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生産性高く、健やかにテレワークを行うための6つのコツ


2020年3月17日


シスコでは 15年以上に渡りテレワークの推進をしてきました。9年前の東日本震災時にも2週間に渡り全社員にテレワークを命じたという経験もあります。しかし今回のように感染症拡大の状況を受け、中長期にわたりテレワークをし続けるという経験はシスコの社員にとっても初めての経験です。

慣れない環境の中、労働時間が長くなってしまったり、生産性の低下や、環境による様々なストレス、家に居続けることの閉塞感や孤独感などを感じている社員がいるという背景から、シスコの働き方変革を推進した人事部として、生産性高く、健やかにテレワークを行うコツを 6つにまとめて、シスコ社員に共有しました。

このような時期だからこそ、心身共に健康であることは非常に重要です。シスコ社員にとどまらず、テレワークで仕事をされている方々のお役にたてればとお思い、ブログとして投稿させていただきます。本ブログが日本のテレワーク推進の一助となれば幸いです。

1. 仕事と生活空間を分ける

書斎等集中して業務を行うスペースがある方はそこを仕事場としましょう。通常の生活スペース(リビングやダイニング)で仕事を行う方は、テレワーク中は仕事に関係あるものだけを机の上に置き、集中を阻害するものは見える位置に置かない、テレビは必ず消すなど、家の中でも仕事中とそうでない場面を切り分けられるような工夫をしましょう。

また業務終了後は敢えてそれらの仕事に関連する物はしまい、元の生活空間に戻すことで、家の中でも「仕事モード」とそれ以外が明確に分けられるように工夫しましょう。

また自分自身を仕事モードに“入れる”ためのルーティン(身なりを整えるなど)、“外す”ためのルーティンなどを自分の中で作り、守るようにしましょう。

2. 通常の 1日の生活スケジュール、業務スケジュールを立てる

毎日同じ時間に起床し、同じ時間に就寝するということは生活リズムを整え、健康を維持する意味で非常に重要です。少なくとも必ず一定の時間に起床し、生活リズムを整えましょう。

また1日のうちにやらなければならないことを書き出す、ミーティングが入っていない時間帯のうち、どの時間帯に具体的に何の作業を行う、など書き出して、タスクを見える化しましょう。1日の中で自分自身が一番集中できる時間帯に意識し、そこに最も重要な作業を意識的にあてる、業務の終了時間を決め、それを順守することも重要です。

3. 集中を阻害する要因を最小限に

テレビを消すなどは当然のことながら、その他注意が逸れる要因を可能な限り排除しましょう。

「家族の理解を得る」、というのは最も重要なことです。テレワークという概念はそのような環境に慣れていない家族にとってはわかりにくいものです。お子さんがテレワークについて、理解するのは特に難しいことかと思います。わかっているだろうという前提を作らず、意識的に“テレワーク”について家族と話し合いお互いのルールを決めましょう。

家にいても会社に行くのと変わらず「仕事」をしているということ、家事などを行う場合は、業務前、休憩中や業務後の「仕事外」の時間を明確に区切り、その時間でこなす工夫・家族との約束をしましょう。

4. こまめに休憩をとる

ポモドーロ法とは、25分集中作業を行い5分休憩、それを4サイクル行った後長め(15分~20分)の休憩を取ることです。集中力を高める方法として知られています。

通常出社をしている際は、ミーティングから次のミーティングに行く際に別のフロアや会議室への移動をしたりと自然に一度席を立ち、体を動かしています。

テレワーク時も休憩中はそのまま椅子に座らず、一度席を立ち、少しでも体を動かしたり、異なる景色を意識的に見たりしましょう。長めの休憩時は可能な限りスクリーンを見ず、散歩をしたり、軽い運動、コーヒーを淹れる、食事を作るなど、意識的に、気分転換となる活動をするようにしましょう。

5. コネクト・つながりを保つ

テレワークの時ほど意識的に他の人と情報共有やアップデートをし、こまめにWebex Teams(ビジネスチャット)Webex Meeting(Web会議)、 電話などを活用し、周囲とのつながりを構築しましょう。業務の進捗報告や状況確認だけではなく、今置かれている状況に対する感情(楽しいこと、快適なこと、または苦労していることや課題感など)を上司や同僚と共有することも、孤独感や閉塞感を解消することに有効です。また何か不安や懸念があったら必ずマネージャーと相談しましょう。

なお、ミーティング時はWebex Meetingのビデオ機能をOnにするなど、よりつながりを感じる工夫をしましょう。

人と心のつながりを持つことは免疫力を高める効果があることも知られています。

6. 通勤時間分の時間を有効活用

通勤時間がないテレワークだからこそ、その時間をだらだらと過ごさず、目的を決めて有意義に過ごすことが重要です。

運動不足になりがちなテレワーク中だからこそ、ウォーキングやジョギング、ヨガなどの運動やストレッチをしたり、瞑想、読書、家族との時間を過ごす、その他自己研鑽の学習等、普段時間が取れずにできていないと感じる様々な活動、自分自身が今必要としていることは何なのか意識を傾け、有効に活用しましょう。

シスコでは社員の皆さんに、テレワーク環境で働くためのコツを共有してもらう取り組みを開始しました。会社から発信するだけでなく、社員同士が様々なアイディアを出し合い、お互いに学び合うことを目的としています。こちらも参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

 

皆さんがお持ちの効果的にテレワークを行うための Tips は?

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