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注目の脆弱性:NVIDIA 社製ドライバにサービス妨害の脆弱性を発見

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概要

NVWGF2UMX_CFG.DLL ドライバにサービス拒否の脆弱性を発見しました。仮想マシン上のプロセスを混乱させるために悪用される危険性があります。具体的には、細工されたピクセルシェーダを VMware のゲストとホストの両方で使用した場合、脆弱性をエクスプロイトされ、VMware のホストマシンがクラッシュする可能性があります。

脆弱性に関して、Cisco Talos は情報開示方針に従って NVIDIA 社と協力してきました。また、今回の脆弱性が解決されたこと、および影響を受けた利用者向けにアップデートpopup_iconが提供されていることを確認しています。

脆弱性の詳細

NVIDIA 社製 NVWGF2UMX_CFG.DLL のシェーダ機能で発見されたサービス妨害の脆弱性(TALOS-2019-0971 / CVE-2020-5965

NVIDIA 社の NVWGF2UMX_CFG.DLL(NVIDIA D3D10 ではバージョン 26.21.14.4128 と 26.21.14.4166、NVIDIA Quadro K620 ではバージョン 441.28 と 441.66)に、エクスプロイト可能なサービス拒否の脆弱性を発見しました。細工されたピクセルシェーダによりサービス拒否状態を引き起こされる危険性があります。この脆弱性は、細工されたシェーダファイルにより VMware ゲスト側からエクスプロイト可能です。エクスプロイトの影響を受けるのはホスト側で、vmware-vmx.exe プロセスがクラッシュする可能性があります。

詳細は、こちらpopup_iconからアドバイザリ全文をお読みください。

脆弱性が確認されたバージョン

VMware Workstation 15(15.5.1 build-15018445)で Windows 10 x64 をゲスト VM として動作させ 、Nvidia NVWGF2UMX_CFG.dll ドライバ(バージョン 26.21.14.4128 と 26.21.14.4166)あるいは NVIDIA D3D10 ドライバ(バージョン 441.28 と 441.66)(NVIDIA Quadro K620 の場合)を使用している場合に TALOS-2019-0971 の影響を受けることを確認済みです。

カバレッジ

脆弱性のエクスプロイトは、以下の SNORTⓇ ルールで検出できます。今後、脆弱性に関する新たな情報が追加されるまでの間は、ルールが追加されたり、現行のルールが変更されたりする場合がありますのでご注意ください。最新のルールの詳細については、Firepower Management Center または Snort.org を参照してください。

Snort ルール:52495、52496

 

本稿は 2020 年 6 月 24 日に Talos Grouppopup_icon のブログに投稿された「Vulnerability Spotlight: Denial-of-service vulnerability in NVIDIA driverpopup_icon」の抄訳です。

 

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