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Cisco Meraki でセンサーをシンプルに


2020年11月4日


この記事は、Cisco Meraki の Senior Vice President and General Manager である Chris Stori によるブログ「Simplifying Sensors with Cisco Merakipopup_icon」(2020/10/14)の抄訳です。

 

Meraki、重要な IT インフラをモニタリングする MT センサーの発売を発表

データは、以前から変わらず企業にとって重要なツールですが、ビジネス環境がますますリモート化していく中で、データを収集、分析、利用する方法が急速に変化しつつあります。現在進行中のパンデミックによって迅速な対応に迫られている企業は、データを活用して組織全体の効率向上を図ろうとしています。分散してリモートで就業する従業員が増えつつあり、データを自動的に収集できる機能がなくてはならないものとなっています。

重要なビジネス機能を下支えするためにも、円滑な業務を遂行するうえでも、企業にとって欠かせないのがネットワークです。極端な温湿度などの劣悪な環境条件は、機器の早期故障やネットワークの停止を招き、ビジネスの深刻な中断やダウンタイムコスト発生の原因になります。そこでセンサーを使用すれば、現場に人員を配置することなく現在の環境条件を把握して、重要なインフラを稼動させ続けることができるようになります。

Merakiは最新の製品ラインである Meraki MTpopup_iconを発表しました。Meraki MT は、24 時間 365 日体制で資産と施設を守るためにリモートで可視化とモニタリングを実現する、環境センサー製品です。

Cisco Meraki MT センサー

Cisco Meraki MT センサー

Meraki MT センサーは、温湿度のデータ、漏水、不正侵入(ドアやキャビネットなどの開閉状態)をリアルタイムでモニタリングできる製品で、重要なインフラや環境変化に敏感な資産の管理に役立ちます。

 

Meraki MT で複雑さを解消

今日、市場にはさまざまな IoT センサーが流通していますが、どれも複雑で、専用のゲートウェイやオンプレミスの管理サーバを必要とするため、導入には時間がかかります。一般的な IoT センサーの場合、ネットワークへの統合が簡単ではないうえ、拡張性にも欠けています。Meraki MT なら、従来のセンサーシステムのように複雑ではなく、ゲートウェイや管理ソフトウェアを別途用意する必要もありません。

Cisco Meraki MT で複雑さを解消

Cisco Meraki MT で複雑さを解消

Meraki MT センサーは、ネットワーク内の既存の Meraki MR ワイヤレスアクセスポイントや Meraki MV スマートカメラをゲートウェイとして使用して自動的に接続するため、すばやく導入できます。MT センサーは Meraki プラットフォームで稼動する、完全にクラウドで管理可能なセンサーです。Meraki のクラウドダッシュボードやモバイルアプリでリアルタイムの可視化や柔軟なアラートを利用できるため、どこにいても最新の情報を把握できます。

 

効率性と安全性を高めつつ、コストとダウンタイムを削減

拠点とネットワークを常に可視化できれば、総合的な収益にプラスの影響があります。ネットワークのダウンタイムにともなう損失について、企業の 86% が 1 時間あたり 300,000 ドル以上と答えています。また、1 時間あたり 100 万ドル以上と答えた企業も 35% 近くに上っています。popup_icon1(英語)

Meraki MT センサーを使えば、さらに次のような効果もあります。

  • 不必要な拠点訪問を防ぎ、従業員の施設内移動を減らすことで、従業員の安全性と能率を高めます。
  • データ収集を自動化することで運用コストを削減し、機器の早期故障を回避することで設備投資を削減します。
  • 予定外のネットワーク停止や運用のダウンタイムを削減し、顧客満足度を高めます。

 

シスコが提供する IoT 製品

Meraki MT は、屋内環境や IT ネットワーククローゼットをモニタリングするための、シンプルなデータ駆動型ソリューションを提供します。OT 環境もまた、運用コストやサイト管理に関して同様の課題と懸念事項を抱えています。Cisco IoT の新しい Industrial Asset Vision popup_iconが提供するソリューションは、屋外および屋内の産業環境のこうした要件に対応します。

ここ数か月ではっきりしたことがあるとすれば、それは企業が俊敏性を維持し、安全性を高め、回復力を向上させる方法を見つける必要があるということです。シスコは、効率性と従業員の安全性の向上を目指し、リモートでモニタリングできる作業環境の構築に取り組んでいます。

関連リソース

【データシート(日本語)】

 

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