食欲、スポーツなど様々に楽しめる季節も、今年は制約を求められる秋となっています。
そんな中、僕の活動拠点である卓球場にて、3回目となる車いす卓球教室が開催され、僕は講師として参加してきました。
今回はほぼフルメンバーの7人が参加。その大半は10代の女子です。
今回も僕を指導してくれているコーチ達に加え、お世話になっている障害者スポーツトレーナーにも参加いただき全員をチェック、同じチェアウォーカーでも障害の内容は様々なので、それに応じたアドバイスを直接してもらいました。
コーチ達もまた技術的な指導やメニューをそれぞれに合わせて提供し、さらには僕自身が同じチェアウォーカーとして動きの実演をするなどして学んでもらい、卓球を楽しむだけでなく、卓球を通じて「自分にも出来る!頑張れば出来る!」という成功体験を得てもらおう、自身の可能性を実感してもらおう、そんな主旨で開催しています。
参加者のひとりは石川佳純さんに強く憧れているようで、コーチが「石川佳純さんはそんなミスはしないよ!」と言うと、にこっと笑みをこぼしながらがむしゃらにボールを打っていたそうですし、みんな夢中になって懸命にボールを打つ姿には僕も毎回良いエネルギーをもらいます。
パラ卓球の試合は国内外共に未定の状況が続いていますが、今回の教室で僕が得たエネルギーやパワーも沸々とあり、また何かしら実戦は重ねたいとも思っているので、パラではなく健常者の、まずは地元の一般の大会へ出場しようかな、なども考えています。対戦相手とか車椅子ルールは関係なく、とにかく自分を試したい、その思いが強くなっているのは事実です。
ですが、これからは不安もより多くなる季節。そこは慎重に判断をし、行動を取らなければならない、それもまた今回の教室に参加したみんなへの、先輩としての責任かなとも考えます。
2020年の秋、例年とは違った季節になっていますが、限られた中でもこのスポーツの秋を最大限満喫していようと思います。
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