この記事は、シスコのワールドワイド パートナー部門のシニアディレクターである Steve Benvenuto によるブログ「Cisco named a “Champion” in Canalys Cybersecurity Leadership Matrix 2019」(2019/6/19)の抄訳です。
サイバーセキュリティと技術的分析の業界リーダーとして知られる Canalys 社は、2019 年の Cybersecurity Leadership Matrix を発表しました。このランキングは、15 社のサイバーセキュリティ企業を、過去 12 カ月間の勢いとパフォーマンスで格付けしたものです。ランキングではチャネル パートナー独自のフィードバックと、Canalys 社のアナリストの意見が考慮されています。評価対象となった 15 社のうち、5 社は右上の「チャンピオン」に選ばれています。シスコの勢いと評価が認められたことは、チームとして本当に光栄です。
Canalys 社のサイバーセキュリティ分析では、市場へのルート、エンド ユーザ、およびソリューションの展開規模といった要素から、主要なサイバーセキュリティ ベンダーを選んでいます。分析では、5 つのセキュリティ セグメント(エンドポイント セキュリティ、ネットワーク セキュリティ、データ セキュリティ、脆弱性・セキュリティ分析、および Web・電子メール セキュリティ)に焦点を当てています。
シスコがチャンピオンに選ばれた理由について、レポートは「市場シェアをリードするだけでなく、シスコ パートナーにも継続的に投資し、製品間の統合販売を促進するために初期利益率を高く設定している」ことを挙げています。ランキングでは、シスコについて 2 つのメリットを挙げています。シスコ パートナーへの継続的な投資と、製品間の機能統合です。
同社が述べているように、シスコのセキュリティ製品は市場シェアでリーダー的存在です。その勢いを保つべく、シスコはパートナーと製品への投資を続けています。15 社のベンダーのうち、シスコの勢いは Juniper 社に次ぐ 2 番目の評価ですが、同社の最終評価は「チャンピオン」から外れています。シスコは、15 社すべてのベンダーの中で最高評価を獲得しています。つまり、シスコの勢いと製品評価を組み合わせた場合、比肩する企業がいないのです。その中心的な理由は、Canalys 社も認めているように、カスタマイズされたセキュリティ ソリューションをエンド ユーザに大規模展開できるパートナー企業への大型投資にあります。
別の点として、ランキングではシスコの製品横断的な統合販売を高く評価しています。サイバーセキュリティ企業は、シスコが誇る包括的なポートフォリオを提供していません。セキュリティ ソリューションには、Canalys 社が重視する 5 つのセグメント全体を強力にカバーすることが求められています。各セグメントから見て平均的なソリューションでセキュリティ ポートフォリオを構成すれば、平均的なソリューションしか完成しません。しかし、各セグメントで市場をリードするソリューションをシームレスに統合すれば、シスコのセキュリティ製品のような、トップレベルの包括的なサイバーセキュリティ体制を築けます。
Canalys 社はさらに、市場におけるソフトウェア セキュリティ ソリューションの存在感が増え続けるとも述べています。この傾向が高まるにつれ、Cisco Threat Response のような統合ツールや Cisco Defense Orchestrator のようなクラウドベースのファイアウォール管理ツールを含めた、包括的なソリューションの価値も高まります。どちらのソリューションも、ポリシー適用、脅威検出、および脅威対応を自動化し、IT 部門を強化します。
全体的に見て、これはシスコのセキュリティ チーム全体にとって嬉しいニュースです。シスコはパートナーの成功と収益性強化に努めています。今回のランキングは、シスコのセキュリティ製品がパートナーのビジネスを促進している別の証拠だと考えています。最新の プロモーションとインセンティブは、すべてこちらをご覧ください。シスコのセキュリティ製品に関する最新ニュースは、Security Hub か、パートナー向けのセキュリティ販売サイトからご確認ください。
Canalys 社の Cybersecurity Leadership Matrix 2019 レポートはこちらからご入手いただけます。