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最新の Webex で 10 倍エクスペリエンスを向上。 安全なオフィス環境と場所を問わない生産性の向上を実現

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この記事は、Cisco Collaboration の Senior Vice President and General Manager である Javed Khan によるブログ「Safe at the Office, Productive Anywhere with Webex 10X Better Experiencespopup_icon」(2020/10/6)の抄訳です。

 

ハイブリッドワークプレイスでチームが成功を収めることができますか?シスコがお手伝いいたします。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、働き方やオフィスへの復帰に対する意識も大きく変わりました。私は週に 1 度お客様とお話しする機会がありますが、オフィス再開は計画していても全従業員の復帰は考えていない、と話されるお客様が増えています。このように考えているお客様は決して少なくありません。当社は 世界中の1,500 人以上を対象に調査を実施しましたが、オフィス再開後に完全に復帰すると予想しているのは世界中のオフィスワーカーの 9% 未満でした。また同調査によると、今後は会議の参加者の少なくとも 1 人はリモートワーカーになると 98% の人が予測しています。ハイブリッドワークプレイスは今後、当たり前になって行くと予測されます。

しかし、この新しいハイブリッドな仕事環境で多くの人が安心して働けるようになるには、まだやるべきことがたくさんあるのは明らかです。89% がオフィスでのエクスペリエンスに満足していない一方で、94% が在宅勤務でのコラボレーション体験を向上させたいと考えています。

アンケート結果の抜粋をご覧ください。popup_icon

ワークエクスペリエンスを向上させるものは何でしょうか? 96%の企業がインテリジェント技術で仕事環境を改善できると回答しています。今回のブログでは、オフィスへの安全な復帰を可能にし、場所を選ばずにチームの生産性向上に役立つエキサイティングな人工知能(AI)イノベーションを紹介します。これらのイノベーションは、リモートかオフィスかを問わずにチームの一体感を高める、Cisco Webex のハイブリッドワークプレイス構想popup_iconの一部です。

 

リモートワークの質を 10 倍に

調査回答者の 58% が、新型コロナウィルスの流行が終息した後も、月に 8 日以上は引き続きリモートで働くと回答しています。現在では、ビデオ会議は多くのオフィスで日常業務の一部になっているため、高品質でシームレスなビデオ会議エクスペリエンスが不可欠です。シスコはお客様の声に耳を傾け、better-than-being-there(実際の対面よりも優れた臨場感)のさらに 10 倍のエクスペリエンス向上を目指して取り組みを進めています。Webex は、AI テクノロジーを組み込むことで、一般的に障害となる問題を克服し、ユーザーが好きなアプリで作業しながら、シームレスなコラボレーションを実現します。

 

リモートワーカー向けの機能強化

リモートワーカーに役立つ機能強化を以下に紹介します。

– もう「マイクを切ってもらえますか?」と言う必要はありません

シスコは 優れたノイズキャンセリング機能を提供している BabbleLabs 社を買収しました。

これにより、Webex を使用した会議で耳障りなノイズが聞こえることはもうありません。今月末までには、BabbleLabs 社の AI 技術によって、不快なノイズ(室外の騒音、キーボードのタイプ音、うるさい掃除機の音など)が抑えられ、話者の声が強調されて明瞭に聞こえるようになります。BabbleLabs 社のノイズキャンセリング技術は、現在シスコのお客様トライアルの最中で、Webex Meetings デスクトップと一部の Webex Room デバイスでは 10 月に、またそれに続き、フルポートフォリオでの提供が予定されています。

– 見た目を望みどおりに

Webex Meetings に参加する前に、見た目と音声が望みどおりになっているか確認してください。プレビューでの表示画面が大きくなり、背景がどのように見えるかはっきりと分かるようになりました。コントロールもシンプルになりました。音声とビデオの設定は簡単です。背景をぼかしたり、仮想背景を追加したりして会議の見栄えに変化をつけることができます(この他にもまだあります)。また、カスタムイメージを追加することもできます。

– 簡単に会議中のエクスペリエンスをパーソナライズ

新しく使いやすいデザインにより、Webex コントロールの配置が合理化され、画面サイズにも適応します。わかりやすいアイコンになり、カラーパレットとコンテキストメニューが刷新されました。会議コントロールはシンプルなデザインになって前面と中央に配置されましたが、会議のコンテンツやビデオのじゃまになることはありません。また、ビデオ画面の表示方法をカスタマイズすることもできます。大勢を表示したり、一部の人を表示して、ビデオなしの参加者を非表示にしたりすることができます。新しいサムネイルコントロールにより、ユーザーは任意の参加者のビデオやアバターを右クリックして制御を行ったり、セルフビューで自分の音声や背景をその場で変更したりできます。Webex Meetings ではより簡単により多くカスタマイズすることが可能になりました。

 

