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Cisco SecureX:大胆な合理化でデジタル変革をサポート

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この記事は、Security Business Group の Senior Vice President and General Manager である Dr. Gee Rittenhouse によるブログ「Cisco SecureX: Security for the Accelerated IT Agenda」(2020/6/16)の抄訳です。

 

デジタル変革によって、古いビジネスモデルや顧客体験、職場の見直しが進むだろうというのは長い間の定説でした。未来像に向けて徐々に変革が進むはずだったのです。しかしコロナ禍により状況が一変し、待ったなしの IT 改革が始まりました。

わずか数か月でビジネスモデル全体がほぼ完全に「バーチャル」にシフトし、想像を絶する規模でリモートワークが拡大しました。そのおかげで事業を継続可能になりましたが、組織の攻撃対象領域も激増しています。まさに想定外だったコロナ禍では、デジタルへの準備度合いが試されているのです。セキュリティに対する新しい革新的なアプローチもまた、今まで以上に重要になっています。

シスコは、業界トップの保護性能とシンプルさが特徴のセキュリティ製品を実現できるよう、長期的かつ段階的に取り組んでいます。そこでの第一歩は、ネットワーク、エンドポイント、クラウド、アプリケーションという広い守備範囲が特徴のポートフォリオを構築することでした。続くステップでは、世界的な Cisco Talos の脅威インテリジェンスをバックエンドの随所で活用し、製品の相互連携と迅速な脅威検知を実現しました。しかし製品間の統合の価値とは、業務や意思決定で普段から接するフロントエンドでのエクスペリエンスが大きく変わって初めて実感できるものです。

そこで 2 月の RSA カンファレンスにて、お客様のセキュリティインフラにシスコの統合型セキュリティポートフォリオを連携させる Cisco SecureX発表しました。あらゆるネットワークエンドポイントクラウドアプリケーションに対しても、シンプルで一貫したエクスペリエンスを提供できるクラウドネイティブ プラットフォームです。当初から Cisco SecureX は革新的な製品でしたが、今のコロナ禍では、セキュリティ・IT チームにとって想像を上回るほどの重要性を帯びつつあります。

企業が今置かれている経営環境は途方もないスピードで変化しており、大胆な合理化と自動化が必要とされています。これこそまさに SecureX の開発コンセプトです。

「複雑さ」が問題であるという認識は業界で広がっています。たとえば、マルチベンダーのセキュリティ環境は管理が困難だと答えたセキュリティ専門家は 81% に上っています。そこで真価を発揮するのが Cisco SecureX です。お客様のセキュリティ環境全体を集約して可視化し、管理を合理化できます。競合するアラートやポリシーの対応に追われ、複数のダッシュボード間を移動する必要がなくなります。Cisco SecureX はシスコのセキュリティ製品に漏れなく組み込まれ、わずかの作業で相互運用性を確保します。今回のようなコロナ禍でも組織の俊敏性を高め、必要に合わせて即座にスケールアップできるよう強力にサポートします。

コロナ禍で注目されている別の点は、セキュリティソリューションを迅速に展開してビジネス成果につなげる能力です。セキュリティオペレーションに関わる反復作業を人力でこなすチームの貴重な時間を浪費し、人的ミスを招きます。Cisco SecureX を使用すれば、脅威の検知、デバイスの脆弱性の把握、ネットワーク構成の最適化といったワークフローを、シスコとサードパーティのセキュリティ製品全体で自動化できます。

コロナ禍は遅かれ早かれ終息。しかしビジネスは永遠に変わるでしょう。今の世界はもともと変化が激しいため、コロナ禍などの有無を問わず、克服すべき障害は常に存在します。あらゆるシナリオを想定することは不可能ですが、あらゆる機会を捉えて働き方を改革することはできます。そのためには今と将来を守るセキュリティプラットフォームが欠かせません。

SecureX は6月に一般公開されました。
詳細については こちら をご覧ください。

 

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