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シスコ IT インターンシップ プログラムはお客様の成功に貢献する


2018年12月12日


The English version of this blog is available at global Cisco blog:
https://blogs.cisco.com/ciscoit/customer-success-through-the-cisco-it-internship-program

Cisco on Cisco プログラムは、顧客、パートナー、および社内の従業員と IT の事例を共有することで、シスコ社内の様々なグループ間のコラボレーションを促進し、販売をサポートする重要なプログラムです。そのなかの 1 つであるシスコ IT インターシップ プログラムは、シスコのお客様またはパートナー企業から従業員(多くの場合は経験豊富な従業員またはマネージャ レベルの従業員)を指名し、これらの従業員にシスコの契約社員としてシスコ社内で一時的に入社してもらうプログラムです。これらの従業員には、2 ~ 6 週間にわたり、実際のシスコの仕事環境を体験してもらいます。

プログラムの詳細内容は、お客様の要件に合わせて設計され、実施されます。お客様によって、現在の IT 戦略、ステータス、および改善の機会が異なります。そのため、シスコ IT は、インターンシップ プログラムを構成する際に、お客様そしてシスコ営業チームとが連携し、シスコの技術・製品・サービスを学習、経験するのに役立つラーニング セッション、デモ、訪問ツアーなどの内容をお客様に提供します。この 3 年間で、日本の重要な民間企業や公的機関のお客様およびパートナー数社に本プログラムにご参加いただきました。

この記事では、富士通の例を取り上げ、このプログラムを通じてシスコ IT が自社の経験と知識をお客様とどのように共有し、営業チームを支援してきたかを説明します。富士通は世界最大の Internet of Things(IoT)企業のひとつで、長年にわたってシスコと重要なパートナーシップを築いてきました。企業規模はシスコと同程度で、世界中におよそ 16 万人の従業員(正社員、契約社員、パートナー企業の従業員を含む)がいます。シスコと同様、富士通はデジタル変革の真っ最中で、リモート勤務そしてコラボレーション技術の展開、オンプレミスからマルチクラウドへの移行、社内のサイバーセキュリティ プラットフォームとデータ保護プロセスの再構築を行っています。富士通の要件に合わせて、シスコ IT は、富士通の IT ミッションの促進を支援する以下のプログラム内容を構成および展開しました。

 

富士通の要件とシスコ IT インターンシップ プログラムの内容 プログラム実施結果と富士通のフィードバック
FY17  2017 年度

[富士通の要件]

データセンターのセキュリティ運用、システムのモニタリング、インフラストラクチャの設置など、シスコ IT の取り組みの理解、富士通とのギャップの分析、およびデータセンター運用方法の学習。

[インターンシップ プログラムの内容]
東京オフィスでラーニング セッションを実施し、インドと米国のオフィスを訪問する 6 週間のプログラム。

東京オフィス – IT ガバナンス、ITaaS、シスコ ネットワーク、DNA、SD-WAN、ネットワーク セキュリティ、Cisco IT Elastic Infrastructure Services(CITEIS)、アジャイルなどに関するラーニング セッション。

インド バンガロール オフィス – 安全ファシリティ オペレーション センター、オペレーション コマンド センター、およびセキュリティ運用ラーニング。

米国RTP(リサーチ トライアングル パーク)オフィス – データセンター ツアーへの参加、データセンター アーキテクチャと技術に関する学習、および RTP データセンターの現地 IT スタッフとの情報共有。

FY18  2018 年度

[富士通の要件]シスコのセキュリティ ガバナンス、セキュリティインシデントのモニタリング、管理およびセキュリティ マネジメント プロセスについての理解。

[インターシップ プログラムの内容]

東京オフィスでラーニング セッションを実施し、インドと上海のオフィスを訪問する 6 週間のプログラム。

東京オフィス – IT ガバナンス、セキュリティ & プライバシー保護委員会、サイバー セキュリティ、Cloud & Application Security Provider Remediation(CASPR)、Computer Security Incident Response Team(CSIRT)、Talos、およびデータ戦略に関するラーニングセッション。

インド バンガロール オフィス – InfoSec、CSIRT チーム、安全ファシリティオペレーションセンター、オペレーションコマンドセンター見学とスタッフ交流。

中国上海オフィス – Box セキュリティ、iCAM アプリケーション、エンド デバイス モニタリング、セキュリティ インシデント トラッキングと応答プロセス、および CASPR プロセスに関するラーニング セッション。

 

「インターシップ プログラムに参加する機会をいただき、シスコには大変感謝しております。シスコのネットワークアーキテクチャ、ネットワーク運用、IT セキュリティ、データセンターについて十分に理解することができました。日本のシスコ IT の皆様には大変お世話になり感謝いたします。」

「この経験を当社の今後のプロジェクト、シスコのソリューション、製品、ノウハウに生かしていきたいと思いますので、これからもご協力よろしくお願いします。」

(富士通からの感謝状)

営業チームとグロバールITチームのおかげで、富士通とシスコは今後も強固な関係を続けていきます。シスコ ITインターシッププログラムの特徴と強みについて纏めると以下のようになります。

  • 信頼性の高い体験とフィードバック。お客様の会社の従業員にはシスコのオフィス バッジ、PC などのコンピューティング デバイス、およびシスコのイントラネットへのアクセス権を提供します。お客様は、実際のシスコ社内全体の様子をご自分の目で見て体験できます。プログラム終了後に自社に持ち帰るフィードバックは、すべてお客様が実際に見て、感じ、学習した内容になります。
  • 十分な時間をかけて特定の要件に取り組む。シスコ IT は、プログラムのキックオフ前にお客様および営業チームと事前ミーティングを行います。各インターシップ プログラムは、お客様の現在の要件に基づいてカスタマイズされます。プログラムの内容は、お客様のIT戦略に合わせ、シスコ IT がシスコの技術、ツール、製品、プロセスを使って問題を解決する方法とのギャップ分析をお客様に提供します。数週間のシスコでの体験によって、参加いただいたお客様は十分な時間をかけて知識を吸収し、自社 IT ロードマップを改善する機会を挙げられます。
  • お客様との関係を構築する。事前のミーティングから、キックオフ、プログラムの実行、プログラムの完了まで、プログラムに参加者した両社の IT スタッフおよびマネージャは常に進捗状況をシェアし合います。両社の営業チーム、さまざまな分野のITチームおよびシニアマネージャがお互いを訪問し、両社はお互いの IT 戦略やミッションを理解するようになります。お客様側の参加者は、多くのシスコ IT チームと連携し、さまざまな IT 部門と良好な信頼関係を築くことができます。プログラム終了後も、シスコ IT はいつでもフォローアップ、Q&A およびお客様とのエンゲージメントに対応します。

シスコは 2019 年度の富士通インターシップ プログラムを間もなく展開する予定です。成果と最新情報のご報告をお待ちください。シスコ IT インターシップ プログラムの詳細については、itj-internship@cisco.com までお問い合せください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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