以前に「スマートウォッチとコラボレーション」というタイトルで、通知機能を利用した Cisco Jabber とスマートウォッチの連携をご紹介しました。 2015年12月にリリースされた Cisco Jabber for iPhone and iPad 11.5 および Cisco Jabber for Android 11.5 では、アプリケーション自身がスマートウォッチ対応となりました。その機能をご紹介します。
Cisco Jabber for iPhone and iPad と Apple Watch
Cisco Jabber が Apple Watch 上のアプリケーションとして表示され、さまざま機能が利用できるようになりました。Cisco Jabber を iPhone または iPad にインストールし、関連付けられた Apple Watch のアプリケーション一覧を開くと Cisco Jabber のアイコンが表示されます。
Cisco Jabber アイコンをタップすることでチャットの表示、履歴、プレゼンス変更ができるトップページが表示されます。
グランス ビュー
Apple Watch の文字盤の上で下から上へのスワイプすることで表示される「グランス ビュー」には、Cisco Jabber の未読メッセージや未応答着信、ステータスが表示されます。また、グランス ビュー の表示を 1回のタップするだけで、Cisco Jabber アプリを表示することができます。
通話
Cisco Jabber への着信を応答あるいは応答拒否したり、履歴からの発信することができます。
チャット
受信したメッセージを表示し、定型文または Siri による応答ができます。
プレゼンス
Cisco Jabber で表示するプレゼンスステータスを変更できます。
Cisco Jabber for Android と Android Wear
iPhone/iPad とApple Watch の関係と同じように Cisco Jabber for Android は Android Wear をサポートしており、Android Wear 上で Cisco Jabber アプリケーションを表示することができます。シスコで動作を確認している Android Wear は下記の 5機種です。
- Samsung Gear live
- LG G Watch R
- Sony SmartWatch 3
- LG Watch Urbane
- Moto 360
Cisco Jabber for Android がインストールされた Android デバイスに Android Wear が関連付けられていると、 Android Wear 上で Cisco Jabber アプリが選択できるようになります。
ホームページでの表示
Cisco Jabber をタップすることでチャットの表示、通話履歴が確認できるトップページが表示されます。
通話
Cisco Jabber への着信を応答あるいは応答拒否したり、履歴からの発信をすることができます。着信を応答するには右側の応答ボタンをスワイプします。拒否するには左側の拒否ボタンをスワイプします。
履歴から選択して発信することができます。
発信の状態も表示されます。
チャット
受信したメッセージを表示し、定型文または Google 音声入力による応答ができます。
次のようにチャットの一覧が表示されます。
ここからチャットの履歴の相手を選択すれば、過去の対話が表示されます。
メッセージに対する応答は、定型文、Google 音声入力、絵文字なども利用できます。
まとめ
Cisco Jabber 会議中に電話やチャットでの着信があったとき、スマートウォッチ上で発信元をすぐに確認できますので、電話の拒否や、受信したメッセージに定型文で即座に返信することができます。
Apple Watch と Android Wear に共通して言える利便性は、いちいちスマートフォンを取り出さなくてもアクションが取れるという点になります。
お手元にCisco Jabber とスマートウォッチがある方はぜひ試してみてくださいね。
参考資料
- Cisco Jabber for Android 11.5 User Guides – Android Wear [英語]
- Cisco Jabber for iPhone and iPad 11.5 User Guides – Apple Watch [英語]