Cisco Networking Academy NetRiders Competitions(以下、NetRiders)の全日程が終了しました。競技会の結果は、NetRiders: Asia Pacific and Japan の NetRiders Wall of Fame で確認することができます(Round1 を除く)。10月15日に実施された Asia Pacific and Japan 2015 CCNA Skills Competition(NetRiders CCNA)の最終結果も発表されました。
今年度の NetRiders CCNA の 1位はマレーシアの学生、2位はオーストラリアの学生でした。この 2名が来年 1月にシスコ本社訪問を含むサンフランシスコ・サンノゼ研修旅行に招待されます。日本代表で出場した麻生情報ビジネス専門学校福岡校の LI PING HE さんは、参加者約 5,000名の中で第 18 位でした。おめでとうございます!HE さんには、シスコから表彰状が贈られました。
さて、ここからは、今回の NetRiders を振り返ります。
昨年までの NetRiders は、Cisco Academy 参加校単位でのチーム戦でした。そのため、学校側の判断によって参加が左右されていました。今年は個人戦に変更し、より多くの学生が参加できる仕組みをとりました。その結果、日本だけでも 94名、アジアパシフィック+日本で参加者が 5,000名を超え、大盛況のうちに終了することができました。
日本の参加学生は、大きく 2つに分かれていました。1 つは語学アレルギーの少ない留学生の個人参加、もう1つは学校単位での参加です。学校単位で参加していただいた日本工学院専門学校様や麻生情報ビジネス専門学校 福岡校の先生に、国際競技への参加を学校として進めていった背景や目的を伺いましたので、その内容を紹介します。
NetRiders の参加登録期間は6月15日から8月21日でした。日本工学院専門学校の学生がクラス単位で参加された背景には、先生から生徒へ「みんなで参加しよう」と勧めたことによります。
「個人の参加では Cisco Academy としてもイベントへ参加する勢いが出ないので、クラス単位で取り組むことにした。クラスで取り組んだことで、英語に尻込みしていた生徒も、クラスの雰囲気に引っ張られるように参加することになった」と、日本工学院専門学校 蒲田キャンパスの野口一徳先生からは参加の経緯をお話いただきました。
また同校の勝島貴之先生のお話ですと、Round 1 を終えた生徒から「意外に英文が読めた」「普段使っている用語が英語表記になっただけだったので問題が理解できた」との声があり、日本工学院専門学校の取り組みは成功だったとのことです。
前回のブログで、日本代表の HE さんから「CCNA を勉強している学生は日本全国にたくさんいるはずです。英語で実施する競技に距離をおかずに、チャレンジして参加したからこそ、トップになれたのだと思います」との声をいただきました。麻生情報ビジネス専門学校 福岡校の北原 聡先生は「より多くの生徒が、英語でのコミュニケーションにチャレンジしていくことが必要だと考えている。本校の学生が日本の代表になったことを、学校内の他の生徒を牽引するいい事例にして、校内の底上げにつなげていきたい」とおっしゃっています。
参加校の先生方は、国際競技に参加することによって、学生のレベルを向上させようとしています。NetRiders のような企業が運営するイベントにクラス単位で参加することで、外国語のコミュニケーションにチャレンジする機会を作るだけでなく、英語学習へのモチベーションにつなげることもできます。