-
企業ネットワーク・抽象化への取り組み
SDN2014年 6月に行われた Interop Tokyo 2014 では、企業向けポリシーコントローラの参考出展として、APIC エンタープライズ モジュールの紹介とデモを行いました。こちらのブログでも、前篇・後篇と二回に分けて紹介しました。 企業ネットワーク管理については、まだまだ実際のところ、Ping や SNMP(Simple Network Management Protocol)による装置管理が中心であるというお話をよく伺いますし、私もそうだと思います。ただ、この 5〜6年で、NetFlow や sFlow 技術を用いたフロー管理による可視化もようやく普及してきた感もあり、関連するお問い合わせも多くいただくようになっています。 加えて、データセンターや通信事業者のあいだで SDN(Software-Defined
続きを読む -
ルータもスイッチも、プラグ&プレイで楽々!…その1
ネットワーク管理IoE(Internet Of Everything)の世界では、モノをつなげるネットワークシステムの重要性も言うまでもなく益々高まっているといえます。それに伴い、柔軟な設定変更や動的なポリシー制御など、高度な技術も検討・開発・実装され、少しずつ広まっています。IoE の土台を支えるのは、ネットワーク システムでありネットワーク エンジニアですから、最新の機能を使いこなし、ネットワークの設計・展開・運用するというネットワークエンジニアへの期待も、きっと高まっているはず、ですね (^^) 「えっ、そんな時間、どこにあるの?日々の展開作業や運用作業、障害対応で時間がないよ!」という声が聞こえてきそうです。 そこで今日は、ネットワークエンジニアにとってきっと役に立つであろう、ルータやスイッチのプラグ&プレイインストールについて書きたいと思います。 プラグアンドプレイ機能 プラグ&プレイインストールは、ゼロタッチインストールといわれることもあります。これを利用すれば、コマンドラインや Web GUI を操作することなく、機器の設定を完了、機器のファームウェア(IOS)を指定のものに変更する、といった作業が完了します。素晴らしい!でも、なぜそれほど広まっていないんでしょうか。 欠点をあげると、この種の機能は、機能的にも歴史的にも対応装置によっても様々存在しているため、全体像を理解して取捨選択するのに苦労します。たとえば、歴史は古く、後ほど紹介する CNS Configuration Agent は IOS
続きを読む