この記事は、シスコ セキュリティ&トラスト グループのリーダーである John Stewart によるブログ「Cisco and NATO expand cyber security partnership」(2016/2/29)の抄訳です。
サイバー セキュリティの分野においては、協力関係がこれまでになく重要になっています。一社単独で護りきれるものではありません。セキュリティに関する知識があったとしても、それだけでは却って周りに迷惑をかける結果となります。 NATO とシスコは長年にわたってサイバー セキュリティのパートナーシップを結んできましたが、本日、協力関係の要となる部分について正式に提携することとなりました – 「情報共有」です。
NATO の Communications and Information Agency は、NATO のミッションをサポートするためのセキュアなシステムを構築しています。シスコはその製品、サービス、および分析力により、セキュリティにおけるグローバル リーダーとなっています。両者が協力することで、NATO に加盟する 28 ヵ国とシスコのお客様を保護するというミッションを、より確実に達成することができます。
シスコでは、同社発行の年次セキュリティ レポートに見られるようなセキュリティ トレンドは、
シスコの世界展開によるものと考えています。 また現在、民間・公共を問わず、すべての組織は、同じような攻撃にさらされていると理解しています。こうした攻撃に真っ向から対抗するには、研究機関、企業、政府によるチームワークが欠かせません。脅威データや防御方法に関する情報を交換することは、攻撃者を除く関係者全員のメリットになります。
シスコにとって、セキュリティは単なる製品ではありません。それは NATO にとっても、同様です。NATO もシスコも、セキュリティは、設計、効率性、さらに信頼性が一体となって初めて可能になると考えています。NATO とシスコの相互信頼により、脅威情報のすばやい共有が実現し、NATO のネットワーク、世界中のシスコのお客様、そして未来に向けたイノベーションの保護が実現します。