Gartner は、2018 年 11 月に発行したハイパーコンバージド インフラストラクチャの Magic Quadrant において、Cisco HyperFlex を「リーダー」に指名しました。2016 年 4 月の製品発表からわずか 2 年半、業界最速でリーダーのポジションに上り詰めることができました。
あいにくレポートは英語なのですが、Gartner のページで詳細を見ることができます。
Magic Quadrant for Hyperconverged Infrastructure
ご存じの方も多いと思いますが、Magic Quadrant とは、Gartner が調査カテゴリの製品やサービスの価値を見極め、対象企業のビジョン(理念)の完全性、実行能力の高さを相対的に評価して、わかりやすく 4 象限の図に表したものです。Magic Quadrant についてはこちらでご参照ください。
思い起こせば、昨年の Magic Quadrant では、シスコは「チャレンジャー」のポジションでした。HyperFlex の知名度もまだまだで、「シスコがハイパーコンバージド?」などと、よく言われたものでした。
Magic Quadrant の 「チャレンジャー」 のポジションというのは、実行能力は高く、優れた製品はあるものの、ビジョンが完全でない、つまりまだまだ市場に提案する能力が限られている、というところです。
実際にお客様とお話しすると、「HyperFlex はいい製品だとは思うけど、シスコさん、本当にこれからもちゃんと HCI をやり続けるの? すぐにやめたりしない?」と言われたことがありました。特に昨年まではシスコがこの市場に対して取り組む戦略や本気度が十分に浸透していない、という感じだったように思います。
そして今年はついに 「リーダー」 になりました!
「リーダー」 になったことは、Gartner (≒市場) からシスコのビジョンも実行能力も高いことが評価されたことを意味しており、HyperFlex が公にハイパーコンバージド インフラ製品として先行していたベンダー (Nutanix、Dell EMC、VMware) と同様、堂々トップベンダーの仲間入りができた、と言うことができます。
HyperFlex はすでに世界に 3,000 社を超える導入実績もあり、国内の実績も増え続けています。そして、当初は VDI 用途が多かったのですが、最近では高い性能が認められて、データベースなどを含む幅広い使われ方をしています。
これは、HyperFlex (ハイパーコンバージド インフラストラクチャ) は限られた用途向けというよりも、使いやすいオンプレミスのプラットフォームとして認められたことでもあり、さらに用途もお客様も拡大するだろうと感じます。
特に、HyperFlex と UCS (サーバ) のインテグレーションや、Intersight を使ったクラウドからの一元管理など、シスコ独自の機能もありますし、さらに今後大きな機能拡張を行う予定で、今以上に幅広い使い方をすることができるようになります。
もう 1 つ、ここで Cisco HyperFlex の最新情報です!
日本国内の最新の導入事例として、中央大学様の導入事例をご紹介します。
中央大学様では以前から VDI を導入されていましたが、授業開始時の同時ログインや、同時操作があったときなど、VDI のパフォーマンスに問題があったということです。さらに、Windows 7 のサポート終了が迫り、Windows 10 を導入するにあたっては、Windows 10 に対応したシステム環境することも必要になりました。
そこで、インフラ構成を従来の 3 層構造システムから根本的に見直し、VDI パフォーマンスの向上と、ストレージ スペースの効率化を目的に、ハイパーコンバージド インフラの検討を進め、Cisco HyperFlex をオール フラッシュ構成で導入されました。
詳しくは、こちらからご確認いただけます。
HyperFlex 導入事例:中央大学
https://www.cisco.com/c/ja_jp/about/case-studies-customer-success-stories/2016-chuo-u.html
パフォーマンスなどを検討するにあたっては、第三者機関が検証した他社製品を含む検証結果レポートも非常に有益だったということです。レポートはこちらから確認できますので、ぜひご確認ください。
HyperFlex のその他の導入事例については、こちらのページでご確認いただけます。https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/hyperconverged-infrastructure/hyperflex-customer-stories.html
ぜひ、今後も HyperFlex にご期待ください!