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Webex:スマートでパーソナライズされた会議エクスペリエンスを創出


2019年7月1日


Javed Khanこの記事は、シスコのクラウド コラボレーション テクノロジー グループのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーである Javed Khan によるブログ「Webex: Create Smarter and More Personalized Meeting Experiencespopup_icon(2019/6/11)の抄訳です。

シスコは今週、ミーティング プロセスを自動化および簡略化し、会議効率を最大限に引き上げられる革新的な新機能を発表しました。シスコでは、ミーティングのホストから参加者、さらには IT 担当者に至るまで、あらゆる人にとってのミーティング エクスペリエンスを向上させたいと考えています。私たちの目標は、よりスマートで、より生産的で、よりパーソナライズされたミーティングを実現することです。そこでコグニティブ コラボレーションを使用すれば、チーム コラボレーションで豊富な関連情報を活用し、より深いつながりを構築できます。

「次世代ミーティングは、顧客にとって必須のものになりつつあります。
People Insights が生成するリアルタイム データは、顧客が強力な関係を迅速に構築するために役立ちます。これは AI によってミーティング体験を向上できるという良い例です」
– World Wide Technology 社ミーティング管理マネージャ Brandon Echele

 

ミーティング相手に関するプロファイルを表示

よりスマートなミーティングを実現するひとつの方法は、People Insights を使用することです。People Insights では参加者の情報をすばやく取得できます。People Insights は 3 月に発表popup_iconされましたが、今月からデスクトップ アプリ、モバイル アプリ、および Web アプリとして一般提供が開始されました。People Insights を個人的に気に入っている理由は、Google などのオンライン情報源に何時間も費やす手間と労力が省けるからです。People Insights は、ミーティング参加者すべての動的なプロファイルを作成し、Webex Meeting の参加者パネルに表示します。各自の情報は自分で設定ページから編集することができます。写真、経歴、ニュース記事、SNS リンク、ディレクトリー データ(勤務先が同じ場合)などが集約されるため、必要に応じて素早く確認できます。

参加者全員の顔に名前を表示

会議をよりスマートにする別の方法は、顔認識を使用することです。Webex デバイスをミーティングに使うと、ビデオ会議に登場する人の顔を自動でスキャンします。これにより、参加人数を計算できるだけでなく、
名前を判別することもできます。システムが使用する最初の手掛かりは、
会議参加者が設定ページでアップデートしたプロファイル写真です。Webex デバイスはその画像を記録し、各参加者に識別番号を付与します。ミーティングに参加すると、参加者の顔をシステムがスキャンし、同じアルゴリズムを使用して各参加者に識別番号を付与します。ここでの情報は暗号化された後、保存されている識別番号と照合されます。

アクション アイテムの見逃しを防止

Webex Meetings の別の機能は文字起こしです。個人的には、会議での発言を要約したり、重要なアクション アイテムについてフォローアップしたりする場面などで使用しています。この機能では、自然言語処理を使用することで、Webex Meeting の録音ファイルから高品質なトランスクリプトを作成します。Webex Meeting を録画・録音した場合は文字ファイルが保存され、録画・録音ファイルの再生中に表示されます。何をいつ話したかを確認する場合は、トランスクリプト内のテキストを検索できます。自分の名前などのキーワードで録画・録音ファイルを検索するだけで、自分やチームに割り当てられたアクションをすばやく確認できます。

コラボレーション ワークフロー ツールとの緊密な統合と相互運用

シスコ製と他社製のコラボレーション ソリューションをいかに連携させるかは、シスコが常に取り組んでいる課題です。このため最新リリースでは相互運用性を改善し、Microsoft、Google、Jira、および Zapier の各社が提供するサードパーティ ツールが新たにサポートされました。

たとえば、Microsoft Office アプリケーション内から Webex Meetings のコンテンツ共有機能を使う場合の操作性を改善しました。さらに、Microsoft Teams 内から手軽に Webex パーソナル ミーティング ルーム(PMR)を起動し、録画・録音を開始できるようにもなりました。Microsoft O365 アドオンによりミーティング予定を Exchange データから自動認識し、スケジュールの変更を自動的に同期することもできます。

今やフェーズ 2 に達した Google popup_iconサービスとの統合作業では、G-Suite ユーザ向けの改良が加えられました。PMR ミーティングやアドホック ミーティングのスケジュール設定といった重要な機能や、テンプレート、代替ホスト、オーディオ タイプ、コールインなどの詳細設定は、アドオン フレームワークで利用できるようになりました。これらは Google Calendar の [Webex ミーティング設定] から確認可能になる予定です。また、新たに Google Home と統合されたため、「会議の録音を再生して」や「ねえ Google、今日のミーティングのスケジュールを教えて」などと尋ねることができます。

IT 部門によるユーザ管理が向上

職場エクスペリエンスを向上させる重要な要素は IT です。IT マネージャを支援し、Webex の管理を容易にするため、いくつかの点で Webex が改良されています。

Webex Meetings では、公衆電話交換網(PSTN)を介してシームレスにコールインできるユーザを増やすため、グローバルなコールイン番号の提供国をさらに広げました。提供国が 200 近くに達した Webex は、Web 会議サービスの中でも最も広範なグローバル PSTN カバレッジを提供するソリューションです。今回の拡大により、会議参加者はこれまで以上に多くの国で PSTN からコールインで参加できるようになります。新たに提供が開始された国の中には、Webex Flex Meetings の基本サービスにより追加コストなしで利用できる 11 ヶ国も含まれています。それ以外の国では、通常番号とフリーダイヤルを追加料金でお使いいただけます。

最後にご紹介するのが Webex Control Hub です。これは IT 部門に診断機能だけでなく、ユーザやサービスの管理機能も提供します。個々の参加者を詳しく分析し、エンド ユーザのデバイスの動作を継続的に分析したり、特定のサービスに価値があるか(追加投資が必要か)を判断するため使用状況を確認したりすることもできます。この管理ポータルでは、Cisco Webex サービスおよび Webex ハイブリッド サービス(ハイブリッド コール サービス、ハイブリッド カレンダー サービス、ハイブリッド ディレクトリ サービス、ビデオ メッシュなど)のプロビジョニングと管理を行えます。

これらは、会議エクスペリエンスを改善する方法の一部にすぎません。最新バージョンの Webex で追加された機能の詳細については、コラボレーション ヘルプpopup_iconを参照するか、最新版の Webex を今すぐダウンロードしてお試しください。

 

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