10月15日(木)に、Cisco Networking Academy NetRiders Competitions(以下、NetRiders)CCNA コースの決勝戦であるRound 3が行われました。Round 3 では、アジア・パシフィック参加 17か国の各国で No.1 になった学生たちが、US のシスコ本社訪問をかけて競います。日本代表は、麻生情報ビジネス専門学校で学ぶ LI PING HE さんです。
決勝戦では、決勝戦の 24時間前に Packet Tracer ファイルと課題が競技者に送られ、その課題を解いた結果を、当日に Cisco Networking Academy の審査員に向けてテレプレゼンスでプレゼンテーションします。Cisco Networking Academy の審査員は 5名で、カリキュラムやプログラムを実際に作成している人々です。競技者は、自分のプレゼンテーションに加えて、審査員からの質問に回答していきます。約20分間のプレゼンテーションと質疑応答ですが、英語+ネットワーク知識+プレゼンテーション能力と、まさに総合力が要求されます。
Packet Tracerを利用した実技試験の後には、60分で100問を解く理論試験があります。理論試験はこれまでも実施していますが、今回は約 2年前に改定されたCCNA Routing & Switchingから多く出題されていること、またIntroduction to the Internet of Everything(IoE)コースからの出題があるなど、さらに難しくなっていました。
今回、日本代表として Round 3 に挑んだ LI PING HE さんに、競技終了後、競技の感想や英語の学び方などを伺いました。
Networking Academy(以下NA):チャレンジだと思うのは英語?問題の難易度?
LI PING HE(以下 HE):英語です。審査員もネイティブではないので聞き取りにくい部分がありました。ただ、言いたいことは伝わったと思っています。毎日機器に触れていますし、ネットワーク用語は理解できるので、問題は解くことは難しくはありませんでした。しかし質問が実践的だったので、用語だけで乗り越えられない部分があると感じました。
NA:競技の準備時間は?
HE:Packet Tracerの課題が24時間前に配布され、1日のうちに課題を解くわけですが、プレゼンテーション準備も含めて 3~4時間で課題を解くことはできました。理論試験については、一部 CCNP の範囲からの出題もありました。
NA:中国からの留学生で中国語・日本語・英語の 3か国語を話す HE さんは、どのようにして英語を学んでいるのでしょうか?
HE:私の母国である中国では、幼少のころから英語を勉強しています。現在は、英語圏へ留学している友人を通して、英語のコミュニケーションに努めています。普段の勉強法としては、忙しい学校生活の合間をぬって、できるだけ英語の音楽や映画に触れる機会を作るようにしています。
NA:何故、今回日本でトップになれたと思いますか?
HE:CCNA を勉強している学生は日本全国にたくさんいるはずです。英語で実施する競技に距離をおかずに、チャレンジして参加したからこそ、トップになれたのだと思います。
次回は、結果発表をレポートします。