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「Interop Tokyo 2017」ShowNet レポート

- 2017年6月7日 9:00 PM

今年も「Interop Tokyo 2017」が幕張メッセにて開催中です。シスコでは、幅広い製品群と精鋭のエンジニアで Interop Tokyo を強力にサポートしています。

HotStage

ShowNet は各ベンダーが提供する機器の相互接続で構築されるライブネットワークです。HotStage と呼ばれる ShowNet 構築期間には、Interop 開催の 2 週間前から各ベンダーのスペシャリストが集い、机を並べながら NOC(Network Operation Center)メンパーとSTM(ShowNet Team Member)を中心として構築作業を進めます。各ベンダーが提供する最新機器を相互接続していく過程で、インターオペラビリティ(相互運用性)に関連したトラブルを解決し、ShowNet が構築されていきます。シスコは、HotStage の段階からワイヤレス製品やアクセス スイッチ等を提供し、ShowNet 構築メンバーのインフラを支えています。

今年のShowNetへ提供しているシスコ機器を、テクノロジ別にご紹介します。

コア ネットワーク

今年の ShowNet の目玉の 1 つであるファンクション プールでは、BGP FlowSpec を利用してトラフィックを VRF で区切られた複数の Function Slice に転送することでサービス チェイニングを実現しています。

シスコはこのファンクション プールに対し、IOS-XR 製品としては Cisco ASR 9904 と Cisco ASR 9001 を提供しています。

実績と拡張性を備えるキャリア向けルータである Cisco ASR 9904 は、今年もトマホークベースの 100G カードを搭載し、ファンクション プールにて BGP FlowSpec によるトラフィック転送をサポートしています。Cisco ASR 9001 は、ファンクションプール内部に設置され、2RU とコンパクトながら ShowNet に接続される全出展社のトラフィックを処理しています。

エクスターナルの箇所には、今年初出展となる Cisco NCS5501-SE を提供しています。1RU ながら 800Gbps の転送能力を持ち、100G 接続での WAN アグリゲーションとして利用されています。

IOS-XR の仮想ルータである Cisco IOS XRv 9000 ルータは、昨年に引き続きRoute Reflector として機能し、ShowNet のコア ネットワークを支えています。

シスコが提供している製品の目玉の1つとして、Cisco Network Services Orchestrater(NSO)があります。NSO は、複数ベンダーのエクスターナルのルータに対して eBGP 設定の自動化を行い、ネットワーク構築および運用面で、高いインターオペラビリティを実現しています。

セキュリティ

今年のシスコは、エンドポイントからクラウドまで、時代にあったセキュリティソリューションを ShowNet のなかでも幅広く提供しています。

次世代ファイアウォールである Cisco Firepower 93004100 では、業界最高水準の IPS エンジンである Snort でエクスプロイトを特定し、独自のシグネチャ自動チューニング機能で運用負荷を軽減しつつ高度な脅威の可視化を実現しています。

今回 ShowNet に機器を提供している出展社様の PC には、シスコのエンドポイント マルウェア対策製品である Cisco Advanced Malware Protection(AMP) for Endpoints を提供し、不審なファイルの侵入を防いでいます。また、セキュアなキャッシュ DNS サービスである Cisco Umbrella により、不正なドメイン、IP、URLへのアクセス、C2 への通信をブロックし、ユーザを保護しています。

Cisco CloudLock は重要情報のクラウドへのアップロードや、クレデンシャルの不正利用を検知できる CASB(Cloud Application Security Broker)のサービスです。27 万を超えるクラウド アプリケーションを判別可能で、今回の ShowNet では、どのようなクラウド アプリケーションが使われているかを可視化しています。

昨年に引き続きの出展となる Cisco Stealthwatch は、NetFlow を利用してリアルタイムにネットワークの正常な状態を学習し、不審な振る舞いを行うクライアントを検出します。

データセンター

データセンター スイッチからは Cisco Nexus 7700 シリーズCisco Nexus 9000 シリーズを複数提供しています。データセンター用途の枠を超えて、今年はファンクション プールや EVPN/VXLAN のトンネル エンドポイント(TEP)など、ShowNet の随所で活躍しています。

Cisco Nexus 7702 は 100G を 12 ポート収容可能な最新の M3 ラインカード(N77-M3312CQ-26L)を搭載しています。このM3ラインカードは、従来より多くのメモリを搭載しており、高いスペックを求められるShowNetのコアルータとして稼動しています。

Cisco Nexus 9000 シリーズ、 3000 シリーズでは、下記機材を提供しました。

  • Cisco Nexus 93180YC-EX
  • Cisco Nexus 93108TC-EX
  • Cisco Nexus 9372PX-E
  • Cisco Nexus 9236C
  • Cisco Nexus 3232C

また、ハイパーコンバージドインフラである HyperFlex は、内蔵のディスクにデータを分散配置させることが可能です。そのため、従来コンバージドインフラを利用し、仮想基盤を作る際に時間がかかっておりましたが、簡単に早く構築ができます。ShowNet では、DNS リゾルバや DHCP サーバなどインフラの構築に必要となる仮想サーバを動かす基盤として導入いたしました。

ワイヤレス

ワイヤレスでは、今回初出展となる Virtual BLE Beacon(vBLE)を提供しています。vBLEでは以下を提供し、複数の仮想ビーコンを1つのハードウェアで実現することが可能です。

  • 使いやすさ
  • 位置情報の提供
  • CMX Cloud によるクラウドベース マネージメント
  • モバイルアプリとの統合

vBLE は、ShowNet ラック エリアの各所に Beacon Point を設置し、複数の仮想ビーコンを各ラック付近に生成しています。仮想ビーコンを利用してタブレットに対してラック情報をプッシュし、ShowNet ツアーをサポートしています。ShowNet ツアーに参加する際はぜひ vBLEを確認してみてください。

今年も HotStage の段階から、高位機種である Cisco Aironet 3800 シリーズを提供し、ShowNet 構築メンバーや関係者の Wifi 環境をサポートしています。Aironet 3800 シリーズは、1 つのアクセス ポイントで 2 倍のエリアをカバーできるデュアル 5Ghz、Category 5e 以上のケーブルで 5Giga bps を実現する Mgig などの機能を搭載し、高密度環境にも耐えられるシスコのフラッグシップ アクセス ポイントとなっています。

コラボレーション

今回初出展となる Cisco Spark は、コラボレーションのための統合プラットフォームであり、ビジネス メッセージ、音声通話、ビデオ会議などのコラボレーション機能に加えて、ビデオ会議端末の相互接続を実現するゲートウェイ機能も利用できるクラウドサービスです。シスコ社内でも日常的に利用されており、社内での柔軟かつ円滑なコラボレーションを支えています。

今回の Hotstage では、Spark と Spark Board を使って朝晩のミーティング内容をホワイトボードに書き込んで共有したり、トラブルなどのチケットを Spark の API を使ってチームのスペースに通知するなど円滑な情報共有を可能にしました。

会期中は、NOC ルームそばの Ask NOC コーナーへ Spark Board を設置しています。Spark board を使って NOC への質問を書き込み、シスコが支えるコラボレーションをぜひ体験してください。

ご紹介した以外にも、Cisco ASR 920 シリーズでの PTP(Precision Time Protocol)精度測定や、マネジメントや出展社収容のアクセススイッチとして Cisco Catalyst 38503750、2900 シリーズなどを出展していたします。

今年は来場者の方々にも体験できる製品も提供しておりますので、ぜひ ShowNet ラックおよび シスコブース へお越しください。

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