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ハドルの増加:俊敏なチームを 促進する新しいソリューション

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Sri Srinivasanこの記事は、Webex Meeting, Teams & Devices 担当 SVP 兼 GM である Sri Srinivasan によるブログ「Huddle Rising: New Solutions to Empower Agile Teamspopup_icon(2018/11/13)の抄訳です。

現在、仕事は移動型です。ナレッジ ワーカーは、自宅、デスクトップ、会議室、コーヒー ショップなどさまざまな場所で仕事をしています。最近の調査によると、ミレニアル世代は、働く場所や時間が自由に選べる場合、5 年間は同じ企業で働きたいと回答しています。1

柔軟性は、従業員の定着率以外にも価値をもたらします。柔軟性は、この破壊するか、または破壊されるかという環境における戦略でもあります。10 名の CEO のうち 6 名が、「俊敏性はビジネスの新たな通貨」という考えに同意しています。2組織の俊敏性を高めるために、階層が細かく分類され、小さなチームが非公式に柔軟性を持って仕事をするやり方が推進されています。

従来型のワークスペースは、テンポの速い非公式チームがミーティングをするために必要なワークフローをサポートする体制になっていません。そのため、ハドルスタイルの働き方が増えてきているのは当然のことで、ファシリティ マネージャと IT リーダー両方がこれらの非公式なミーティングに対応するオフィス スペースやツールを話題にしています。シスコでは、ハドル スペースを、最大 5 名まで収容可能な小規模オフィスまたはオープン スペースと定義づけています。Recon Research の調査によると、現在 2,000 万のハドルやスモール オフィスが存在し、2 桁の成長をみせています。

増加するハドル

シスコでは、ハドル スペースは職場変革の第一歩にすぎないと考えています。これは、ほぼ半数のハドル スペースには、コラボレーション技術がほとんど導入されていないからです。10 人のユーザのうち 8 人が現在のハドル スペースのコラボレーション ソリューションに不満を抱いています。多くの場合、部門マネージャが、少ない予算でさまざまなベンダーからチーム用のソリューションを購入しています。その結果、チーム メンバーのエクスペリエンスは不十分で一貫性のないものになり、企業全体のハドル ソリューションの管理と拡張という課題が IT 部門に突きつけられています。これらの課題は、成長と導入の推進を妨げます。

シスコは、あらゆる予算に対応する 1 つのソリューションで、使いやすく、管理しやすい統合ハドル ポートフォリオによってこれらの問題を解決します。容易なコンテンツ共有から明確な通信や共同作成までさまざまな用途に使えるソリューションを設計しました。

Cisco Webex Share を使ったコンテンツの共有

1 台のラップトップの周りに人が集まり、その後ろでスクリーンがアイドル状態になっている状況を経験していませんか。シスコはこの状況を解決しました。Cisco Webex Share は、スクリーンをワイヤレスのコンテンツ共有デバイスに変えます。Share デバイスをモニタに接続すると、Webex Teams によりラップトップにペアリングされます。クリックするだけで、プレゼンテーション、ワークシートなど、どのコンテンツでも共有できます。また、会議室の使用状況や、今後の予約状況も確認できます。Share はミーティングに対応します。リモートの参加者もコンテンツを共有したり、Webex Meetings や Webex Teams からミーティングに参加できます。

「Cisco Webex Share を利用することで、従来型の専用コラボレーション ルームを超える Cisco Webex エクスペリエンスをハドル スペースに拡張し、形式化できます。Webex Share はコンテンツをワイヤレスで共有できる手頃な価格のデバイスで、トレーニングやデバイスの拡張を世界中で行う必要がなくなります。当社のスタッフは Webex プラットフォームを使いこなしているため、ハドル ルームでシームレスなワイヤレス共有を有効にすることで、一貫性のある優れたユーザ エクスペリエンスを実現するだけでなく、コラボレーション ワークスペースの数も増えます。これは、当社にもシスコにも大きなメリットをもたらします」と A.T. Kerney 社、シニア ネットワーク アーキテクトの Kevin Rice 氏は述べています。

Webex Share は現在発注可能で、お届けは 1 月です。

Cisco Webex Room Kit Mini を使った明確な通信

Cisco Webex Room Kit Mini は、ビデオ コラボレーション向け Cisco Webex Room シリーズ ファミリの最新メンバーです。競合他社とは異なり、必要なのは、プレミアムな音声およびビデオ通信を提供するためのモニタだけです。コラボレーション技術に単一ベンダーを使うことで、ユーザ エクスペリエンスが向上し、セットアップしやすくなります。

