Cisco Japan Blog
Share

競合製品には真似のできない Cisco DNA Center のネットワーク アシュアランスとアナリティクス機能


2019年8月26日


Rahul Tiwariこの記事は、シスコのエンタープライズ ワイヤレス ネットワーキング部門のテクニカル マーケティング エンジニアである Rahul Tiwari によるブログ「Cisco DNA Center’s Network Assurance and Analytics Leaves the Competition Behindpopup_icon(2019/7/3)の抄訳です。

ネットワーク アシュアランスに必要なものを本当にお持ちですか?今日のビジネスでは、ユーザ エクスペリエンスとアプリケーションの利用品質を保証できる、テンポの速い動的なネットワークが必要です。

今日のネットワークにはネットワーク アシュアランスが必要

ネットワークの正常性はネットワーク運用の重要な側面です。これまでネットワーク管理者は、ネットワークの監視機能により全体の健全性を把握してきました。ただしネットワーク全体を監視するには、断片的な可視性しか提供できない複数のツールを組み合わせて使う場面も多くありました。

しかし今やネットワークの規模が拡大し、ユーザ、モノ、アプリケーション、ネットワーク デバイスが激増したことで、関連イベントやデータの監視がかつてないほど複雑になっています。他にも、問題の再現が極めて困難になるという問題もあります。そのため一般的なネットワーク管理者は、複数のソースやツールからのデータの収集に対して、問題の分析やトラブルシューティングよりも多くの時間を費やしています。これらは IT とビジネスの両方の生産性に影響する問題です。

ネットワーク アシュアランスおよび分析ソリューションは、さまざまなソースから未加工のデータを取得し、ダッシュボードで実用的な分析情報として提示することで先述のような課題に対応します。つまり、データを急いで処理したり問題を再現したりすることなく、問題のタイプや重大度、影響を受けるクライアントの台数、問題の発生場所などを管理者が把握できるのです。

Cisco DNA アシュアランスの特徴

アシュアランス・アナリティクス製品の市場では、確立されたベンダーと新興ベンダーが乱立状態にあります。いずれのベンダーも完全なアシュアランス ソリューションを提供すると主張していますが、大半のアシュアランス製品はサイロ化されているため、ネットワークの包括的な可視性を提供できません。Cisco DNA アシュアランスは、ネットワーク全体から収集したリアルタイムのデータとテレメトリを基に、エンドツーエンドでコンテキストを認識したネットワーク分析情報を提供します。インテリジェント キャプチャ、センサーを活用したテスト、Apple Wi-Fi 分析など、単一のダッシュボードから多様な機能を利用できます。

シスコでは最近、Cisco AI Network Analytics を Cisco DNA Center に新たに追加しました。これにより機械学習をフル活用して問題を的確に特定し、より正確な修復ガイダンスを得られます。

Cisco DNA アシュアランスと競合製品の比較

Aruba 社のアシュアランス製品には、次 の3 つのワイヤレス アシュアランス ソリューションが個別で用意されています。

  • Aruba NetInsight:クラウドベースのアシュアランス プラットフォーム
  • Aruba User Experience Insight(旧称「Cape Networks」):
    センサーベースのアシュアランス プラットフォーム
  • Connectivity Health:Aruba Airwave プラットフォームの一部

Huawei 社は以下の 2 つのソリューションを提供しています。

  • CampusInsight:ネットワーク アシュアランス プラットフォーム
  • eSight:監視機能と基本的な診断機能を提供するネットワーク管理システム

 

Miercom 社による Cisco DNA アシュアランスのテスト

サードパーティ ベンダーの Miercom 社は、Cisco DNA Center、Huawei eSight、および Aruba Connectivity Health(いずれも一般顧客向け)を比較し、独立したレポートで結果を公開しました。Miercom 社は一般的なネットワークでよくある 4 つの問題について各プラットフォームをテストし、トラブルシューティングでネットワーク管理者にとってどれだけ役立つかを評価しました。

テスト内容

  • DHCP 関連の問題:DHCP プールが枯渇すると、クライアントがアクセス ポイントに接続しても IP アドレスを付与されず、通信できなくなります。その場合のクライアントへの対処方法がテストされました。
  • RF 関連の問題:アクセスポイントの 5 GHz 帯の信号が弱いため適切に接続できない場合、混雑した4 GHz 帯での接続を余儀なくされます。その場合のワイヤレス クライアントへの対処方法がテストされました。
  • プロアクティブなテスト:センサーを介して(およびセンサーを活用したテストによって)ネットワークをプロアクティブに監視し、起こり得る問題や異常を検出して解決できる能力が検証されました。
  • トラブルシューティング:パストレースなどのツールを介してネットワーク トポロジを調べ、問題が存在するデバイスまたはインターフェイスを隔離する効率がテストされました。

 

テスト結果

Cisco DNA Assurance

Cisco DNA Center は、テストされたプラットフォームの中で最高評価を得ました。各テスト ケースで詳細な根本原因分析を提供し、ステップごとの修復を提示できる能力が高く評価されたのです。

出典:Miercom

シスコのアクティブ センサーは、Aruba Connectivity Health Sensor と比べて 2 倍以上のテスト ケースに対応できました。デバイスの物理接続を正常性と共に可視化し、パス トレース ツールによる論理接続を可視化し、クライアントのエンドツーエンド接続を完全に表示できたのはシスコのソリューションだけでした。

競合製品:

Aruba 社の Connectivity Health は、一部のテスト ケースでは部分的に対応できました。ただし接続前の統計データを超えた情報は提供できず、ネットワーク問題の詳細な分析を提供する能力にも欠けています。Huawei eSight は、いくつかの RF 関連の問題を可視化しましたが、一般的なネットワーク監視ツールと同様に、ネットワーク管理者自身が問題を特定する必要があります。ダッシュボードに問題を表示し、迅速に問題を把握・解決できるシスコのソリューションとは対照的です。

業界をリードする Cisco DNA アシュアランスの特徴については、Miercom reportをダウンロードしてご覧ください。
Cisco DNA アーキテクチャにより完全なインテントベースのネットワークを実現できる仕組みについては、こちらをご覧ください。

この記事は、Cisco DNA Center シリーズの一部です。

 

Tags:
コメントを書く