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アスリートの「戦い方改革」を支援するテクノロジー

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シスコがアスリートアンバサダーを発表!

はじめまして。シスコシステムズの山下です。新聞やネット、テレビ等でご覧になった方も多いかと思いますが、12 月 5 日にCisco アスリート アンバサダーの発表会が行われました。その様子をレポートしたいと思います。

シスコ アスリートアンバサダー発表会

シスコ アスリートアンバサダー発表会

当日、発表会の会場には石川佳純選手が登場し、「戦い方改革」のデモンストレーションを行いました。私は幸運にもこのデモンストレーションで石川選手のヒッティングパートナーを務めさせていただきました。一人の卓球プレーヤー兼ファンとして、世界でトップクラスの選手とプレーする貴重な機会を頂けたことに大変感謝しています。ラリーの中で 、フォアサイドを切るバックドライブを打たれ、ラケットに当てることもできませんでしたが、このバックドライブの切れ味は一生忘れられないでしょう(笑)

これからのテクノロジーとスポーツの関係

石川選手とのラリーはもちろんですが、戦い方改革を支援する新しいテクノロジーに触れたことも貴重な体験になりました。今回、デモを行ったテクノロジーの1つはデータスタジアム社の打球のトラッキングシステムとデータの可視化です。リアルタイムで打球の速度やコースが画面に表示され、これまでは感覚で理解していたものがデータとして可視化されるため、石川選手のコメントにもあるように選手にとっては「大きな武器」になると思います。

この「大きな武器」はトップ選手が戦術を検討する上で役に立つだけではなく、スポーツの楽しみ方も大きく変えるのではないでしょうか。ビデオカメラやスマートフォンの普及によって、卓球の試合会場では多くの人が自分のプレーを分析するために試合を録画しています。この映像をデータスタジアム社のトラッキングシステムで可視化することで、自分のプレーを客観的に分析できるようになります。

試合に負けるときは何らかの理由があり、その理由を分析し改善できた人が強くなれる(昔、コーチからよく言われました)のは当然のことですが、これまで理由を分析できずに上達への壁を感じていた私を含む一般のプレーヤーにも、もっと卓球を楽しめるチャンスがやってきたのではないでしょうか。可視化したデータを Cisco Spark でコーチやチームメートに共有し、一緒に改善策を検討することで、より好きなスポーツに打ち込めるのではないかと思います。

データスタジアム社のトラッキングシステム

データスタジアム社のトラッキングシステム

発表会の質疑応答で、卓球雑誌の記者からは「回転量も分かりますか?」と鋭い質問が飛んでいました。卓球に必要な各種データをトラッキングできるようになり、一般のプレーヤーが簡単に利用できるようになるにはまだ時間が必要かもしれませんが、テクノロジーをスポーツに応用することの関心の高さも感じることができました。

シスコは発表会の中で石川選手と張本選手を起用した理由として、卓球が「年齢や性別を問わず誰もが楽しめる、日本でも注目の高いスポーツ」であると説明しています。野球やサッカーなどメジャースポーツでは当たり前のシステムが卓球にも導入されていくことで、石川選手、張本選手の戦い方改革が進み、世界卓球やオリンピックで活躍する姿も楽しみですし、一般のプレーヤーがスポーツの新しい楽しみ方を発見する日も近いのではないでしょうか。

 

Cisco Spark Board にサインする石川選手

 

Cisco シスコ アスリート アンバサダーでは、記者会見のダイジェストをご覧いただけます。

Authors

山下 聖

システムズエンジニア

サービスプロバイダー事業

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