Mini は、大きい会議室向けの Room Kits と同じ優れたユーザ エクスペリエンスを提供します。また、Room Kit と同じ Nvidia プロセッサを搭載し、Webex Assistant、顔認識、ノイズ抑制、およびミーティング参加者をフレーミングするのに最適なビューを有効にする、同様のインテリジェンスを備えています。ただし、ハドル スペース向けに、120 度の視覚角と目の前のゾーンだけから音をピックアップするビームフォーミング マイク アレイを備え、オープン スペースに最適な設計となっています。

Mini は、オンプレミスとクラウドどちらの環境でも利用できます。Cisco Webex Teams アプリと併用すると、Mini は、多くのプレミアムなエクスペリエンス、インテリジェント機能、ハドル エクスペリエンスの詳細な分析を提供します。

Mini はシスコ アプリ以外でも利用できます。この強力なデバイスには含まれている USB インターフェイスを使うことで、ミーティング出席者が自分のラップトップで使用するあらゆるビデオ コラボレーション アプリ(Skype for Business など)を改善できます。この場合、Mini は、プレミアムな音声、ビーム フォーミング マイク、人数カウント、最適なビューなどエクスペリエンスの向上に役立つ高度な機能のサブセットを提供します。

「私が最も感心したのは、Room Kit Mini と Webex Share ソリューションにより、Webex Teams やモバイル エクスペリエンスが顧客の環境の最も重要なコラボレーション分野に普及し、一貫性が促進される点です。これにより、魅力的な価格で Webex の機能を強化し、受賞経験のあるユーザ エクスペリエンスを拡張し、通常はビデオや共有に対応していない領域で生産性を改善できます」と、Tata Communications 社の UCaaS コラボレーション ソリューション、製品管理グローバル ディレクターである Chad Efford 氏は述べています。

Mini は、12 月から発注可能になります。

Webex Board での共同作業

Cisco Webex Board 55 は、ハドル スペース向けのオールインワン型ホワイトボード、プレゼンテーション デバイスおよびビデオ システムです。ローカル チームやリモート チームとともに、タッチスクリーンにアイデアをスケッチしたり、図面を編集できます。作成したものを保存して、Cisco Webex Teams スペースで参加者と共有できるため、情報を確実に利用し、簡単に共有できます。これらの機能を備えた Board 55 は、共同作成が重視される小規模なチーム ミーティングに最適です。

従業員と IT を考慮した設計

規模の大小にかかわらずどのスペースでも、コラボレーション ツールは使いやすく、直観的で、アクセス可能でなければ、導入されません。シスコのハドル ソリューションは、ワンボタン機能ですぐにミーティングを始めることができる緑のボタンを備え、簡単に利用できます。このエクスペリエンスは、大、中、小の会議室向けソリューションのポートフォリオ、および Cisco Webex アプリで一貫しているため、チーム メンバーに必要なのは、物理スペースまたは仮想スペースでミーティングを始める方法を知ることだけです。

同時に、ポートフォリオには、大規模な導入向けのセキュリティ、容易な管理および高度な分析も用意されています。ポートフォリオ全体で提供されるネイティブの分析を参考にして、組織の不動産チームは、スペースの最適化について次のような質問に回答できます。3 階のスペースを増やす必要があるか。スペースのサイズは適切か。チームはこれらのスペースでどのように技術を利用しているか。

プラットフォームのパワーを利用した構築

広範なシスコのポートフォリオの一部であることのメリットは他にもあります。ハドル デバイスは、アプリやデバイスと連携して、通話、ミーティング、およびチーム ツールを含むシスコの強力なコラボレーション プラットフォーム内で動作します。このプラットフォームは、Google や Microsoft の生産性スイートなどサードパーティ製ツールとも連携して、チームのワークストリームを容易にし、既存の投資を保護することができます。

幅広い Cisco Webex ポートフォリオに一連のハドル ソリューションが加わり、デバイスから役員室まであらゆる予算、用途、スペースに対応するソリューションで組織全体をデジタル化できるようになりました。これは、俊敏なチームが最大限の能力を発揮するための新たな働き方です。

シスコのハドル スペース ソリューションの詳細はこちら

2018 年デロイト ミレニアル世代調査 [英語]

2018 年 KPMG グローバル CEO 調査 [英語]

 

Authors

粕谷 一範

コラボレーションDX推進担当

アーキテクチャ&ソリューションズ コラボレーション事業

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