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優れたデザインの裏に隠れた先端技術:Cisco Spark Board テクノロジー

- 2017年6月13日 9:00 PM

Jonathan Rosenbergこの記事は、シスコ フェローであり、バイス プレジデント兼 CTO である Jonathan Rosenberg によるブログ「The Brains Behind the Beauty: Cisco Spark Board Technologypopup_icon(2017/5/23)の抄訳です。

このたび Cisco Spark Board は、Red Dot Award の「Best of the Best」を受賞しました。今回の受賞について、プロダクト デザイナーの Torkel Mellingen は最近の投稿で、使い勝手の良いデザインの製品を提供するというシスコの目標が認められたと語っています。優れたデザインとは、表面的な部分に留まるものではありません。それは外観だけでなく、使用感も優れた製品を指します。

優れたデザインとは外観だけでなく、使用感も優れた製品を指します。

画期的なユーザ エクスペリエンスを実現するために、Cisco Spark Board では外からは見えない先端技術が数多く投入されています。この中でも特に重要なのが、音声トラッキング、Space バインディング、ワイヤレス共有の 3 つのテクノロジーです。

音声トラッキング

従来のビデオ会議システムでは、テーブルに設置したスタンドマイクや天井に取り付けたマイクによって音声を拾ってきました。しかし優れたコラボレーション テクノロジーを実現するには、いずれの方法もコストと手間がかかりすぎます。ここでの解決策は、外部マイクを使わずに高音質で音を拾える技術です。しかしこれは技術的にハードルが高い課題です。端末に組み込まれたマイクだけを使用して、多様な音源位置から雑音を取り除き、必要な音声だけを拾うのは非常に困難だからです。

シスコのオーディオ エンジニアはこれを実現するため、機械学習などによりアルゴリズムを改良してきました。その成果が、Cisco Spark Board の音声トラッキング機能です。音声トラッキングは、会議室で発言中の話者に指向性を向け、その声だけをピックアップできる Cisco Spark Board の新しいテクノロジーです。背景ノイズや反響音が低減され、発言が明瞭になります。

Space バインディング

すでにさまざまなデジタル ホワイトボードが市販されていますが、職場で十分に活用されているとは言えません。その理由を追求すると、最大の問題は、ホワイトボードの内容を保存する方法が見つからないことにあります。また、たとえ保存できたとしても、手順が面倒で、スマートフォンでホワイトボードを撮影するような手軽さとはほど遠いものでした。つまり劇的にシンプルな方法が求められていました。そこで Space バインディングの登場です。

Space バインディングは、Cisco Spark Board と Cisco Spark Space を連帯させるための機能です。Space バインディングにより次の 2 つのことが実現します。

  • Cisco Spark Space に投稿されたすべてのコンテンツが Spark Board からも利用できる。これは、Cisco Spark Space を物理的な環境に拡張したものだと言えるでしょう。
  • ホワイトボードが保存され継続的に更新される、デジタル ロケーションの提供。

これで保存に関する問題が解決されましたが、シスコはさらに一歩進め、Cisco Spark アプリケーションと関連クラウド サービスを Cisco Spark Board に統合することで、通話や会議に参加すると Cisco Spark Space のバインディングが自動的に実行されるようにしました。

他にも、Cisco Spark Board が設置された部屋から Cisco Spark アプリを操作してワンタッチでリンクできる機能もあります。こうした技術によって、ホワイトボードの内容を簡単に保存できるようになりました。(詳細については前回の投稿「White Boarding in Cisco Spark: Always Yours, Always Live, Always Secure(Cisco Spark のホワイトボード:常にライブかつセキュアにコンテンツを保存)」[英語] を参照)。

ワイヤレス共有

3 番目の最新技術はワイヤレス共有です。会議室内で画面を共有する際、大半は PC を HDMI ケーブルに接続しています。この方法は問題だらけであり、非常に不便です。唯一の利点は、従業員であってもゲストであっても、物理的な会議室内であれば誰でも利用できることです。シスコではこれをワイヤレス化することで、問題を完全に解消したいと考えました。しかしワイヤレスであっても、会議室内で誰でも使える必要性は変わりません。

その答えが、Cisco Spark のワイヤレス プレゼンテーション共有機能です。この機能により、世界中どこにいても、アプリケーションの共有ボタンを押すだけで PC 画面を共有できます。完全に別の IP ネットワークにいる場合でも同様です。これは、Cisco Spark クラウドの活用によって初めて実現できた機能です。つまりユーザが画面共有を開始すると、(他の会議と同様に)クラウドを介して会議室の Cisco Spark Board と接続されるわけです。これにより、ユーザがまったく別のネットワークにいても会議に参加できます。このシンプルさは、多数の複雑なソフトウェアを統合して実現しています。

音声トラッキング、Space バインディング、ワイヤレス共有という 3 つのテクノロジーは、Cisco Spark Board の優れたデザインの裏に隠れたイノベーションのごく一例です。比類ないユーザ エクスペリエンス(上司の Rowan Trollope によれば魔法のようなエクスペリエンス)は、業界をリードするデザインと技術的なイノベーションの融合により生まれます。そこで、優れたデザインと最新技術が出会うのです。

Spark にご注目ください。

Cisco Spark Board の詳細はこちら

 

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