとなります。後は本編をご自分の目で確かめてみてください。

 

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