従業員が安全にオフィスに復帰できるようにするための技術革新

時期が来れば、企業はオフィスに戻ってくる従業員を迎え入れるために、広範囲にわたって変更を行うことになります。調査では、53% がオフィス面積の最適化を計画しています。つまり、安全性と生産性の向上を確保しながら、オフィススペースを最大限に活用したいと考えています。

人工知能(AI)と機械学習(ML)は、オフィスの安全性と生産性を最適化する上で重要な役割を果たします。シスコは、エクスペリエンスを 10 倍向上させるというミッションをオフィスにも拡張し、インテリジェンスをデバイスに統合しています。

シスコは、すべての従業員に安全で生産性の高い仕事環境を提供するインテリジェントなワークプレイスの設計を支援する、以下のような新しい機能とデバイスを発表します。

 

実用的なワークプレイス分析をサポートする Webex デバイス環境センサーの拡充

シスコは、快適で安全なワークプレイスを確保するための重要なデータを IT 部門が簡単に収集して対応できるようにします。機械学習のおかげで、マスクを装着しているかどうかにかかわらず、Webex では人を認識し人数のカウントが可能になりました。部屋のどこにいても関係ありません。これは、会議室の収容人員の制限を守るための重要な機能です。統合型コラボレーションデバイスセンサーは、温度、空気の質、環境光、室内音響などの環境条件も監視します。Control Hub のインテリジェントセンサーからメトリックと分析を取得し、理想的な仕事環境を実現します。現在と過去のセンサーデータによって会議スペースの使用状況に関する有益な知見がもたらされ、問題をプロアクティブに特定して、次々に発生するニーズに応えて継続的にスペースを最適化します。

 

新しい「会議室予約方法」エクスペリエンス

企業は、安全性の確保とスペース使用の最適化を可能にする新しい会議室管理アプローチを必要としています。新しい Webex Room Navigator popup_iconの 2 つのバージョンをご紹介します。これらは、ここまでに紹介したすべてのセンサーを含む専用デバイスです。Webex Room Navigator は、会議室の内外に配置され、これによりユーザーはインテリジェントかつ安全に会議室の予約ができ、IT 部門およびファシリティ部門の管理者には有益なデータがもたらされます。

新しい Webex Room Navigator を Webex Room デバイスと連携して使用することで、生産的で安全かつ健全な会議環境をこれまで以上に簡単に実現できます。Webex Room Navigator の室外用モデルでは、空いている会議室を簡単に見つけて予約することができます。会議室が利用可能であればそれがわかりやすく表示され、入室するとステータスが予約済みに変わります。タッチしてアクティベートするか、音声で Webex Assistant に指示することもできます。

Webex Room Navigator の室内用モデルは、ソーシャルディスタンスやクリーニングのスケジュールなどのアラートを表示することができます。また会議スペース内からの予約も可能です。

どちらのバージョンにもデジタルサイネージモードがあるため、会社からの重要な情報を画面に表示して伝えることができます。さらに優れた点として、組み込みの「ノーショー」テクノロジーにより、スケジュールされた会議に誰も参加しなかった場合、自動検知して他のチームが使用できるように会議室を解放します。

「Webex Room Navigator はわかりやすく洗練されたデザインなので、同僚たちも直感的に理解して、簡単に使えるはずです。これなら使いこなすことができます。また Navigator が提供する環境メトリックは実に有益で、これまでにはなかった新しい知見をセンサーによって得ることができます」

– Ben Watt 氏 James Hutton Institute 社 情報技術サービス

新しいハイブリッドワークプレイスを実現するこのアプローチでは、ソフトウェア、コラボレーションハードウェア、クラウド AI オートメーション、統合ワークフローアプリケーションを組み合わせて、よりインテリジェントな仕事環境を構築します。会議室予約のオーバーフローから、予約されていた際のガイダンスまで、Webex ならどんな課題に対してもシンプルでシームレスなソリューションを提供します。

 

新時代の働き方に備える

自身の組織を統計データから眺めてみれば、新時代の働き方に向けて緊急に準備を進める必要があることがよくわかります。シスコの新しい Collaboration Flex プログラムで、ハイブリッド構想のための Webex スイートの購入がさらに容易になります。Flex に用意されている複数のライセンスオプションを組み合わせることで、Webex クラウドからの会議、通話、メッセージングを最大限に活用することができます。

ディスプレイ、センサー、AI およびオートメーションにより、ホームオフィスから役員室に至るまですべての場所に技術主導型のエクスペリエンスがもたらされ、従業員の安全と生産性を維持するための変革が加速します。シスコは、インテリジェントでハイブリッドな仕事環境の実現を支援します。

AI を使用して、働く人が安心、安全にハイブリッドワークプレイスを実現する方法popup_icon

 

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Authors

高山 貴行

テクニカル ソリューションズ アーキテクト

アーキテクチャシステムズ エンジニアリング コラボレーション

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