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スマートウォッチとコラボレーション

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Apple Watch などのスマートウォッチが、より入手しやすいものになりつつあります。シスコのコラボレーション製品とスマートウォッチについて組み合わせで何ができるのか、考えてみたいと思います。今回は、Apple Watch で Cisco WebEx、さらにスマートウォッチ(Apple Watch / Sony SmartBand)で Cisco Jabber がどのように利用できるかを簡単にご紹介します。

Cisco WebEx と Apple Watch

Cisco WebEx はいつでもどこからでも参加できるシスコの Web 会議ソリューションです。スマートフォン、タブレットから、専用のビデオ会議端末まで簡単に会議の開催・参加ができます。

Cisco WebEx の iPhone / iPad 向けクライアントは バージョン 7.1 で Apple Watch に対応しました。Apple Watch 対応アプリケーションとして 会議を開始・終了、音声をミュート、ミュート解除する、参加者の一覧を表示する機能が備わっています。

シスコのコラボレーション製品としてはスマートウォッチに対応した最初のアプリケーションとなります。

https://www.youtube.com/watch?v=N8ofrhDOYFM

Apple Watch とペアリングしているスマートフォンに WebEx for Meetings 7.1 以降をインストールすると、Apple Watch で WebEx が利用できるようになります。使い方は簡単です。Apple Watch 上のアプリの一覧画面に表示されている WebEx のアイコンを選択してください。インスタント ミーティングの開催画面が表示されますので、それをタップするだけで、いつでもどこからでも会議を開催できます。

WebEx01

Cisco WebEx のパーソナル会議室 (PMR; Personal Meeting Room)をお使いの場合には自分の会議室を開くことができ、参加者は固定の URL / 番号で参加できます。どちらを使うかは、 WebEx の個人設定画面で決めることができます。

インスタント会議

インスタント会議

パーソナル会議室

パーソナル会議室

会議参加中には、音声をミュート、解除ができます。

音声通話

音声通話

ミュート中

ミュート中

WebEx 参加中に画面を「プレス」すると、参加者一覧および退出のメニューを呼び出すことができます。

メニュー

メニュー

参加者一覧

参加者一覧

以上のように Cisco WebEx の会議機能をスマートフォンに触ることなく利用できます。

Cisco Jabber と スマートウォッチ

Cisco WebEx と異なり、Cisco Spark や Cisco Jabber はスマートウォッチ向けの機能を特別に開発してはいません。ただし、標準装備されている、Apple iOS や Android の「通知機能」を利用すれば、メッセージをスマートウォッチ上に表示することができます。

私は Apple Watch と iPhone 、Sony Xperia Z3 と SmartBand Talk の組み合わせで通知が表示されることを確認しました。

この機能を利用するためには、最初にスマートフォンのスマートウォッチ管理アプリケーションで Cisco Jabber の通知設定を ON にします。

Xperia - SmartBand

Xperia – SmartBand

iPhone - Apple Watch

iPhone – Apple Watch

メッセージ通知を受けると時計上に表示されます。表示される条件は各種製品に依存します。

Sony SmartBand

Sony SmartBand

Apple Watch

Apple Watch

今回はCisco Jabber を利用していますが、 Cisco Spark についても同様に通知が表示されます。

スマートウォッチ使い方一考

スマートウォッチの普及とコラボレーションの組み合わせでどのような用途が考えられるでしょうか。

たとえば、オフィス内でのリアルタイム コミュニケーションにおいて、すぐにアクションが必要なメッセージなのか、あとで処理すべき問題なのかをスマートフォンやノート PC を開くことなく判断することができます。製造現場、メンテナンスの現場等にも活用の用途が広がります。スマートウォッチは両手を塞ぐことなく「気づき」を得られるツールです。現場でリアルタイムの「指示」を時計に表示させ、それに従って作業を進めることができます。

スマートウォッチに限らず、ウェアラブル デバイスによってコラボレーションがどのように変わっていくか。何か良いアイディアがあればこのポストにコメントをお願いします。

参考リンク

 

Authors

岩岸 優希

テクニカル ソリューションズ アーキテクト

コラボレーションアーキテクチャ事業

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